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注文住宅で、部屋の広さにこだわって理想の間取りにする方法をご案内します。
それぞれの部屋には一般的な広さがあります。
例えば、
など、 概ね間取りを作成する際に頭に浮かべる部屋の広さはこんな感じです。
でも、自分達のライフスタイルに合わせて広さを変えると、より使いやすい間取りになります。
具体的にどうしたら良いのか? 具体的な事例を見ながら解説します。
目次
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せっかく注文住宅を建てるなら、自分達のライフスタイルにカスタマイズされた間取りにしたいですよね。
どうしたらそれができるのか?
部屋の広さに焦点を当てて、事例を挙げて分かりやすく解説します。
ぜひご覧になってください。
動画長さ:09分40秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
注文住宅を建てるためにハウスメーカーや工務店に行けば、あなたのご要望をお聞きして、オリジナルの間取りを作成してくれます。
当社へ新築のご相談に来られる方は、既にハウスメーカーとかで間取り図を作成してもらっている事が多いです。
そして、その間取りを見れば、ヒアリングをしなくても、ご相談者がどんなご要望を持っているのか、おおよそ読み取る事ができます。
ところが中には、読み取る事ができるのは、必要な部屋数だけで、それ以外の細かなご要望が分からないという様な、建売住宅の様な間取り図もあります。
せっかく注文住宅を建てるのであれば、自分たちのライフスタイルにカスタマイズさせた間取りにしたいですよね。
ではどうしたら、要望を反映できるのか?具体的な事例を見ながら分かりやすくご案内していきます。
ではまず初めに、要望が反映されていない間取りとはこんな間取りです。
非常によく見かける間取りの一例をご紹介します。
大手ハウスメーカーだと、予め間取り集が用意されていて、その中から家族構成に合った間取りを選んで提案をすると、こんな間取りかも知れません。・・・
この間取りから読み取れる事柄はこんな感じです。
2階の間取りを見ると家族構成は夫婦と子供2人の4人家族。
こんな感じの家族でしょうか?
1階を見ると和室があります。・・・
和室があるという事は和室が好きなのか、あるいは高齢者と同居するか、将来、同居する可能性があるかも知れません。
あるいは両親が孫の顔を見るために、度々泊まりに来るのかも知れません。
そして、それにプラスして保険や銀行の外交員の様な来客者が多くて、独立した応接間の機能が必要なのかも知れません。
和室の用途については確認が必要ですね。
やはり確認は必要ですが、主寝室にはWICが必要で、2階にもトイレと洗面が必要なのでしょう。
そして、2階のバルコニーで洗濯物を干そうと思っているのでしょうか?・・・
1階のキッチンについてはオープンなタイプで、対面キッチンがご希望なのでしょう。
ただし、この間取りからはそれ以上の要望を読み取る事ができません。
ある意味、癖の無い、多くの人が受け入れてくれる間取りという事もできます。
でも、注文住宅なのですから自分たちのライフスタイルにカスタマイズさせたいですよね。
では部屋の広さに焦点を当てて、カスタマイズしてみましょう。
これまでの経験から、よくあるご要望と照らし合わせてカスタマイズしてみます。
これまでの経験から、よくあるご要望と照らし合わせてカスタマイズしてみます。
まず和室ですが、LDKと離して独立させたいというご要望はよくあります。
私は京都を中心に仕事をしているので他の地域の事は分かりませんが、京都だと毎月、お寺からお坊さんに来てもらって、
仏壇に向かってお経をあげてもらう様なお宅があります。
そんなお宅だと、独立した和室という事になる場合が多いです。
独立した和室は応接間として使えますし、両親が泊まりに来た時にも使えます。
でもそれだと、和室を使うのは月に2回程度、両親が泊まるっていうのは年に1回あるかどうか。
その程度の使用頻度で、6畳の広さというのはもったいないですね。いっその事4畳半にしましょう。
和室を4畳半にした事で空いたスペースを使って、家事動線の充実を図りましょう。
洗濯機を置いてある洗面室を2畳から3畳に広げます。
洗面室がこれだけ広ければ、天候の悪い日はここで室内干しができます。
そして、仮に建物の西側を物干し場にできるとしたら、ここに勝手口を設ければ、洗面室から直ぐに物干し場へ行けます。
更に物干し場をウッドデッキにして1階の床と同じ高さにすれば、勝手口からの出入りが楽になるでしょう。
するとこの吹抜けの下は玄関になります。
もしバルコニーのままだと、窓がありませんし、薄暗い玄関になってしまいますが、吹抜けから入ってくる光で、明るい玄関になるでしょう。
では次に階段です。階段はできるだけ上り下りしやすく安全にしたいですよね。
そこで階段の3段回りをやめて、この様にします。
でもこの状態で2階を見ると、ホールと廊下の通行ができなくなってしまいます。
それを解決するため、階段を左右反転させて、子供室のドアの位置も変更してこの様にします。
子供室のクローゼットが狭くなってしまいますが、階段の上り下りのしやすさを優先させました。
更に、1階の階段下収納ですが、このままだと奥に長くて使いにくいです。
そこでキッチンから物を出し入れできるパントリーにしてみました。
では最後に、とても多いご要望にお応えします。
多いご要望とは、収納の充実です。
まず、子供室のクローゼットですが、奥行きが90センチです。
でも、クローゼットとしては奥行き60センチで十分です。残り30センチは反対側の部屋の棚にする事ができます。
丁度このようになります。
階段を変更した事で子供室のクローゼットの間口は狭くなりましたが、狭くなった分を十分にカバーできるのではないでしょうか。
更にWICですが、トイレと洗面のレイアウトを変更すると、
「何という事でしょう。」3畳だったWICが4畳の広さになりました。
さて、部屋の広さを色々と見直して間取りをカスタマイズしましたが、最初の間取りからどの様に変化したのか確認してみましょう。
1階の間取りは最初こうなっていました。・・・
それが部屋の広さを変更する事でこの様になりました。
2階の間取りは最初こうなっていました。・・・
それが部屋の広さを変更する事でこの様になりました。
この動画では私が勝手に変更していきましたが、実際はお施主さんの意見を確認しながら進めていきます。
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