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鴨居(かもい)とは
障子や襖など、引き戸の上枠で、溝が彫られた部材のこと。
下枠の敷居の溝と対になり、建具をスライドさせて開閉させます。
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鴨居(かもい)とは
障子や襖など、引き戸の上枠で、溝が彫られた部材のこと。
下枠の敷居の溝と対になり、建具をスライドさせて開閉させます。
鴨居の溝の方が敷居の溝より深く彫られていて、
鴨居の溝の深さが12ミリほどなのに対し、敷居の溝の深さは3ミリほどです。
ですから、障子や襖などの戸を鴨居の溝に差し込んでから敷居の溝にハメれば、簡単に取り付ける事ができます。
逆に取り外す際は、戸を少し持ち上げて、敷居の溝から外します。
このように、簡単に脱着できる仕組みを、建築の世界では「行って来い」と称します。
木材の性質上、乾燥が進むと木表(きおもて※1)側が凹むように反ってきます。
そのため、もし、鴨居を木裏(きうら)側が下になる様に取り付けてしまうと、次第に建付けが悪くなります。
それを防ぐため、鴨居は木表側に溝を彫り、木表が下向きになるよう取り付けます。
※1 木表とは木材の表皮側の事。木の芯に近い方を木裏と言います。
鴨居には他に次の様な種類があります。
障子や襖が無い開口部などに付ける溝のない鴨居
欄間など差し込むために使う、薄い鴨居
普通の鴨居より大きな断面の鴨居で、構造上の役目も担う
開口部ではない壁面に、鴨居と同じ高さに取り付ける装飾部材としての鴨居
鴨居の語源については諸説ありますが、よく言われているのは、下に敷いてある「敷居(しきい)」に対し、上にある事から「上居(かみい)」と呼ばれていたものが変化したとする説です。
また、引き戸が倒れないように、溝が噛んでいるという事から、「噛む居(かむい)」だとする説や、アイヌ語の神がいる場所を意味する「カムイ」から来ているという説もあります。
いずれにしても、「かもい」に変化し、「鴨」の字が当てられた訳ですが、鴨は水鳥であることから、火災から家を守るという願いが込められていると言われています。
ちなみに、敷居には同じく水鳥の「鴫(しぎ)」という字が当てられていたという説もあり、上下で水鳥が火災除けの役目をしていたという話しもあります。
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