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収納は多いに越したことは無いとと考えて、沢山設けても残念ながら使いにくくて、使えない収納があります。
どれも、当たり前の様に設けてしまうのですが、やめた方が良い、ダメな収納のワースト5をご紹介します。
目次
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使えない収納のワースト5は次の通りです。
1位 奥行きの深いクローゼット
2位 大きなパントリー
3位 床下収納
4位 小屋裏収納
5位 階段下収納
動画で詳しく解説しています。ぜひご覧になってください。
動画長さ:10分00秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
やっぱり、収納は多い方が良いですよね。
でも収納は沢山あれば良いというモノではありません。「これは使えないな~」という収納が5つあります。
そこで、今回のテーマは「ダメな収納 ワースト5」
この動画では特に見落としやすいポイントを6つご案内したいと思います。
これからご案内する「ダメな収納のワースト5」は、絶対ダメという訳ではありません。
あくまで私の独断的な意見です。5位から1位まで勝手に順番を付けて、発表していきたいと思います。
階段下はデッドスペースのままにしておくのはもったいないので、とりあえず収納という事になります。
例えばこの階段の下を収納にしたとします。
すると奥の物を取り出すのが面倒ですし、すごく使いにくいです。
結局、しまい込んだまま、忘れ去られてしまう可能性が高いです。
まだ、この様な形で横から出し入れできる状態だと良いのですが、
それでも奥行きが90センチもあるので、奥にしまったモノは取り出しにくくなってしまいます。
いっその事、階段下に収納を設けるのはやめて、スケルトン階段にして、開放感を演出するのが良いかも知れませんね。
ただし、風水によるとスケルトン階段は運気がダウンすると言われているので、嫌だなという人もいるでしょう。
そんな人にはこんな事例をご紹介しましょう。
階段の幅の半分をリビングの収納にして、残り半分を外部の収納にしてあります。
これなら使いやすい階段下収納になりますね。
小屋裏収納と言っても、固定階段で上り下りできるのであれば、問題ないでしょう。
例えば、こちらのお宅の小屋裏収納はとても重宝しているとおっしゃっていました。
やめた方がいいのは、ハシゴで上り下りする小屋裏収納です。
ハシゴを使わなければならないので、ほとんど使わなくなってしまう人がほとんどです。
実は我が家にもハシゴで上り下りする小屋裏収納があります。
我が家のある京都では昔、条例で小屋裏収納へ行ける固定階段を付けてはダメという事になっていました。
ただ、このハシゴ、危ないです。まだアラフォーだった頃は元気だったので、大丈夫だったのですが、
アラカンになってしまった今は、上ったり下りたりするのが怖いです。
怖いので、小屋裏収納には年に2~3回ぐらいしか上りません。
何が置いてあるのかもよく分かりませんし、カオス状態になっています。
ハシゴで上り下りする小屋裏収納は、次第に管理できなくなる。
床下のメンテナンスのために点検口が必要になります。
その点検口を収納として利用するのが、床下収納です。
でも、中のモノを出し入れするのに、かがんで無理な姿勢を取らなくてはなりません。・・・
ハッキリ言ってすごく使いにくいです。
また、色々とプチストレスが発生します。床下収納はキッチンの床に設置する事が多いのですが、
微妙な凹凸があるので、フロア用ワイパーが引っ掛かって、掃除しにくいです。
しかも、蓋の上を歩くと、少したわんだり、音がしたりするので、気になります。
ただの点検口であれば、押入やクローゼットの中などに設置すれば良いので、プチストレスは発生しません。
実は我が家にも床下収納があるのですが、我が家の場合、梅酒が入っています。
通常より砂糖を少なくしているので、3年間、置いておかないと飲めません。
ですから、梅酒置場としては重宝していますが、それ以外の使い道は思い付きません。おそらく、無くても困らないでしょう。
キッチンの近くに設置されたパントリーは非常に重宝します。
でも、パントリーは食品ですぐにいっぱいになってしまうのです。
それなら、もっと大きなパントリーにすれば良いのかと言うと、そうではありません。
大きくなったら大きくなったで、やはり一杯になってしまいます。
結局、大きなパントリーがあると、無駄に沢山買う様になってしまうのです。
大きなパントリーが食品で溢れかえるとどうなるでしょうか?
当然、何がどれだけあるのか、把握するのが難しくなります。
すると、「よく見ると賞味期限が1年も過ぎていた」という様なものが奥からドンドン出てくる事になります。
ですから、しっかり管理できるという人であれば問題ないのですが、
自信が無い人には、大きなパントリーは向かないかも知れません。
和室の押入は奥行きが柱芯で91センチというのが一般的な寸法です。
それは、三つ折りにした布団が丁度納まる寸法です。
そして、よくあるのですが、押入と同じ寸法でクローゼットを作ってしまうのです。
するとこうなります。この様に利用できない無駄なスペースができてしまいます。
もし今、プラン作成中の人がいましたら、クローゼットの奥行きを確認してみてください。
結構91センチの奥行きになっている場合が多いです。
もし、クローゼットの中に布団を仕舞うのであれば91センチの奥行でも構わないのですが、
そうでないのなら、クローゼットの奥行きはどんな寸法がいいのでしょうか?
丁度良い寸法は91センチの4分の3、68.25センチです。
これなら無駄なスペースが無く、ハンガーに掛けた服も綺麗に納まります。
クローゼットの奥行きが約23センチ狭くなった分、居室の方を広くする事ができます。
以上、ダメな収納の1位から5位までをご案内しました。
1位 奥行きの深いクローゼット
2位 大きなパントリー
3位 床下収納
4位 小屋裏収納
5位 階段下収納
いつも、ご要望をヒアリングさせてもらうと、収納が沢山欲しいという話が、必ず出てきます。
でも単に収納が沢山あるだけではダメです。収納が沢山あれば当然その分、居室の面積が削られます。
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