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ダイワハウスは売上業界ナンバーワンのハウスメーカーです。
外張り断熱仕様の『XEVO(ジーヴォ)』を中心にして展開しています。
戸建て住宅だけではなく、
賃貸住宅や商業施設、事業施設など多角的に展開し、
グループ会社ではホテルやリゾート施設の運営していたり、
はたまた、ロイヤルホームセンターを全国展開しています。
ダイワハウスはもはやデベロッパーと言った方が良いかも知れませんが、
ハウスメーカーとしてのダイワハウスの真価は、いかなるものでしょうか。
ダイワハウスのモデルハウス
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★坪単価の目安
ダイワハウスは規格住宅が充実しています。
間取りも仕様も決まっていて、 変更はほとんどできません。
その代わり、坪単価55~65万円ほどで、
プレハブ住宅としては、比較的安い価格になっています。もし、敷地と自分たちの要望にピッタリ納まるプランがあれば、お得かもしれません
一方、注文住宅となると、インタビューに答えてくれた営業マンの話しでは
坪単価70~80万円ぐらいで、 他のプレハブ住宅のハウスメーカーと同様に高額です。
高いからといって、規格住宅より豪華な仕様という訳ではありません。
キッチンはLIXIL、クリナップ、パナソニック。
システムバスは、TOTO、INAX から選べます。
1階の窓ガラスは、標準で全て防犯ガラス。
防犯が気になる人には魅力的ですね。ただ、2階の窓でも、足掛かりがあると侵入される可能性があります。
プランによっては2階にも防犯ガラスが必要な窓も出てくるかもしれないので、
その辺りは慎重に検討してください。
制震装置はオプションで、価格は1棟当たり30万円ほど。
xevoΣでは標準仕様となっています。ちなみに、住宅産業新聞の調べによると、
大和ハウスの全国平均坪単価は88.5万円となっているので
ハウスメーカーの中では、普通の値段です。
ところで、「ダイワハウスの歴史」の中でも述べていますが、
ダイワハウスの礎を築いた、1959年発売の「ミゼットハウス」のように
創業当初は、拡大する住宅需要に応えるために 工場で大量生産し、
均一で高品質な住宅を安く提供することが目的でした。
ダイワハウスに限らず、積水ハウスや、セキスイハイム、ミサワホーム、
パナホームなど、プレハブ住宅メーカーのほとんどが
その目的のために創業をして
広告宣伝により大量に集客をして
家を建てたら、それで終わりというような感じでした。
しかし現在は一般消費者の要望は多様化し、
大量生産では多様化に応えるのは難しい状況なり、
日本の住宅価格を非常に高くする元凶になっているように思えます。ただ、ダイワハウスはハウスメーカーというよりも
会社としてはデベロッパーとしての色合いの方が濃いので、
分譲宅地に規格住宅を建てるという形であれば
大量生産のメリットが出てくるかもしれません。
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聞くところによると営業マンには正社員と歩合給社員がいるようです。
歩合給社員は、色々なハウスメーカーを渡り歩いてきた人もいれば、
まったく住宅とは関係のないところから来た人もいるようで、
そのスキルにはかなりのバラツキがあります。住宅に対しての専門性よりも
販売に関しての専門性が強いと言えるでしょう。
生え抜きの正社員であれば、
一様に皆紳士的で、丁寧に接してくれる事が期待できます。
比較的若い人は、正社員である可能性が高いでしょう。でも、30代後半以上の人だと歩合給社員の可能性もあります。
その場合、その営業マンのスキルがいかなるものか、慎重に見極め、
住宅に関しての知識に乏しいようであれば、パスして
別の営業マンに変えてもらう事を考えた方が良いかも知れません。
ダイワハウスは、積水ハウスと同様に、
営業マン主導で事が進んでいきます。
ですから、担当営業マンの良し悪しが大きく左右しますので
よく見極めるようにしてください。
★ダイワハウスの断熱、気密性
C値:公表していません
Q値:2.19(3地域)~2.22(4地域)(XEVO GranWood)
UA値:公表していません
ちなみにZEH(ゼロエネルギー住宅)の断熱基準は次のようになっています。
★ハウスメーカーからデベロッパーへ
ダイワハウスの売上の内、戸建住宅の割合は2割以下です。
賃貸住宅や商業施設、事業施設など、
戸建て住宅以外で収益を伸ばしています。少子高齢化により、住宅の需要減少の流れに逆らう訳にはいかず、
事業の多角化を図り、ハウスメーカーからデベロッパーへシフトしています。他のハウスメーカーも多角化を図っていますが、
ダイワハウスはどこよりも強力にその流れを推し進めています。
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★XEVO(ジーヴォ)が標準
『XEVO(ジーヴォ)』と称する外張り断熱仕様を
全面に展開しています。
今、ダイワハウスの主力商品は全て、
この『XEVO(ジーヴォ)』が標準装備となって、
平成11年省エネ基準(温熱等級4)をクリアしています。
ただ、外張り断熱とは言っていますが、
確かに木造の商品は外張り断熱で、基礎断熱も外張りになっています。
しかし、鉄骨造は純粋な外張り断熱ではなく、
充填断熱(内断熱)との併用になっています。
外張りしている断熱材は、グラスウールを圧縮した、
厚さ1cm程度のモノなので、補助的な断熱というような感じです。
鉄骨住宅の最大のウイークポイントは、
鉄が非常に熱を伝えやすい材料だというところにあります。
ですから、夏の暑さや冬の寒さが鉄の柱を伝わって、
ドンドン家の中に入ってきてしまいます。
でも、柱の外側に断熱材を張ることで、 その点が大きく改善されています。
他の鉄骨系のハウスメーカーには無い、
最大の特長がこの『XEVO(ジーヴォ)』です。
また、ZEH(ゼッチ)に対応したワンランク上の「ハイクラスプラス・エクストラ」という断熱仕様も用意されています。
大和ハウスHPより拝借
★ダイワハウスの一押しは xevoΣ
ダイワハウスが一押しの商品が『xevoΣ』です。
グッドデザイン賞や日経産業新聞賞を受賞しています。
外張り断熱仕様の 『XEVO(ジーヴォ)』はもちろんですが、
通常の 『XEVO(ジーヴォ)』よりも、断熱材が厚くなっています。
最大の特長は
Σ状の断面の部材が地震の揺れを効果的に吸収し、
構造体や外壁の損傷を最小限に抑える役目をします。
また、最大幅7メートル10センチの大開口が可能で
天井高は2メートル72センチが標準です。
(一般的な天井高は2メートル40センチです)
確かに大開口は魅力的ですが、窓が大きいと
その分、家の中から外へ出ていく熱量も多くなるので、
温熱環境を重視する場合は、その辺りに注意してください。
『xevoΣ』の外壁は光触媒がコーティングされていて、
外壁に付着した汚れを、太陽光の紫外線で分解し、雨で洗い流されます。
大和ハウスHPより拝借
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★ダイワハウスの商品
ダイワハウスの商品体系は大きく分けて次の4つになります。
鉄骨系の商品
XEVO Σ(ジーボシグマ)
ダイワハウスの主力商品です。XEVOと∑については、すでに前述したとおりです。
外張り断熱と大開口や天井高を特徴としています。
skye (スカイエ)
3階建て、4階建て、5階建て向けの商品で、重量鉄骨造です。
XEVOの仕様にはなっていません。賃貸、あるいは店舗併用住宅などに対応しています。
木造系の商品
XEVO GranWood(ジーボ グランウッド)
木質系の主力商品です。断熱はスチレンフォームによる外張り断熱で、充填断熱の塀用にグレードアップする事もできます。
構造は在来工法で金具で接合しています。
基礎は打ち継ぎの無いシームレス基礎でシロアリの侵入を防ぎ、
外壁材は目地の無いシームレス外壁を採用する事で、高耐久を実現しています。
(目地のコーキングが劣化しやすい箇所になります)
PREMIUM GranWood(プレミアム グランウッド)
ジーボ グランウッドよりもワンランク上の仕様になっています。
主には制振装置が設置されていたり、
断熱仕様も外張り断熱と充填断熱の併用で、外張り断熱のスチレンフォームの厚さが3倍になっています。
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★フレッシュエアデザイン
大和ハウス独自の24時間換気に空気浄化装置を組み合わせたシステムです。
24時間換気自体は全熱交換のような機能がある訳ではなく、
単純に空気を入れ替えるだけのようです。化学物質対策として、F★★★★の建材を標準仕様となっていますが、
これについても、特別な仕様ではありません。「空気浄化ef」と称する空気清浄装置により、
アレルギー源となるハウスダストの除去と
水蒸気の急速排気をします。また、除菌イオンを発生させて、カビ菌を抑制するようです。
このシステムが悪いとは言いませんが、
大和ハウスは空気環境に関しては
あまり力を入れていないように見受けられます。
★太陽光発電 太陽割
大和ハウスの太陽光発電が、他社と比べて特に違いはありませんが、
「太陽割」という割引キャンペーンがあります。太陽割には次の条件があります。
D-HEMSの採用
エネルギーの見える化と空調や玄関ドアなどを集中管理をするシステムダイワファミリークラブへの入会
ダイワハウスのオーナー向けのサポートサービス割引率は上記の条件を満たすだけで10%OFF。
2kW以上5kW未満の導入で20%OFF。
5kW以上7kW未満の導入で30%OFF。
7kW以上の導入で40%OFF.
となっているので、太陽光発電に興味がおありの方は
一度、検討してみても良いかも知れませんね。
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★アフターサポート AQ ASSET(エーキュー・アセット)
ダイワハウスではアフターサポートを
AQ ASSET(エーキュー・アセット)と称し、長期保証を謳っています。商品や部位によって保証期間は違うのですが、
軽量鉄骨造XEVOシリーズの「主要構造体」に関しては、 初期保証が20年間、
その後10年毎に有料の点検とメンテナンスを受ける事で
最長50年間、保証してもらえます。有料の点検自体は5万円ですが、
メンテナンスが必要な場合はそれなりの出費となるでしょう。また、ネット上で見ると、ダイワハウスのアフターサポートについては
あまり良い評判にはなっていない感じですね。
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弊社に寄せられたダイワハウスに関してのご相談や提供して頂いた情報をご紹介します。
ダイワハウスの評判を示すうえで、どうしても悪い評判に偏ってしまいますし、ここでご紹介した事例のみで全体としての評判を語れるものでは無い事は十分承知しておりますが、
実際にあった事としてご紹介致します。
評判の事例
★私のところに届いた告発メール
ダイワハウスの工場で働いていたらしい人から来た内情を告発するメールをご紹介します。
―――――――――ここから――――――――
私は、大和ハウスの○○工場の下請け企業に
かつて勤務していた者ですが、
基本構造部材のラーメン構造をつかさどる鉄骨梁を
フォークリフトで運搬中に落下させてしまい、
鉄骨接続部を変形させてしまったオペレーターが、
その塑性変形した部材をパイプレンチで矯正し、
そのまま出荷しているのを何度も見ました。強度不足はあきらかであり、
この会社の耐震性は信用できません。
私は、この接続部の薄さに注目しており、
この部分は、塑性変形などを考慮しなくても設計ミスであると信じます。購入をやめた方が得策ですよ(*^^)v
―――――――――ここまで――――――――
実際のメールの画像をこちらでご覧いただけます。
ダイワハウスで家づくりを検討している方々のために、
ご参考になるような実際にあったお話しを教えてください。
悪い話しでも結構ですし、ダイワハウスで建てて良かったというお話しも歓迎です。
ぜひ、こちらの問合せファームから、情報をお寄せください。
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コンシェルジェの奥さんがハウスメーカーを厳しくチェック!
主婦の独自の目線からダイワハウスを評価します。
★店舗が得意みたい
今回訪ねたダイワハウスのモデルハウスは、京都の五条住宅展示場です。
玄関に入ると正面には、
鉄骨で組んだ、重厚でモダンな階段が出迎えてくれます。
玄関ホールの裏へ回ると、まるで料亭のような、モダンな和室。
2階に上がると目を引くのが、ガラス張りの浴室に隣接した、
やたらに広い洗面脱衣室。
確かにお洒落。
‥‥‥でも、どこを見ても、何か違和感を感じる。
「家」じゃなくて、「お店」って感じがして、落ち着かない。
そういえば、近所の「ラーメン屋」さん!
工事中にダイワハウスの看板が出ていた。
近所の「ローソン」もそうだった。
ダイワハウスのモデルハウス外観
ダイワハウスのモデルハウス
国道1号線沿の「くら寿司」(回転寿司)も
ダイワハウスが工事していた。
そうか!
ダイワハウスは店舗設計が得意なのね。
でも、一般の家を工事しているところを見た覚えがない。
近所では、積水ハウスやヘーベルハウス、住友林業は良く見るけど‥。
もしかして、普通の家を設計するのは苦手なんじゃないの?
このモデルハウスの内装を見ていると、そんな気がする。
きっと、ダイワハウスに家を建ててもらうと、
「お店」みたいな家になっちゃうのかも。
私は、
ラーメン屋や回転寿司みたいな家には住みたくな~い。(≧ヘ≦)
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★『XEVO(ジーヴォ)』って名前になってる!?
ダイワハウスの商品名には XEVO(ジーヴォ)って名前が必ず付いている・・・?XEVO(ジーヴォ)って外張り断熱の仕様のことらしいんですけど、
何年か前にダイワハウスへお邪魔した時には付いてなかったのに。以前は確か「グラン○○○」というような感じで、
商品名の頭に「グラン」が付いていたと思うんですけど、
「グラン」が「ジーヴォ」に変わっちゃったのね。でも木造の商品には昔ながらの「グラン」も「ジーヴォ」も付いてる・・・。
あれ?、何か木造の商品が増えているんじゃないの?
以前お邪魔した時には、木造の商品は出たばっかりで、
あまり売れていないような事を言ってましたけど、
もしかして売れているの?
ダイワハウスの木造の商品は、標準でXEVO (ジーヴォ)の仕様らしいから
外張り断熱になっているってことなのね。確かにそれはたのハウスメーカーの木造とは差別化できているとは思うけど、
なんとなく思いの外、断熱材が薄いような気がするんですけど・・・。そう思うのは、私だけ・・・?
★特長ないのが特徴
それにしても、ダイワハウスの人には悪いけど、あまりパッとしない。
ジーヴォ以外は、はっきり言って、これといった特長がない。
積水ハウスは戸建て住宅のナンバーワンのメーカー。
ヘーベルハウスは頑強な構造。
住友林業は木の家。
どのハウスメーカーも、
それなりの特長を活かした家づくりをしているけど、
ダイワハウスって、そういうのが何もない。
強いて言えば、特長がないのが特徴って事ね。
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そのハウスメーカーの成り立ちやルーツは、どんなハウスメーカーなのかを知るための手がかりとなります。
ダイワハウスの発祥の地は奈良県です。
大和(ヤマト)の地で創業したことから、その社名が付けられました。
ダイワハウスの創業者は石橋信夫氏です。
石橋氏は戦争中に下半身マヒの重傷を負い、 何とかその怪我から復活したものの、 終戦後はシベリアの収容所で3年間の捕虜生活を送り、 想像を絶する拷問に耐えました。その過酷な体験から 「その瞬間、その瞬間を悔いなく生きることの大切さを知った」と、 自叙伝の中で述べています。
帰国後、実兄と共にダイワハウス工業を設立。
そして、ダイワハウスの礎を築いたのが、 何と言っても、1959年に発売した「ミゼットハウス」でした。
その名を聞くと 団塊の世代の人は、懐かしく思う方もいらっしゃるでしょう。
当時、戦後のベビーブームにより、 学校や家は子供たちで溢れかえっていました。
ですから、勉強部屋などなかなか持てるはずもなく、 子供たちの夢は「自分の部屋が欲しい」というものでした。そんな夢を叶えるべく誕生したのが、 庭に6畳の小屋を3時間で建ててしまう「ミゼットハウス」です。
これがプレハブ住宅の原点となりました。「ミゼットハウス」の「ミゼット」は 言わずと知れたダイハツの三輪自動車から取った名です。
当時、ダイハツのミゼットが大ヒットし、「ミゼット」という言葉は 「お手軽で小さいモノ」を指す代名詞のように使われていました。
しかし、今でしたらダイハツから訴えられそうな話ですね。ともかく、家族で始めたこの小さな会社は やがて日本有数の住宅メーカーへと成長していったのでした。
1959年に発売した
ダイワハウスの「ミゼットハウス」
良質住宅研究所HPより拝借
妻の言う通り、ダイワハウスには、これといった特長がないですね。
良く言えば、癖がないといえるかも知れません。
以前は
テレビコマーシャルは面白いけど、
実際にダイワハウスの家を見ても、魅力を感じる人はほとんどいないのでは‥‥?
と思うほどでしたが、XEVO(ジーヴォ)が登場して以来、チョッと違ってきたかもしれません。ただ、せっかく他社とは違った断熱方法を採用するのであれば、
もう少し断熱性能を上げてほしいところです。
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