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★坪単価の目安
対応してくれた営業マンの話では
サンヨーホームズの坪単価の目安は55万~65万円。ハウスメーカーとしてはそれほど高い価格ではないですね。
しかも、この中には太陽光発電をはじめ、
光触媒の外壁材が標準仕様として含まれているとの事です。また、他のプレハブのハウスメーカーと比べると、
構造体や内外装などでチョッとずつグレードが高くなっています。なんとなくパナホームを意識しているようにも思います。
割と値ごろ感があるように感じますね。
★エコと健康がテーマ
太陽光発電を標準装備としていることからも分かるように、
エコに対して積極的な提案をしています。ガラスコーティングの屋根材や光触媒の外壁材などは
単に汚れにくいということだけでなく、 耐候性に優れているので、
葺替えや張替の頻度を少なくすることで、
その分、廃材の出る量が少なくなるという狙いがあるようです。また、リフォームが容易にできる構造にすることで、
建て替えなくてもいいようにしています。これも、建て替えで発生する廃材のことを意識してのことです。
その他にも、壁面緑化や雨水タンクといった提案もしています。
30年間の買取保証も、
家のリサイクルということですし、
エコに対しては、単にエネルギー収支の観点だけではなく
資源の有効活用といった他社よりも突っ込んだ取り組みをしています。また、健康に対しても色々なアピールをしています。
自然素材で作られた調湿壁紙が標準仕様です。
(これはパナソニックホームズを意識しているのかも知れません)オプションとして、珪藻土やINAXのエコカラットなども 積極的に提案しているようです。
ただ、健康に対しての取り組みは、
アピールしている割には平均的なレベルで、今一つといった感じがしました。
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★買い取り保証システム
サンヨーホームズの営業スタイルは、
他のハウスメーカーと比べて特筆すべき点はありませんが、
他社に先駆けて、30年間買取保証をしてくれるところが面白いです。買い取りの条件として、
サンヨーホームズが指定する定期点検とメンテナンスを受けていることと、
「太陽光発電+オール電化住宅」であることとなっています。買い取り価格は、
土地と建物を別々に査定するようになっていて、
土地については購入時の市場価格の95%。建物は、たとえば2700万円で新築した場合、
築10年で810万円、
築30年で210万円程で買い取ることになるとか。通常、家を売りに出す場合、
建物は20年もすると、評価が0になってしまいますが、
これは、うれしいですね。
★少しずつ他社と差別化をしています
以前は、他社と同様に、
デザインのテイスト別に商品を構成していたのですが、
現在は、その商品構成はやめ、
ライフスタイルから選ぶようになっているようです。○○シリーズのような商品別けはしていません。
特に商品のラインナップがなくても、
太陽光発電をはじめとして、
色々なところで、少しずつ他社との差別化を図っているので、
営業トークには事欠かないといった感じです。
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サンヨーホームズは、何か突出した特徴は無いのですが
他のハウスメーカーよりも、色々な面で、ちょっとずつ上の仕様になっているというのが特徴です。
★サンヨーホームズの断熱、気密性
C値:公表されていません
Q値:1.9
UA値:0.5
ちなみにZEH(ゼロエネルギー住宅)の断熱基準は次のようになっています。
★発電効率NO.1の太陽光発電
サンヨーホームズは全棟「太陽光発電+オール電化」が標準です。
全商品に標準装備としているハウスメーカーは他にありません。
当然、採用している太陽光発電は 元の親会社だった三洋電機製です。日本では、三洋電機(現在はパナソニック)の他にシャープと京セラが太陽光発電を販売していて、 この3社で、国内シェアのほとんどが占められています。
元三洋電機の太陽光発電は、他の2社よりも価格が高めです。
そのためでしょうか、 元三洋電機の国内シェアは3社の中では最も低くなっています。しかし、シャープと京セラの太陽光発電は多結晶シリコンなのに対し、 唯一、元三洋電機は単結晶シリコンで、しかも不純物が少なく、 世界一の発電効率を実現しています。
そのため、元三洋電機の太陽光発電は 発電した電力により、イニシャルコストを回収するのに、 通常、14~15年ほど掛かるところを、 その半分の7~8年で回収できるようです。
海外では、元三洋電機のシェアが大きく、 特にドイツへの輸出実績は一番です。
太陽光発電をご検討されている方には、 元三洋電機の太陽光発電であるパナソニックの太陽光発電がお勧めです。
★頑強な構造体
サンヨーホームズの構造体は、 軽量鉄骨のプレハブ住宅ですが、重量鉄骨並に頑強で、 最大100畳の大空間まで可能だとか。
さらに、外壁以外の間仕切り壁は、 先に天井や床の下地材を施工してから設けています。
つまり将来、リフォームをして間取りを変更したい場合でも、 外壁以外の壁は自由に取り外したり、移動することができます。
スケルトン&インフィル住宅という訳です。
★光触媒の外壁材が標準
サンヨーホームズは光触媒の外壁材が標準です。
汚れが光によって分解され、雨で流れおちるというものです。
ノーメンテで、いつまでも美しい状態を保つことができます。さらに、屋根材はガラスコーティングがされていて、 通常、10年で色あせてしまうものが、 30年間、色あせしないという優れものです。
また、屋根の谷部には、ステンレス製の谷樋を使用するなど、 細部に渡って、耐久性への配慮が伺えます。
耐久性を高め、長持ちさせることで、 メンテで発生する廃材を少なくしようという意図があるようです。
★断熱性を体感してみると
モデルハウスを訪問した日は、日中30度を超える暑い日でした。
サンヨーホームズを訪問する直前に、 三菱地所ホームのモデルハウスに行きました。
三菱地所ホームが自慢していた高断熱高気密がどれほどのものか 確かめに行ったのですが、 モデルハウスのどの場所に行っても、温度が一定で涼しく、 小屋裏部屋でさえ快適でした。
それを体感した後だっただけに、 サンヨーホームズのモデルハウスの温熱環境は、チョッと不快に感じました。
エアコンの近くは涼しいのですが、 エアコンの風を感じて、あまり気持ちよくありませんし、 エアコンから離れた場所では、蒸し暑さを感じました。
ただ、公表されている数値を見る限りでは、
ZEH(ゼッチ)の東北地方の基準をクリアしているので悪い訳ではないのですが・・・。三菱地所ホームは玄関ドアをしっかり閉めていて、サンヨーホームズではガラス張りの自動ドアというのも影響しているのかも知れません。
★サンヨーホームズの換気システム
以前、私がモデルハウスにお邪魔した時点では、
サンヨーホームズの換気システムは各部屋ごとの局所換気でした。その時、これはいただけないと思ったのですが、
現在は多くのハウスメーカーが標準の換気システムとして採用している
パイプファンという小型の換気扇を使った第3種換気なのですが、
それにプラスして主寝室は熱交換型の局所換気扇が標準で付くようなので
それ辺りは、他社よりワンランク上ですね。
標準仕様の換気システムの他に、
1階と2階の各フロアーごとに熱交換型の換気ユニットを設置する
換気システムが用意されています。しかし、標準の換気システムよりはマシですが、
どれだけ換気して、熱交換してくれるのか、
チョッと頼りない感じがします。標準の換気システムよりプラス20万円ぐらいでしたら
採用しても良いかも知れませんね。
それ以外にも、パラディアという
本格的な換気システムも用意されています。全館空調も組み込まれたシステムなので
家中の温度差が無くなり、かなり快適な温熱環境が得られるでしょう。価格としては100万円近くアップする事になると思われるので
もし、予算的に許されるのであれば
パラディアを採用する事をお勧めします。
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サンヨーホームズについて、私の耳には良い評判も悪い評判も入ってきていません。
着工数がそれほど多くないからかもしれません。
サンヨーホームズで家づくりを検討している方々のために、
ご参考になるような実際にあったお話しを教えてください。
悪い話しでも結構ですし、サンヨーホームズで建てて良かったというお話しも歓迎です。
ぜひ、こちらの問合せファームから、情報をお寄せください。
これまで
クボタハウス→三洋ホームズ→サンヨーホームズ
と変遷してきました。
★クボタの歴史
前身のクボタハウスの親会社だった(株)クボタは住宅建材から農業機械やディーゼルエンジンなど、 手広く事業を行っていますが、元は鋳物工場がスタートでした。
創業は1890年、兵庫県尼崎で鋳物の水道用鉄管を製造し それを足がかりに、鋳物によるエンジンの製造や耕うん機の製造など、 事業の幅を広げていきました。
1957年には住宅建材の分野に進出し、 屋根材のカラーベストを製造するようになるのですが、 この時使用していたアスベストによる健康被害が発覚し、 社会問題となったことは記憶に新しいところです。
そして、さらに多角化を進め、 1969年にはクボタハウスを発足し、住宅業界へと進出。
しかし、バブル崩壊以降、クボタハウスは不振が続き、 三洋電機へ株式を譲渡。
屋根材と外壁材の事業はパナソニックと提携し、 KMEW(ケイミュー)という会社で存続させています。
★三洋電機の歴史
三洋電機の創業者は井植歳男(いうえとしお)氏。
彼は松下幸之助の義理の弟で、当初は松下電器に就職します。
戦時中に海軍の要請で軍用船の製造を松下電器が請け負い、 その指揮を任されたのが井植でした。
そのため、戦後、GHQにより松下電器を追放されてしまいました。
そこで松下幸之助から、のれん分けのような恰好で、 自転車用発電ランプの製造権を譲り受け、 三洋電機が誕生しました。
その後、洗濯機では国内トップシェアになり、 松下電器と肩を並べるまでになったのですが、 近年はパナソニックの傘下に入り、白物家電の部門は中国の企業に買収され、 サンヨーのブランドは無くなってしまいました。
そんな中、 三洋ホームズはパナソニックからは離れLIXILなどの資本を受けサンヨーホームズと改名しました。
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コンシェルジェの奥さんがハウスメーカーを厳しくチェック
★太陽電池はイイんじゃない
モデルハウスに入って いきなり目に飛び込んできたのが ダイニングテーブルの上でクルクル回っている CDみたいな2つの円盤‥‥。
何かと思ったら、太陽光電池の実験装置だとか。
ダイニングの照明の光で発電して、 クルクル回してるみたい。
でも、少し回るスピードが違う‥‥。
聞けば 片方は元三洋電機製(現パナソニック)で もう片方は他社の太陽光電池だとか‥‥。元三洋電機(現パナソニック)の太陽光電池の方が少し早く回ってる。
営業マンが照明の光を遮って影を作ると‥‥ 他社の太陽電池の方は止まってしまったのに、 三洋電機(現パナソニック)の方は動いてる。
なるほど、それだけ発電効率がイイってわけね。
元三洋電機(現パナソニック)の太陽電池は 他社とは製造方法が違うらしく、 日本ではこの製造方法で作っているのは三洋電機(現パナソニック)だけとか。
この太陽光電池が標準で付いているというのは ポイント高いんじゃない‥‥。
他のハウスメーカーだったら、 たいがいシャープか京セラ製だから元三洋電機製(現パナソニック)は選べない。でも、工務店で家を建てる人は自由に選べるから 太陽光電池を付けるんだったら、ぜひ元三洋電機製(現パナソニック)を採用すべきね。
価格は他社製よりも高いみたい。
でも、他社製だとイニシャルコストを回収するのに 20年ぐらいかかっちゃうけど、 元三洋電機製(現パナソニック)だったら発電効率がイイから、 その半分ぐらいで回収できちゃうとか。それだったら、地球のためじゃなくて、 家計のために付けられますね。
★30年間の買取保証はうれしいかも
もう一つ、私の興味を引いたのは 30年間の買取保証。
普通、建物って20年もすると価値は「ゼロ」でしょ。
それをちゃんと建物の価値も評価して 買い取ってくれることを約束するなんて、 なかなかイイ制度じゃないの。我が家も、老後は 南の暖かいところで、小さな家に住み替えて、 のんびり余生を過ごしたいとか思っているし、 こういう制度があると、うれしいかも。
でも、30年後にサンヨーホームズが無くなってたら、どうなるの? やっぱ、安心できないかも‥‥。
★それ以外には、何の特徴もありません
太陽光発電や買取保証は、確かに面白いけど、 肝心の家自体はチョッと‥‥。
旦那のコンシェルジェ高田は、 またしても営業マンから、事細かに説明してもらって頷いていたけど、 私にはどうでもいいことばっかり。
以前訪問したトヨタホームも特徴が無かったけど、 サンヨーホームズもそんな感じ。
モデルハウスの外観を見ただけでも、 「何の特徴もないですよ~」っていうオーラが出てます。
太陽光発電や買取保証があるだけ、 トヨタホームよりは、まだマシかも知れません。
ナンか私のド肝を抜くようなところを見せてくれないと、 書くことがなくて困るんですけど‥‥。
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太陽光発電に力を入れているというところが、唯一の特徴ではありますが、 それ以外のところでは、いまひとつアピールが弱いように思えます。
他のプレハブメーカーと比べても、 そん色ない、いや、少し上のスペックではあるのですが、 消費者にあまり魅力的には映らないでしょう。
住宅着工数の減少で、 競争が激化する住宅業界で生き残るためにも、 今の状況のままでは苦戦を強いられそうです。
今後の魅力ある商品開発を期待したいです。
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