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三井ホーム
特徴と坪単価(価格)



 

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(株)ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄

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三井ホームの価格(坪単価)

 

坪単価の目安


三井ホームは大手ハウスメーカーの中でもかなり高い部類になります。

住宅産業新聞の調べによると、
三井ホームの全国平均坪単価は97.2万円となっています 。

「規格住宅」「準規格住宅」「注文住宅」の
主に3段階の価格帯に分かれた商品が用意されています。

価格は違いますが、家の基本性能は一緒だとか。

以下は三井ホームの営業マンから直接聞いた、
各商品シリーズや設備についての価格(坪単価)をご紹介します。

 

 

シリーズ別の価格


 

規格住宅(バーリオ)

最も安い価格帯として、規格住宅があります。
その代表格が「バーリオ」という商品です。

坪単価の目安は、55万~65万円

間取りが90プラン用意されていて、プランの変更はほとんどできず、用意されたプランの中から選ぶしかありません。

仕様の選択肢が少なく、外観も5つのパターンしかありません。

もし、敷地に当てはまるプランがあれば、そこそこ手頃な価格で家が建てられます。

しかし、三井ホームの特徴の1つである、優秀な外部ブレーンの建築士やインテリアコーディネーターを活用するというメリットはなくなってしまいます。

バーリオの外観

三井ホームのカタログより

 

準規格住宅(マイレーヴ)

規格住宅よりも選択範囲が広い、準規格住宅があります。
その代表格が「マイレーヴ」です。

坪単価の目安は、60万~70万円

間取りは100プラン用意されていますが、かなり変更がききます
仕様の選択肢も規格住宅よりは豊富で、外観は10タイプのパターンが用意されています。

30~40代の比較的若い世帯をターゲットとした商品で、「マイレーブ」のモデルハウスは全国各地にあるようですが、注文住宅のモデルハウスと比べるとかなり見劣りしてしまいます。

逆に、その方が現実的で良いという評が多いと、営業マンは言っていました。

マイレーヴの外観

 

注文住宅

敷地の条件などにより、規格住宅も準規格住宅も難しい場合は
注文住宅で建てることになります。

営業マンの話では、注文住宅は「坪65万円から」との事でした。

でもそれは素うどんの状態。

かき揚げやネギ、卵などの最低限のトッピングすれば、
最低でも坪単価は、70万~80万円ぐらいと見た方がよいでしょう。

注文住宅の外観

 

 

ウェルブリースプラス(全館空調換気システム)


三井ホームはオプションで「ウェルブリースプラス」という東芝製の全館空調換気システムを用意していて、三井ホームで家を建てる人の7割が、このシステムを採用しているようです。

このシステムは第一種換気で、換気だけでなく、家中の空調と湿度調整もします。

(第一種換気というのは、給気も排気もファンを使って、強制的に換気する方式です)

このシステムにより、家中の温度が一定になります。
各部屋ごとの温度設定をすることはできませんが、1階と2階のフロアーごとであれば、設定できます。

価格は延床面積によって違ってきますが、150万~200万円ほど

家中が一定の温度になり、快適に生活できるということで、採用する人が多いようです。


このシステムで、ちょっと気になったのは音です。

実際にモデルハウスに行ってみると、回りの音が大きいので、それほど気にはならないのですが、もし夜、寝静まっていると、かなり気になるかも知れません。

そのモデルハウスのウェルブリースプラスが、たまたま音が大きかったのかも知れません。
採用する場合は、音についての確認をしてください。
もしかしたら設計する際に、寝室の近くには設置しないようにするなどの工夫が必要かも知れません。


ところで、このシステムを採用する場合、メンテナンス契約をしなくてはなりません
費用は年間1万2千円とのことなので、それほど負担にはなりません。

メンテナンス契約をすることで、消耗品や劣化した部品の交換を実費でしてくれます。

部品は業務用の製品と同じものを使っているので、生産中止になって入手できないということはないとのことでした。

ただ、空調の技術は日進月歩で開発が進んでいるので、部品を交換するだけで、その進歩についていけるとは到底思えません。

10年あるいは15年後に、今よりも格段に進歩したエアコンを横目に見ながら、旧態依然としたこのシステムを使い続けなくてはならなくなってしまいます。

私は、住宅の設備は、できるだけシンプルな方が良いと思うのですが‥‥。

 

 

標準の換気システム


三井ホームの標準仕様の換気システムは、
パイプファン(小型の換気扇)を使った、第三種換気です。

(第三種換気というのは、排気はファンを使って、
給気口にはファンは使わず、自然に給気する換気方式です)

第三種換気の場合、家の気密性がかなり良くないと
上手く換気することができません。

気密性が悪く、隙間が多いと、
排気ファンの近辺の隙間から空気が入り込んでしまい、
本来空気が入ってきて欲しい給気口からは
ほとんど空気が入ってこないことになってしまいます。

三井ホームはツーバイフォーなので、
気密性が良いとは言うものの、
特に気密施工はしておらず、気密測定もしていないので、
充分な気密性は期待できないかもしれません。

ちなみに第三種換気で換気するのでしたら、
最低でもC値が2.0以下の気密性が必要です。

※C値とは、(別名、隙間相当面積)
住宅の気密性能を表す数値で、床面積1平方メートルに対し、
どれだけの隙間があるかを数値で表します。
数値が小さいほど、隙間が少ない事になり、
気密性能が良いという事になります。


三井ホームで家を建てる場合、
標準の換気システムでは、計画通りの換気ができない事もあり得ます。
可能であれば、先にご紹介した、第一種換気の
「ウェルブリースプラス」を採用する方が良いかも知れません。

 

 

 

三井ホームの営業スタイル

 

外部ブレーンの建築士やインテリアコーディネーター


三井ホームで最も特徴的なのが、打合せに参加する建築士やインテリアコーディネータが、外部ブレーンだということです。

他社の場合、建築士は自社の社員なのですが、建築士の資格は持っているものの、ただのサラリーマンです。

独立して自力で渡り歩いている建築士とは、気概が違いますし、レベルも違います。

三井ホームは、そんな外部ブレーンの建築士を
積極的に使っているということで、提案力やデザイン的センスには期待が持てそうです

 

 

極端な値引きに注意


一般的な評判では、三井ホームは紳士的で、あまり値引きはしてこないと言われているようです。

しかし、私は昔、工務店に勤めていたころに何度か、三井ホームと競合したことがあり、信じられないようなスゴイ値引きをする状況に遭遇したことがあります。

それもナンと、600~700万という値引きでした。

結局、その値引きにより、三井ホームと契約をする事になったのですが、そのような極端な値引きは、要注意です。

その方からお聞きした、三井ホームに対する評判は、結局、値引きした分は、契約した後に、あれやこれやと仕様変更や追加工事を余儀なくされ、最終的には当初の予算よりかなりオーバーしてしまうのがオチだという事でした。

独立して今の仕事をするようになってからも、同じような相談が、何度かありました。

 

 

 

三井ホームの特徴

 

日本でいち早くツーバイフォー工法を採用し、ツーバイフォーのリーディングカンパニーを自負しています。
設立当初から、外観やインテリアなどのデザインには力を入れていて、お洒落な洋風の生活スタイルを日本に浸透させてきた立役者と言っても過言ではありません。

そんな三井ホームも、昔と比べると、テレビコマーシャルの量はかなり減って、着工数もかなり減ったようです。
そのため、リストラを推し進めたようで、三井ホームの設計士やビルダーが、地元でツーバイフォー工法を手掛ける中小工務店にドンドン流出し、結果、日本のツーバイフォー工法の底上げになったように思います。

 

 

三井ホームの断熱、気密性


C値:公表されていません
Q値:1.42(プレミアムエコ仕様)
UA値:0.43

気密性を表すC値は公表されていませんが
元々、ツーバイフォー工法は気密性に優れた工法なので、ある程度期待はできそうです。

断熱性を表すQ値UA値はなかなか良い数値です。

ちなみにZEH(ゼロエネルギー住宅)の断熱基準は次のようになっています。

ZEH(ゼロエネルギー住宅)の基準

 

 

屋根の断熱に優れたSDパネル


三井ホームの最大の特長は、屋根にSDパネルという、
ひじょうに断熱性を備えたパネルを採用していることです。

SDパネルは、
発泡ポリスチレンの断熱材を、構造用面材でサンドイッチしたもので、
真夏の日射で屋根が照りつけられても、
2階が暑くなるようなことはありません。

ただし、気密測定などは特にしておらず、
全棟に気密測定をしているセキスイハイムや一条工務店と比べると、
高断熱高気密に対する姿勢は、今1つという感は否めません。

 

 

デザインセンス


北米生まれのツーバイフォー工法ということもあり、
会社設立当初から、洋風のデザインを積極的に取り入れ、
高級でお洒落というイメージを確立しました

デザインには力を入れていて、
特にインテリアコーディネーターの資格試験が制定されたのも
主に三井ホームの働きかけによるものでした。

ですから、三井ホームのモデルハウスを見ると、
大手ハウスメーカーの中では
外観もインテリアもセンスの良さが、際立っているように思います。

外壁の仕上げとして、最もよく採用されているサイディングではなく、
意匠性を重視して、ラスモルタル仕上げを頻繁に採用しています。

ただ、贅を尽くしたモデルハウスとは違い
予算に厳しい面がある人の場合、
どこまでそのデザインセンスが反映できるかは分かりませんが。

 

 

制震装置は扱っていません


免震装置は地震の揺れを大きく吸収し、
震度7の大地震が来ても、ダイニングテーブルの上のワイングラスからワインがこぼれない程の効果があります。

しかし、価格が300万円以上もするため、ほとんど採用されることがありませんでした。

そこで、免震装置に変わって出てきたのが制震装置です。
制震装置は免震装置ほどの効果はありませんが、家の倒壊を防いだり、家具の転倒を防ぐ程度に減震してくれます。

そして価格も数十万円程度なので、大手ハウスメーカーは各社オプションで制震装置を揃え、ウリの1つにしています。

しかし、三井ホームは制震装置を扱っていません。
それには理由があります。

三井ホームはツーバイフォー工法だからです。

制震装置は地震によって建物が変形するのを利用して、地震の揺れを吸収する仕組みになっています。

ところがツーバイフォー工法は構造的に変形しにくく、制震装置を設置しても、ほとんど揺れを吸収することができません。

そんな訳で制震装置を扱っていないのですが、ツーバイフォー工法と似たような木質パネル工法のミサワホームは「MGEO」という制震装置をウリにしています。

ミサワホームも変形しにくい構造なので、「MGEO」を設置しても、意味がないのではないかと感じるのですが・・・ 。

ともかく、三井ホームは工法の特性から、制震ではなく、耐震を前面に出しています

 

 

 

三井ホームの口コミ

三井ホームの口コミの記事は別ページです。
下記よりご覧ください

  • 三井ホームの口コミ|主婦と建てた人からの評価
    三井ホームのモデルハウスを訪問た主婦からの口コミを紹介。主婦の視点で評価。実際に建てた人からの投稿もあります。
    さすがのインテリアセンス。二十数坪の家に「ウェルブリースプラス」?「ウェルブリースプラス」が故障したら?極端な値引きにご用心。・・・などなど。

 

 

三井ホームに関する評判や口コミを募集します

三井ホームで家づくりを検討している方々のために、
ご参考になるような実際にあったお話しを教えてください。

悪い話しでも結構ですし、三井ホームで建てて良かったというお話しも歓迎です。

ぜひ、こちらの問合せフォームから、情報をお寄せください。

 

三井ホームの歴史

三井ホームの歴史の記事は別ページです。
下記よりご覧ください

 

 

 

三井ホームの総評

総じて、設計やインテリアのセンスが良いという感じはします。

それ以外にもう一つ。

実は以前、三井ホームさんには申し訳ないのですが、
一般客を装って、偵察したことがあります。

その時、営業マンがこの様なことを言ってました。

「ウチは高価格の商品も、低価格の商品も、
基本的な構造は全く一緒です。
積水ハウスさんは、価格帯によって、構造が違います。」

確かに、三井ホームは
ツーバイフォー工法の専業メーカーですから・・・。

それもメリットと言えなくはないですが、
それよりツーバイフォー工法がオープン工法というのが
もっと大きなメリットだと思います。

オープン工法は
工法のノウハウが全て公開されていて、誰でも扱う事がでます。

在来工法もオープン工法です。

ですから、もし将来、リフォームや不具合の補修などで、
構造体自体を触らなければならない時、
三井ホームじゃなくても、近所の工務店でも対応できます。

しかし、他のハウスメーカーのほとんどは、
独自の工法で、クローズドになっているので
そのハウスメーカーでなければ構造体を触る事ができません。

仮に30年後、もしそのハウスメーカーが存在していなかったら・・・。

 

 

 

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