床の間とは(飾り方と歴史)
【住宅建築用語の意味】



 

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床の間とは、
和室の代表的な座敷飾りです。

床の間は来客者を通す客間に設けられ、床柱、床框、落とし掛けなどで構成されていて、掛け軸や置物、花瓶などを飾るスペースです。

書院造りの床の間

 

 

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「床の間」の詳細説明

 

目次


 

床の間とは、和室の代表的な座敷飾りです。

床の間は来客者を通す客間に設けられ、床柱、床框、落とし掛けなどで構成されていて、掛け軸や置物、花瓶などを飾るスペースです。
奥行きは半間(91センチ)で、間口は部屋の広さに応じて半間~1間半の範囲で設けるのが一般的です。

なお、床の間というのは俗称で、「床(とこ)」というのが正式名称です。

 

 「床の間」には何の意味があるのか?

 

床の間を飾る事で、来客者をおもてなしする事が最大の目的で、床の間のある方が上座となり、来客者には床の間に近い方へ座って頂くのがマナーです。

長い歴史の中で、おもてなしの装置として成り立ち、日本人の生活に浸透してきました。

インテリアデザインの観点からしても、床の間はとても理にかなっています。

床の間はアイスポットと言って、視線を集める場所です。
室内にアイスポットを設けるというのは、インテリアコーディネートをする上での重要なテクニックの一つです。

床の間のある和室 

 

 

 

 

 

 

 「床の間」の飾り方

 

床の間の飾り方にはこれといった決まりがある訳ではありません。
飾る人のセンスとアイデア次第で、ある意味、芸術の領域になります。

そうなると、むしろ難しくなってしまうので、
まずはオーソドックスに、掛け軸と花を飾ってしつらえるのが良いでしょう。

掛け軸は飾る人の思いを表した書でも構いませんし、良いなと感じた絵でも構いません。
とりあえず2本用意して、傷まないように、1~2ヶ月ごとに掛け換えるようにします。

花は季節を感じさせるもの、あるいは掛け軸に関連したものなどが良いでしょう。

床の間の掛け軸と生け花 

 

掛け軸や花と一緒に、よく香炉が飾られる事が多いです。
床の間に香炉を置くと、グッとそれらしい雰囲気が演出できます。

また、時節のモノを飾るのも良いです。
例えば正月であれば鏡餅。
五月人形や雛人形。
月見団子とススキ・・・etc.

床の間を飾る事で、日本人のアイデンティティーを再認識できるかもしれませんね。

床の間の香炉と生け花 

 

 

 

 

 

 

 「床の間」の歴史

 

なぜ、おもてなしの空間として「床の間」ができたのでしょうか?

床の間の成り立ちについては諸説ありますが、
武家屋敷に僧侶の住宅様式が取り入れられて、できたのではないかとされています。

 

武家社会での成り立ち


室町時代、社会は公家から武家へと移り変わり、建築様式も寝殿造りから書院造りへと変化していきました。

書院造りが確立する過程で、身分の上下を表す「上段の間」と「下段の間」ができました。
上段の間には君主が着座し、家臣と対面します。
家臣は上段の間より1段低くなっている下段の間に着座し、家臣の中でも身分の高い者ほど上段の間に近い所へ着座する事ができました。

この上段の間が床の間へと変化を遂げるのですが、床の間に近い方を上座とするのは、この時の習わしから来ています。

やがて家臣が忠誠心を表すため、君主が着座する上段の間を自身の自宅にも取り入れるようになったのですが、住宅事情から上段の間を最小限の大きさに抑えて座敷の一角に備えるようにするのが、一般化していきました。

 

僧侶の住宅での成り立ち


一方で、僧侶の住宅では仏画を壁に飾り、その下に台を置いて、香炉・花瓶・燭台の三具足(みつぐそく)を並べていました。
やがて、室町時代に台が作り付けになり、「押し板」というものになります。

その頃の押し板は、今の床の間よりも奥行きが少なく、30~40センチほど。

また、書を拝読するための机となる出窓を設け、その傍らには書や筆記具を収納するための移動式の棚を置いていました。

 

 

 

 

 

 

武士と仏教の文化が融合し、書院造へ


武家の「上段の間」と僧侶の「押し板」の文化が融合した結果、「書院造り」へと発展しました。

書院造りの書院とは書斎の事です。
この書斎を住宅の主室としているのが書院造りの特徴です。

武家屋敷の客間には「上段の間」を設けていましたが、僧侶の文化の影響から「上段の間」は押し板のような役目を果たすようになり、「床の間」へと発展しました。

「床の間」の横には僧侶の住宅と同じように、読み書きをするための出窓を作り、それが「書院」となり、書や筆記具を収納する移動式の棚は作り付けの棚へと変貌し、「床の間」を挟んで「書院」の反対側に床脇を設け「違い棚」が作られるようになりました。

やがて、書斎としての機能は形骸化して、装飾の場としての役目が主目的となり、来客者をおもてなしする空間になっていきます。

書院と床の間と床脇

 

茶の湯の発展と共に、数寄屋造りが誕生


室町時代に書院造りが確立され、現在でもその様式を用いた和室が受け継がれています。

江戸時代に差し掛かると、茶の湯の文化と共に、数寄屋造りという新たな様式が誕生します。

数寄屋造りはそれまでの書院造りの様な厳格さはなく、自由でラフなスタイルを追求しました。

床の間は色々な型が省略されるようになり、
書院や床脇が省略されたり、床の間の段差が無くなったり、あるいは落とし掛け長押もなくなるなど、
シンプルなインテリアへと変化を遂げますが、来客者をおもてなしする装置として、次第に武士以外の庶民の住宅へと普及していきました。

洞床という床の間の形式
千利休が創案した洞床(ほらどこ)

 

 

 

 

 

 

 「床の間」を設ける方角

 

基本的には「床の間」の向きについて、この方角でなければダメだということはありません。
ただ、家相では南向きか東向きが良いとされています。

それには理由があります。

床の間のある部屋は客間なので、家の中でも特に環境の良い東か南に配置させるのが良く、そうなると窓は南か東にある事になるので、床の間は北か西に配することになり、必然的に南向きか東向きになります。

また、冬は寒い北側に開口部を設けない方が住環境が良くなります。
夏は西日を避けるためにも、西側には開口部を設けない方が良いです。

したがって、西の壁面か北の壁面に床の間があれば、その方向には開口が設けられないので、南向きか東向きの床の間が良いとされる理由となっています。

とは言え、現在の住宅建築であれば、昔とは断熱性能が格段に違うので、家相を気にしない方は使い勝手を優先して、床の間の方角を決めたらよいかと思います。

 

東向きの床の間 
南向きの床の間 

 

 

 

 

 

 

 

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