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「鬼門」「裏鬼門」に対策を施すことで、
鬼門除け、あるいは鬼門封じをする事ができます。
白石を敷いたり、
南天(ナンテン)や柊(ヒイラギ)などの植物を植えたり、
鬼瓦や飾り瓦を置いたり、
対策の方法は様々です。
1200年の歴史を持つ京都では、どの様な方法で鬼門除けや鬼門封じがされているのか?
わかりやすく動画にまとめてみました。
ぜひ参考になさってください。
京都の町に見る「驚きの鬼門対策」
(動画長さ 8分20秒)
日本語版の動画はこちら(YouTubeのページに移動します)
京都の町に見る「驚きの鬼門対策」
鬼門とはなにか? 詳しくはこちら
鬼門と裏鬼門
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以下、上の動画の内容を活字にしたものです。
京都の神社仏閣などでは
鬼門の角を凹ませて鬼門除けをしています。
こちらは東本願寺の鬼門の角になります。
こちらは東本願寺の別邸「渉成園(しょうせいえん)」の鬼門です。
渉成園の鬼門の角は、こうなっています。
やはり凹ませて鬼門除けをしています。
しかし普通の民家でこの様な事をするのは
ひじょうに難しいですよね。
ここは京都の下京区です。
この辺りには老舗の呉服屋さんが
多く建ち並ぶ地域でして、
昔は京都の経済の中心地だった所です。
この場所でどのような鬼門封じがされているのか調べてみましょう。
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★白石
京都の町で
ひじょうによく見かける鬼門除けがこれです。
鬼門の角を四角く囲って、
その中に白い石を敷きます。
これが鬼門除けになります。
四角く囲って白石を敷くことで
東本願寺などの鬼門の凹みと同じ役割をします。
京都の町では、至る所に
この白石の鬼門除けを見る事ができます。
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★南天
京都の町で最もよく見かける
鬼門封じの植物と言えば「南天」です。
南天は「難が転じる」という
ダジャレのようなものから
鬼門封じに使われるようになりました。
こちらは京都でも有名な
料亭の「木乃婦(きのぶ)」さんです。
木乃婦さんの鬼門の角にも
こうして南天が置いてあります。
大きく育った南天もあれば
小さく可愛らしい鉢に植えた南天もあります。
南天は本当に沢山の家で
鬼門封じとして置かれている植物で、
注意してみると
京都の町は南天だらけです。
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★柊(ヒイラギ)
こちらの家では鬼門の位置に柊が植えられています。
柊はひじょうに葉っぱが尖っているので
鬼が嫌うと言われています。
ここはマンションの鬼門の角になるんですが、
隅に1本だけ柊が植えられています。
柊は南天に次いで多く
鬼門封じとして、使われています。
柊は日当たりが悪い
鬼門の方角でも良く育つので
重宝がられています。
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★竹 or 笹
竹や笹と言うのも
よく鬼門封じに使われる植物です。
節と節が繋がっているので
事が繋がって伸びるという事で
縁起の良い植物とされています。
このマンションの鬼門の角には
沢山の笹が植えられています。
中には笹を鉢植えにして置いてあるところも
いくつか見受けられます。
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★鬼瓦・飾り瓦
西本願寺の鬼門の角は
東本願寺とは違って凹んでいる所はありません。
もしかして壁が少し斜めになっているのが
鬼門除けになっているのかも知れません。
ただ、それよりも
ひじょうに気になるのが「太鼓楼」です。
太鼓楼は西本願寺の
ちょうど鬼門の角に建っています。
この太鼓楼の特徴は
屋根瓦が「鬼瓦」だらけだという事です。
ですから、もしかしたらこの太鼓楼が
鬼門除けという事になっているのかも知れません。
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しかし、京都の
こういった混みあっっている街中の場合、
鬼瓦を屋根に付けてしまうと
いつも隣の家に鬼瓦が目を光らせているようで
失礼になります。
そこで、鬼瓦ではなく、この様な事をしている所もあります。
「飾り瓦」です。
飾り瓦は魔除けになるとされているので
こうして鬼門除けとして鬼門の方角に置かれている事があります。
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★ダブル除け(ちょっと面白い鬼門対策)
こちらは「白石」と「いけず石」が一緒になっています。
京都の街角では、よくこの様な
「いかず石」と呼ばれる石が置いてあります。
「いけず石」は車が曲がる時、
家に車が当たらないように
車除けとしての役目を果たしています。
ですからこれは、鬼門除けと車除けの
ダブルの「除け」の役割を果たしています。
これは面白いモノを見つけました。
猫と鬼門のダブル除けです。
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★まとめ
鬼門の対策としては
今回ご紹介した以外にも、
桃が鬼門封じとして使われるらしいです。
おそらく、鬼退治をした「桃太郎」からきているのでしょう。
ただ、京都の町では
私が見た限りですが、桃を鬼門の対策として使っている所はありませんでした。
それにしても、京都の人たちは
鬼門という事に対して、
結構、意識している事に驚かされます。
やはり、歴史の長い京都ならではなのかも知れませんね。
以上、京都の町に見る鬼門の対策のレポートでした。
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