隙間相当面積(C値)とは【住宅建築用語の意味】

家づくりを応援する情報サイト


家づくりを応援するサイトのトップへ

>>隙間相当面積(C値)とは【住宅建築用語の意味】

 

 

 

隙間相当面積(すきまそうとうめんせき)とは、
C値とも言い、家の気密性(隙間の量)を示す指標。

家全体にある隙間面積(cm2)を延べ床面積(m2)で割ったもので、
単位はcm2/m2

この数字が小さいほど気密性が高い事を表します。

かつて隙間相当面積(C値)は次世代省エネルギー基準で、次の表のように規定されています。 

 

 

隙間相当面積(C値)の基準

ただし、現在はこの基準が撤廃されています

 

 

家全体にある隙間相当面積(C値)は気密測定によって調べることができます。

測定方法は
室内の空気を測定器のファンで強制的に外に吐き出します。
この時に生じる室外と室内の気圧差と風量を測定することにより、
すきま面積を算出することができます。

 

気密測定の様子

スマートハウスの概略

 

高気密にすることでのメリットは次の通り。

  1. 熱の出入りが少なくなり、冷暖房費の節約になる。
  2. 計画換気でつねに新鮮な空気を入れ、汚れた空気を排出でる。
  3. 湿気の出入りが少なくなり、住まいの湿度管理が容易になる。
  4. 湿度管理(除湿)が容易になると、カビ・ダニの発生を大幅に抑制できる。
  5. 家全体の遮音性能が高まり、室内を静かな環境に保てる。

 

隙間相当面積(C値)
1980年(昭和55年)にエネルギー使用を合理化するための法律ができたことで、
省エネルギー基準が設けられることになり、
住宅の気密性能を示す数値として隙間相当面積(C値)
ができました。

 

隙間相当面積(C値)で住宅の気密性能を表すのは日本だけで、
国際的には「50Paの差圧時の漏気回数」で基準が決められていて、
スウェーデン建築基準では3.0回/h・50pa、カナダR-2000住宅基準では1.5回/h・50paとなっています。

「50Paの差圧時の漏気回数」と隙間相当面積(C値)はある程度の相関はしますが、
かなり尺度が違うので、それぞれの数値を置き換えることはできません。

「50Paの差圧時の漏気回数」が3.0回/h・50paであれば、
隙間相当面積(C値)で2.0を下回ることができるでしょう。

いずれにせよ、日本の次世代省エネ基準で定められていた隙間相当面積(C値)よりも
スゥエーデンやカナダの基準の方が厳しいのは確かです。

 

 

 

 

 

 

 

 ★オススメの記事

 

 

このページのトップへ ↑ 


住宅のサポートへ
問合せへ

 

このホームページに記載してある情報は自由に使用ていただいて結構です。 ただ、WEB上で転用される場合は、 「家づくりを応援する情報サイト」からの転用である事を記載して、 更に、このホームページへのリンクをしてください。 どうかよろしくお願いします。

このサイトの管理者
株式会社ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄
京都市東山区泉涌寺東林町37-7

株式会社ポラリス・ハウジングサービスは「住宅相見積サービス」を運営し、京都・滋賀・大阪・奈良で注文住宅を建てる人を第三者の立場でサポートする会社です。

会社概要  個人情報保護について

 

 

 

 

▲Page Top