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新築の家を計画するのであれば、浴室の窓はいりません。デメリットが多すぎます。窓が無くてもお風呂でリラックスする事はできますし、ヒートショックの危険も大きく軽減されます。"
ここでは、なぜ浴室の窓がいらないのか、動画にてわかりやすく解説します。
目次
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浴室に窓を付けるのは当たり前だと思っていませんか?
私もお客さんに指摘されるまで、そう思っていました。
でも、色々と考えてみると、浴室の窓はデメリットが沢山あって、無い方が良いかも知れません。
新築一戸建てを計画中の方は、一度ご検討されてみてはいかがでしょう。
ぜひ、動画でご確認ください。
動画長さ:10分43秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
今回のお話は浴室の窓です。
そこで質問です。
あなたのお宅の浴室には窓が付いていますか?
実は私がプランを作成する際には、浴室には必ず窓を付けています。
ところが、あるお客さんから「浴室に窓はいりません」と言われた事がありました。
正直、その時は驚きました。
なぜなら、浴室に窓を付けるのは当たり前だと思っていたからです。
でも、それ以来、浴室に窓は無くても良いのでは?と思うようになりました。
そこで、今回のテーマは「浴室に窓はいらない」
この動画でお話しする「浴室に窓はいらない」というのは、私の独断的な見解になります。
おそらく「浴室に窓は必要です」という意見の方も沢山いらっしゃると思います。
もしよろしければ、貴方はどの様に思われるのか?
YouTubeのページからコメントを寄せて頂けたらと思います。
上の動画の上で右クリックをして頂ければ、YouTubeのページへ行けます。
さて、私が独身の時に住んでいたアパートの浴室ですが、こんな感じでした。
トイレと洗面が一緒になっているユニットバスで、窓は付いていません。
その時の事を思い出してみると、浴室に窓が無い事で、不都合を感じた事は無かったと思います。
では、なぜ浴室に窓を付けるのか?
その理由は主に、次の3つが挙げられます。
果たして、それらは本当にメリットと言えるのでしょうか?
※明るさ・換気・開放感 本当にメリット?
一方、よく言われるデメリットもあります。
それは主に、次の3つです。
それらは本当にデメリットと言えるのでしょうか?
※温熱環境・防犯・掃除 本当にデメリット?
これから、メリットとデメリットの、それぞれの項目について考察します。
そして、浴室の窓の有効性をマイナス3~プラス3までの、点数を付けて評価していきます。
さて、ここで、もし面白そうだなと思って頂けましたら、良いねボタンをポチッとして頂けると励みになります。また、チェンネル登録もして頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
では、まずは浴室の窓のメリットを考察しましょう。
窓が付いていれば、光が差し込んで、照明をつけなくても明るいでしょう。
でも、私はそんな状況で、お風呂に入った記憶がありません。
夏、汗をかいた時に、昼間、さっとシャワーを浴びる事はあります。
でも、昼間に湯船につかるなんて、そんなもったいない事はできません。
バスタブに、お湯を張ってお風呂に入るのは、夜だけです。
※お風呂に入るのは夜だけ
それだと、窓から差し込む光は、全くメリットとは言えません。
そこで、「明るくなる」についての、浴室窓の有効性は
・・・プラス、マイナス0とします。
確かに窓が付いていれば、浴室の湿気を速やかに外へ出す事ができるでしょう。
ただ、換気システムや換気扇があれば、浴室が湿気て困るという状況にはなりません。
むしろ、窓を開けるという事は、閉め忘れる可能性があります。それは防犯面でリスクが出てきます。
※防犯面でのリスク
でも、換気扇を長時間運転したら、電気代が心配という人もいるでしょう。
そこで、計算してみましょう。
浴室用の換気扇の消費電力は概ね20Wです。
それを24時間つけっぱなしにしたとします。
すると1ヶ月の電力量は、14.4 kWhになります。
(20W × 24時間 × 30日 = 14.4kWh)
1 kWhが25円だとすると、1ヶ月の電気代は360円です。
それで防犯のリスクが回避できるのであれば、良いですよね。
※防犯リスクを回避できる
結局、「換気ができる」についてのメリットは決定的とは言えないので、
・・・浴室窓の有効性はプラス1とします。
一般的に浴室の窓ガラスは、型ガラスなので、外の風景は見えません。
型ガラスというのはこの様な透明ガラスではなく、表面に細かな凹凸のある、向こうが見えにくいガラスの事です。
ただ、風景が見えなくても、窓が付いているだけで、何となく外の広がりを感じます。
一方、窓が無ければ、閉鎖的に感じる事でしょう。
でも私はカラスの行水なんです。お風呂に入るのは、
単に体を綺麗にする作業みたいな感じです。
なので、浴室に開放感は全く求めません。
※開放感は求めない
バスタイムが長い妻と娘に、その辺りの事を聞いてみました。
すると、「温泉ならまだしも、別に家のお風呂に開放感は求めない」との事でした。
娘なんかは、窓が付いていると覗かれそうで、嫌みたいです。
※覗かれそうでイヤ
そこで、「開放感が出る」についてのメリットは決定的とは言えないので、浴室窓の有効性は +1 とします。
以上が、一般的に言われているメリットが、本当にメリットなの?というお話しでした。
では、デメリットについてはどうでしょう?
それはその通りだと思います。特に冬、家の中で
高齢者が亡くなる場所と言えば、浴室。
年間に交通事故で無くなる人は全国で3,000人弱です。
一方、浴室で急死する人は全国で19,000人。
そしてその原因のほとんどが、浴室内の室温が、低い事によるヒートショックです。
つまり、車が行きかう道路を歩くよりも、 家の中でお風呂に入いる方が、6倍以上も危険なのです。
※ヒートショックの危険性 大
窓が無ければ、浴室の室温は下がりにくくなります。
ですから、ヒートショックの危険性も格段に下がります。
そこで、「温熱環境」については明らかにデメリットなので、浴室窓の有効性は -3 とします。
ところで、チョッと余談ですが、この交通事故と浴室で、亡くなる人の比較をよく目にされると思います。
もしかすると、この話は私が発信源かも知れません。
実は20年前に、お客さんへ高断熱高気密の重要性を訴えるために、思い付いた話しなのです。
そして15年ほど前に、当社のホームページに載せました。
すると、某テレビ局から「そのネタ、明日放送の番組で使わせてください」という電話があったのです。
それ以来、あちこちで見かける様になったのでした。
では、話を元に戻します。
統計によると、空き巣の侵入経路として最も多いのが浴室の窓だそうです。
浴室の窓は表通りから目立たない場所にある場合が多いので、狙われやすいのです。
※浴室の窓が狙われる
ただ、色々と対策する事はできます。
窓ガラスを防犯ガラスにしたり、防犯フィルムを貼る。
あるいは、簡単には外すことができない、防犯用の面格子を付けるのも良いでしょう。
安上がりで有効な方法として、防犯アラームを付けるというのもお勧めです。
窓を割ると、大音量で知らせます。
外からは、防犯アラームを付けている事が分かるようになっています。
価格は1個、2,000円以内です。
※色々な対策がある
色々と対策できるのであれば、「防犯」については、大きなデメリットとは言えません。
ですから、浴室窓の有効性はマイナス1とします。
窓はレールや取っ手、クレセントなど、凹凸が多いので掃除するのは結構大変です。
しかし、浴室に窓が無ければ壁を拭くだけで良いので、掃除の手間は全然違います。
※窓が無ければ楽
また、浴室の窓はカビが生えやすいです。
チョッと放っておくと、直ぐ黒ずんできます。
「掃除がしにくい」という事については明らかにデメリットなので、浴室窓の有効性は -3 とします。
さて、これでメリットとデメリットを全て考察しました。
浴室の窓の有効性は、トータルでどうなったでしょうか?
各項目の浴室窓の有効性は、この様になりました。
トータルではマイナス5という事で、浴室の窓はデメリットの方が大きいという結果になりました。
冒頭でも申しましたが、これは私の独断的な見解になります。
もしよろしければ、貴方はどの様に思われるのか?
YouTubuの画面からコメントをお寄せください。
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