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隙間相当面積(すきまそうとうめんせき)とは、
C値とも言い、家の気密性(隙間の量)を示す指標。
家全体にある隙間面積(cm2)を延べ床面積(m2)で割ったもので、
単位はcm2/m2
この数字が小さいほど気密性が高い事を表します。
かつて隙間相当面積(C値)は次世代省エネルギー基準で、次の表のように規定されています。
ただし、現在はこの基準が撤廃されています。
家全体にある隙間相当面積(C値)は気密測定によって調べることができます。
測定方法は
室内の空気を測定器のファンで強制的に外に吐き出します。
この時に生じる室外と室内の気圧差と風量を測定することにより、
すきま面積を算出することができます。
気密測定の様子
高気密にすることでのメリットは次の通り。
隙間相当面積(C値)は
1980年(昭和55年)にエネルギー使用を合理化するための法律ができたことで、
省エネルギー基準が設けられることになり、
住宅の気密性能を示す数値として隙間相当面積(C値)ができました。
隙間相当面積(C値)で住宅の気密性能を表すのは日本だけで、
国際的には「50Paの差圧時の漏気回数」で基準が決められていて、
スウェーデン建築基準では3.0回/h・50pa、カナダR-2000住宅基準では1.5回/h・50paとなっています。
「50Paの差圧時の漏気回数」と隙間相当面積(C値)はある程度の相関はしますが、
かなり尺度が違うので、それぞれの数値を置き換えることはできません。
「50Paの差圧時の漏気回数」が3.0回/h・50paであれば、
隙間相当面積(C値)で2.0を下回ることができるでしょう。
いずれにせよ、日本の次世代省エネ基準で定められていた隙間相当面積(C値)よりも
スゥエーデンやカナダの基準の方が厳しいのは確かです。
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