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注文住宅で、生活動線にこだわって理想の間取りにする方法をご案内します。
どうしたら家事を楽にできるのか?
どうしたらスムーズに外出できるのか?
家に帰宅した時の動線はどうか?
例えば、洗濯物を取込んだら、ダイニングテーブルで畳んで、階段を上って各部屋のクローゼットへ収納する・・・もっと楽にする方法はないのか?
実際に生活する事をできるだけリアルに想像して問題点を見つけて改善する方法を考えれば、より使いやすい間取りになります。
具体的にどうしたら良いのか? 具体的な事例を見ながら解説します。
目次
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せっかく注文住宅を建てるなら、ストレスなく生活できる間取りにしたいですよね。
どうしたらそれができるのか?
ここでは生活動線に焦点を当てて、事例を挙げて分かりやすく解説します。
ぜひご覧になってください。
動画長さ:09分53秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
前回の動画でご紹介したのはこちらの間取り。今回もこの間取りを基に、お話しを進めていきます。
非常によく見かける間取りです。
注文住宅を建てるためにハウスメーカーや工務店に行けば、あなたのご要望をお聞きして、オリジナルの間取りを作成してくれます。
当社へ新築のご相談に来られる方は、既にハウスメーカーとかで間取り図を作成してもらっている事が多いです。
そして、その間取りを見れば、ヒアリングをしなくても、ご相談者がどんなご要望を持っているのか、おおよそ読み取る事ができます。
ところが中には、読み取る事ができるのは、必要な部屋数だけで、それ以外の細かなご要望が分からないという様な、建売住宅の様な間取り図もあります。
せっかく注文住宅を建てるのであれば、自分たちのライフスタイルにカスタマイズさせた間取りにしたいですよね。
ではどうしたら、要望を反映できるのか?具体的な事例を見ながら分かりやすくご案内していきます。
さて、前回は部屋の広さに焦点を当てて間取りをカスタマイズしましたが、今回は生活動線に焦点を当ててみましょう。
主にはこちらの動線。
これまで実際に合った事柄を基に、間取りをカスタマイズしてみます。
先にご紹介した間取りで、洗濯する時の動線を見てみましょう。
洗濯機があるのは洗面室。
そして洗濯物を干すのは2階のバルコニーです。・・・
洗濯が完了したら、洗濯物をカゴに入れて、階段を上ります。・・・
階段を上ったらバルコニーまで行って、洗濯物を干します。・・・
洗濯物を干し終わったら、空のカゴを持って、階段を下ります。そして、空のカゴを洗面室に戻します。・・・
どうでしょうか。1階と2階の上り下りが面倒臭そうですね。
そこで、この様にしてはいかがでしょうか。
仮に建物の西側を物干し場にできるとしたら、間取りをこの様に修正したらどうでしょうか。・・・
まず、洗面室で洗濯をしてから、洗濯物をカゴに入れて、勝手口から出て、物干し場で洗濯物を干します。
洗濯物を干し終わったら、空のカゴを洗面室に戻します。
言うまでもありませんね。
しかも、洗面室を広くして3畳になっています。
ですからここで室内干しをしても良いですね。
洗濯する場所と干す場所は、同じフロアの方がずっと楽です。
ところで、修正した間取りですが、洗濯物を干す動線は楽になりましたが、洗濯物を取り込む動線は良くありません。
洗濯物が乾いたら、洗濯物を取込んで、物干し場から和室へ行きます。・・・
和室で洗濯物を畳んでから、階段を上ります。・・・
階段を上ったらWICまで行って、洗濯物を収納します。・・・
次に子供室へ行って、クローゼットに洗濯物を収納します。・・・
更にもう1つの子供室へ行って、クローゼットに洗濯物を収納します。・・・
この様に、家中をウロウロ動き回る事になってしまいます。
そこで、この間取りをこの様に変更してはどうでしょう。
和室を無くして、ファミリークローゼットを設けました。
ファミリークローゼットには家族全員の服を収納します。
そして、ファミリークローゼットの中で着替えもします。
以前、和室をご希望されているお施主さんにファミリークローゼットをご紹介したところ、和室をやめるという事になった事がありました。
ファミリークローゼットがあるとどうなるでしょうか。
洗濯物が乾いたら、洗濯物を取込んで、物干し場からダイニングへ行きます。
ダイニングテーブルの上で洗濯物を畳んで、ファミリークローゼットへ行って洗濯物を収納して完了です。
動線がひじょうに短くシンプルになりました。
ファミリークローゼットがあると家に帰宅した時の動線も短く、シンプルになります。
まず、ファミリークローゼットが無い場合を見てみましょう。
家から帰ってきたら、階段を上って2階へ行きます。・・・
そしてWICへ行って、カバンを置いて部屋着に着替えます。
着替えたら洗面室で手を洗って、階段を下りて、・・・ダイニングまで行って、夕食を食べます。・・・
一度、2階に上がって、また下りてくるというのが面倒臭いですね。
でも、ファミリークローゼットがあれば、こうなります。
家から帰ってきたら、まずファミリークローゼットへ。
ファミリークローゼットでカバンを置いて部屋着に着替えます。
そして、洗面室へ行って・・・手を洗って、ダイニングで夕食を食べます。
この動線は楽で良いんじゃないでしょうか?
ところで、1階にファミリークローゼットがあるため、2階の各部屋の収納は小さくても大丈夫です。
そこで2階の間取りをこの様に変更してみてはどうでしょう。・・・
WICだった所をリモートワークに備えて、書斎にしました。
また、4畳半の吹抜けを設けてみました。
この吹抜けの下はリビングダイニングです。
おそらく明るいリビングダイニングになる事でしょう。
さて、動線という観点から色々と見直して間取りをカスタマイズしましたが、最初の間取りからどの様に変化したのか確認してみましょう。
1階の間取りは最初こうなっていました。・・・
でも物干し場の位置を変える事でこの様になりました。
そして和室の代わりにファミリークローゼットを設ける事でこの様になりました。
2階の間取りは最初こうなっていました。・・・
でもファミリークローゼットがあるため、各部屋の収納を小さくする事でこの様になりました。
この動画では私が勝手に変更していきましたが、実際はお施主さんの意見を確認しながら進めていきます。
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