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ラスモルタルとは
ラス網(金属製の網)をステープル等で止め、それを下地として上にモルタルを左官コテで塗り付ける施工方法のこと。
ラスモルタルの最終的な仕上げは、吹付リシン、吹付タイル、吹付スタッコ等の塗装仕上げが一般的です。
または、アイカの「ジョリパット」やエスケー化研の「ベルアート」等による土壁調の左官仕上げもよく見かけます。
ラスモルタルの施工事例
ラスモルタルとは
ラス網(金属製の網)をステープル等で止め、それを下地として上にモルタルを左官コテで塗り付ける施工方法のこと。
ラスモルタルの最終的な仕上げは、吹付リシン、吹付タイル、吹付スタッコ等の塗装仕上げが一般的です。
または、アイカの「ジョリパット」やエスケー化研の「ベルアート」等による土壁調の左官仕上げもよく見かけます。
ラスモルタルは1980年代まで、日本の一般住宅の外壁に最も多く使われていました。
しかし、サイディングなどの乾式工法が普及した事と、左官職人の減少により、ラスモルタルは少数派となりました。
それでも、軒先や軒裏をラスモルタルで仕上げる場合もあります。
ラスモルタルは耐火性に優れていて、
モルタルの厚さが15mm以上で防火構造、20mm以上で準耐火となります。
ラスモルタルの価格は
モルタルの厚さ20mmで、吹付リシン仕上で、概ね平米単価6,000~6,500円程です。
光触媒のサイディング張りの価格とほぼ同程度です。
軒先の破風をラスモルタルで施工している様子
現場での塗装や左官仕上なので、手仕事の重厚感があり意匠性に優れている事です。
また、サイディングの様な目地や継ぎ目はありませんし、どんな色にでも塗装できるのがメリットです。
大手ハウスメーカーでは三井ホームが、ラスモルタルをよく採用しています。
冒頭の写真は三井ホームの現場です。
現場での塗装なので、サイディングよりも耐候性に劣ります。
最大のデメリットはクラック(ひび割れ)です。必ずクラックは発生すると考えた方がよいでしょう。
クラックの発生を恐れ、予め目地を入れておく措置を取る事もありますが、意匠的な面では不利に働きます。
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