【家相・風水】階段のNGと方角



 

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家相と風水の階段

 

階段は気が速く通り抜け、気を乱しがちになるとされています。

ですから、風水では階段をどの方位(方角)に設置すれば開運に繋がるというような事はあまりないようです。

特に家の中央に位置する階段や、玄関に入ってすぐの位置にある階段など、風水や家相として、避けるべきとされている事がいくつかあります。

その辺り、どの様に言われているのか見てみましょう。

 

 

 

 

目次


 

他の「家相と風水」の記事はこちら

 

 

 

 

 

 

階段の風水的NG

 

 

 家の中央にある階段


 

中央の階段は特に気の乱れが大きくなるとされています。
家の中央は窓が無いことも多く、暗くなりがちです。
明るめの照明器具を設けるなど、明るさを確保するのが重要です。
また、常に掃除をして清潔に保ちましょう。

 

家の中央にある階段  

 

<筆者のコメント>

建物の床は、耐震性や耐風性に大きな役目を果たします。
階段の部分は、2階の床が無い状態なので、構造的な弱点になります。
その弱点が家の中央にあるというのは、構造的にひじょうに不利なので、その戒めとして、中央の階段は凶としたのでしょう。
ただ、現在の工法でしたら、全く問題はありません。

階段の上の天窓 

また、中央の階段は暗くなりがちなので危険という戒めもあるかと思いますが、現在は照明で明るさを補う事ができますし、階段の上に天窓を設ければ、かなり明るい階段になります。

もう一つ、中央の階段をダメとする理由として、冬場、階段から降りてくる冷気というのがあるかと思います。
家の中央に冷気が降りてくると、家中に冷気が回ってしまう事になるでしょう。
しかし、それも家の断熱性によって解決します。

とりあえず、現在においては中央の階段をダメとする、合理的理由は無いように思います。

 

 

 

 

 

 玄関からすぐの階段


 

玄関に入ってすぐ正面に階段があると、
玄関から入ってきた気が1階には回らずに、そのまま2階に流れてしまうそうです。
そのような階段の場合は観葉植物や水晶などを置くと、気の乱れが緩和されるようです。
あるいは綺麗に掃除をしておくのも良いようです。

 

玄関にすぐの階段 

 

<筆者のコメント>

玄関から直ぐ2階に行けるようになっていると、外から帰ってきた家族が、すぐに自分の個室にこもってしまい、家族が次第に疎遠になっていくという事なのでしょうか?
でも、そんな事はありません。
どんな階段であろうと、階段とは関係なく、仲の良い家族は仲が良いですし、仲が悪い家族は仲が悪いのです。
設計の立場から申しますと、2階に上がりやすい動線は便利ですし決して悪くありません。
玄関からすぐの階段がダメだとする合理的な理由は全く思い当たりません。
筆者としては気にする必要は無いと思います。

 

 

 

 

 

 ストリップ階段


 

階段の蹴込み板がなく、踏み板と踏み板の間が空いているストリップ階段は、気が乱れやすい階段とされています。
間から気が抜けてしまい、2階に良い気が回らず、運気がダウンするそうです。
明るい照明や観葉植物で、運気を補う事ができます。

 

踏板だけの階段  

 

<筆者のコメント>

これには全く合理的な理由が見つかりません。
階段からホコリが落ちて、階段の下が汚れやすいという事はあるかも知れませんが、週に1階でもいいのでモップで掃除すればホコリが溜まるような事はありません。
むしろ、開放感が出ますし、間から光も通るので、明るくなります。
筆者としては、全く気にする必要は無いと思うのですが。

 

 

 

 

 

 階段下のトイレ


 

風水や家相では、階段下を収納以外の用途で利用するのは凶とされています。
特にトイレは悪い気を招きやすい場所です。
階段は気を2階に送る通り道になるので、その下にトイレがあると、2階が悪い気で満たされてしまうとされています。
もし、階段下にトイレがある場合は、トイレの照明を明るめにして、換気を頻繁に行い、常に清掃をして清潔なトイレにしておくと良いようです。

 

階段下のトイレ 

 

<筆者のコメント>

設計の立場から申しますと、階段下を積極的にトイレに利用する事はしません。
真っ先に考えるのは、収納としての利用です。
しかし狭小地でプランを作成する場合、省スペースの手段としては、階段下のトイレはひじょうに有効です。
絶対ダメだと頑なになると、合理性の観点から見てマイナスの面が大きく出て、損をする事に繋がる事もあるでしょう。
状況によりけりという程度で考えるのが良いかと思うのですが。

 

 

 

 

階段の間取りと方角

 

北の方角の階段  ×

金運の運気は西から入ってきて北に集まります。
しかし北に階段があると、気が2階に流れていってしまい、金運が集まりません。
照明を明るくして、スペースがあれば植物を置いて空気を浄化すると良いでしょう。

 

北東の方角の階段 ×

鬼門の方角にある階段になります。
階段は2階の床が無いので「欠け」と同じような作用を生じ、凶相になります。
照明は明るめにして、常に清潔に保ってください。
インテリアはラベンダー色、あるいは明るいベージュにすると凶相が緩和されます。

 

東の方角の階段  〇

東は方角としては良いのですが、音に敏感な方角です。
階段の昇り降りの音がうるさいと、凶に作用して運気がダウンします。
音が気になる場合はカーペットを敷きにすると良いでしょう。
窓があり、朝日が入ると運気が上がります。

 

南東の方角の階段 〇

日当たりもよく、風水的には吉相の方角になりますが、階段にするにはもったいない方角なので、お勧めではありません。
香りに関係する方角なので、お香を焚いたり、コロンなどで良い香りで満たすと良いでしょう。

 

南の方角の階段  △

南に階段があると、太陽のパワーが吸収できなくなり、家の中の活気が失われやすくなります。
暑くなるので、窓にはレースや白いカーテンを付け、さわやかな空間を演出すると運気を上げます。

 

南西の方角の階段 ×

裏鬼門にある階段は、「欠け」と同じ作用を生じ、凶相になります。
また、南西は家庭や努力に関する方角なので、この方角に階段があると、家庭が落ち着かず、怠け癖が付いてしまうかも知れません。
こまめに清掃をして清潔にしてください。緩やかな階段がお勧めです。

 

西の方角の階段  ×

金運が入ってくる方角なので、西に階段があると金運の運気が抜け出ていってしまいます。
大きな窓があったりすると、更に悪影響があるので、厚手のカーテンで遮光するようにしましょう。
黄色が基調の絵やタペストリーなどを飾ると良いでしょう。

 

北西の方角の階段 △

南西は家の主人に関係する方角なので、この方角に階段があると主人が不在がちになり、家庭が不安定になかも知れません。
照明は明るめにして、足元照明なども増やすと良いでしょう。

 

中央の方角の階段 ×

階段と家の中央は最も相性が悪いとされています。
特に家庭運に悪影響を与え、家族間でのトラブルが起こりがちになります。
暗くならないよう、足元照明をつけたり、花を飾って明るい雰囲気を演出しましょう。

 

 

<筆者のコメント>

風水や家相では、階段はどの方角でも開運に繋がるという事はないようで、唯一、東と南東が吉相になりますが、環境の良い方角なので、階段にするのにはもったいないという事のようです。
あまり階段の方角に関して、重要視する必要は無いという事なのでしょう。

 

 

参考書籍

幸せになる!風水の間取りとインテリア(成美堂出版)

運気が良くなる!間取りをインテリアのHAPPY風水(エクスナレッジ)

 

 

 

 

 

 

 

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