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違い棚とは
床の間の横の床脇に段違いに取り付けた飾り棚のことです。
書院造の座敷飾りにおける重要な構成要素の一つになります。
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違い棚とは
床の間の横の床脇に段違いに取り付けた飾り棚のことです。
書院造の座敷飾りにおける重要な構成要素の一つになります。
昔は違い棚に置くものが決められていて、
高い方の棚には冠・香炉・筆を、低い方の棚には烏帽子・壺・印判・巻物・書物・硯箱を置くことになっていました。
高い方の棚の中央側には、置いた筆が転がり落ちるのを防ぐため「筆返し」が取り付けられていて、 筆を置かなくなった現在でも装飾として残っています。
また、上下の棚は「海老束」という材で繋がれていて、海老束の角は几帳面になっているのが一般的です。
違い棚は、床の間側の棚を高くすることが決まりです。
床の間が左にある場合は、違い棚の左側が高く、床の間が右側にある場合は、違い棚の右側が高い。
書院造の座敷飾りは、書を読み書きするための書斎として発展したものです。
違い棚のルーツは、筆記用具や書を身近に置いておくための移動式の棚でした。
それが、室町時代の末期に作り付けの棚へと変化し、違い棚となりました。
ですから、違い棚の上の棚に筆を並べて置き、下の棚にすずりや印判、巻物や書物を置いていました。
ついでに、お勤めで必要な冠を上の棚に、烏帽子(えぼし)を下の棚に、
役人の嗜みとして必要だった香炉を上の棚に、壺を下の棚に置くようになったのでした。
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