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家相や風水ではまず、家の中心を求めます。
そしてその中心を基点として方位(方角)を見ていきますが、その基準となるがの北の方角です。
一般的には、方位磁石を使って「北」の方角を調べる訳ですが、この北の調べ方というのが人や流派によって違うのです。
ここでは方位(方角)や北の調べ方について、家相や風水の世界ではどうなっているのかご紹介します。
方位(方角)を見るためには、まずは正確な「北」の方角を調べます。
ただ、方位磁石が指す「北」は「北極」の方向ではありません。
方位磁石が示す北を「磁北」、 北極の方向を「真北」と言い、 両者にはズレがあります。
しかもそのズレは地域によって違っていて、東京や大阪では約7~8度ほど、磁北が真北に対し西側に傾いています。
磁北と真北は日本全体で見ると3~9度もズレがあるので、どちらを北として扱うのかによって、鑑定結果にも大きく影響を与えます。
家相や風水の世界では、どちらかというと「磁北」を北とする方が多いように見受けます。(特に風水ではその傾向が顕著です)
なぜ磁北なのか?
その明確な理由は分かりません。
もしかしたら、地球が発している磁力線が微弱とは言え、人体に何らかの影響を与えているかも知れないから・・・という事なのでしょうか?
しかし、磁北を北とすると大きな疑問が生じます。
なぜなら磁北は常に移動するからです。
図は北磁極(磁力線が集まっているポイント)の位置を示したものです。
直近の100年間の内に1000キロ以上移動していて、
その動きはどんどん加速しています。
いずれ(何百年か後)磁北は西を指すようになったり、更には南を指すようになるでしょう。
それでも磁北を北として扱うのでしょうか?
磁北の北について詳しくはこちらをご覧ください。
この画像は 北磁極 - Wikipediaより転用
どう考えてみても、磁北などという覚束ないものを北として扱うというのは駄目だと思うのですが。
やはり、いつの時代になっても変わらない「真北」を北として扱うべきでしょう。
ちなみに日本各地で、磁北と真北のズレがどれだけあるのか、国土地理院のHPで調べる事ができますので、磁北から真北を出せます。
筆者のコメント
紀元前から中国では、既に方位磁石が使われていたと言われています。
当時は真北と磁北はほぼ同じで、真北を調べる事ができる便利な道具として、風水でも利用されていたと推測します。
それが時間の経過と共に、いつの間にか本末転倒してしまったのではないでしょうか?
「家相と風水の違い」のページでも記載しましたが、家相と風水では方位(方角)の取り方が違います。
風水では
東、西、南、北、
北東、南東、北西、南西の8方向を45度ずつ均等に分けています。
ひじょうにシンプルで、これを見て変だと思う人は誰もいないはずです。
私自身もこれで良いのではないかと思うのですが・・・。
ところが、家相では各方角が均等には分けられていません。
家相では
東、西、南、北を30度
北東、南東、北西、南西を60度ずつに分けます。
風水師の人でも、家相を診る時には
これを利用するという人もいます。
ただ、8つの方角を均等に分けずに
角度を変える合理的な必然性があるのでしょうか?
私にはとてもある様に思えません。
方位(方角)の取り方をどうとるかのかは、鑑定結果に大きな違いがでてきます。
私自身は風水のように均等に分けるのが自然だと思います。
ただ、家相を診るのだから家相の方位(方角)の取り方に従うべきと思われる方は、そうされたら良いかと思います。
筆者のコメント
どう考えてみても8つの方角を45度ずつ均等に分けるのが本来あるべき形だと思います。
ただ、日本では十二支を使って方角を示す事が生活に深く根付いていました。
その12等分されている方角を無理矢理8つに分けなければならない・・・という結果が家相の方位(方角)の取り方になった理由だと想像します。
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