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ビルトインガレージは隣接しているけど、ガレージの部分は平屋という状態であれば良いのですが、ガレージの上に居室があるような状況は避けた方がいいです。
ビルトインガレージのメリットとは?
そしてビルトインガレージに潜む闇とは?
ビルトインガレージのメリットとデメリットを探ってみましょう。
目次
1.容積率の緩和
2.雨に濡れない
3.駐車以外の用途
4.愛車の整備
5.愛車を鑑賞
1.費用が高い
2.固定資産税
3.1階を圧迫
4.耐震や気密
5.家相や風水
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本当にビルトインガレージを作ってもいいのでしょうか?
この動画では、ビルトインガレージのメリットとデメリットを比較します。
ビルトインガレージをやめた方がいい理由とは何か?
ビルトインガレージを作ってもいい人とはどんな人なのか?
ぜひご覧になってください。
動画長さ:09分26秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
建物に組み込まれた状態のガレージをビルトインガレージと言います。
インナーガレージとも言いますが、私の印象ではビルトインガレージの方が一般的かなと思います。
そう言えば、iphoneを発売しているアップルが誕生したのは、スティーブ・ジョブズの自宅のガレージでしたね。
ただ、ビルトインガレージは外国とかでよくある、隣接しているけど、ガレージの部分は平屋という状態であれば良いのですが、ガレージの上に居室があるような状況はできれば避けたいところです。
この動画では、ビルトインガレージにはどんなメリットがあるのか?
そしてビルトインガレージに潜む闇についてご案内します。
ビルトインガレージのメリットはこちらの5つ。
まずは1つ目、容積率の緩和。
ビルトインガレージは延床面積の5分の1を限度として容積率から除外する事ができます。どういう事か?
例えば容積率のMAXが100平方メートルだったとします。
その場合、100平方メートルの居室スペースにプラスして、25平方メートルのビルトインガレージを設けて、延床面積125平方メートルの家を建てる事が可能になります。普通より大きな家が建てられます。
都市部で敷地が狭い場合に、威力を発揮してくれます。
雨が降っている時の車の乗り下りは嫌ですね。
でもビルトインガレージで直接家の中へ入れるようになっていたら、便利で良いですね。
例えばこちらのお宅では、ビルトインガレージから直接玄関へ行ける動線になっています。
玄関の上には庇が付いて、濡れずに家の中へ入る事ができます。
ビルトインガレージは車を駐車させるだけではなく、自転車やベビーカー、
アウトドア用品なんかの収納場所としても使えます。
あるいはビニールプールで子供を遊ばせる場所としても適していますね。
バーベキューをしても良いですし、雨風や紫外線とかの影響を受けないところが良いですね。
例えばこちらのお宅のビルトインガレージでは、床のグレーチングを外すと、この様なピットが現れます。
このピットに入って下から車を整備できる様になっています。
屋内の快適な環境で愛車をいじれるというのは、車好きの人にはたまらないでしょうね。
ガレージと室内を仕切る壁の一部をガラスにすれば、室内から車やバイクを鑑賞できます。
今まで、その様なご要望を受けた事はありませんが、私の知人の中には車やバイクのデザイナーをしている人がいます。
彼らでしたらリビングから愛車を眺めたいと思うでしょうね。
ビルトインガレージの闇はこちらの5つ。
もし、屋外に1台分の駐車スペースを作る場合、 床をコンクリートで固めてカーポートを付けたとすると、 概ね30万円ほどの費用になります。
それと同じ広さをビルトインガレージにするとどうなるか?
なんと、10倍の・・300万円ほどの費用になるでしょう。
ですから、ビルトインガレージが必要となるケースは、まずは車好きな人。
あるいは都市部で敷地が狭い場合。
もしかしたら、雪の多い寒冷地とかもビルトインガレージが重宝するかも知れませんね。
先に容積率が緩和される事をご案内しましたが、
それと混同してしまっているのか、
ビルトインガレージは固定資産税が緩和されるという話しをよく聞きます。でもそんな事はありません。
ビルトインガレージは固定資産税が課税されます。
例えば5坪ほどの広さのビルトインガレージであれば、年間の課税額は2~3万円ほどになるでしょう。
ところが、カーポートであれば、基本的に課税対象にはなりません。
固定資産税については以前配信した動画でわかりやすくご案内しています。
こちらをクリックしてぜひご覧になってください。
https://youtu.be/7igSeMVdZB8
広い敷地であれば、何とでもなります。
でも敷地の広さが限られていれば、ビルトインガレージを設けると、1階のスペースが圧迫されます。
そうなると間取りは必然的に2階リビングという事になるでしょう。
選択肢がなくなるというのはデメリットですね。
ただ、2階リビングというのは決して悪くはありません。
2階リビングについては以前配信した動画で詳しくご案内しています。
こちらをクリックしてぜひご覧になってください。
https://youtu.be/f9FUU5QB5KU
ビルトインガレージを設けると、1階に広い空間ができるため、耐震性という事については不利になります。
また、建物の気密工事をする場合、総2階の様な凹凸の無い形状であれば、気密性を確保しやすいです。
でもビルトインガレージの部分は屋外として扱うので、形状が複雑になって、気密性という事については不利になります。
家相や風水が気になるという人にとって、ビルトインガレージは良くないみたいです。
特に、ビルトインガレージの上に居住スペースがあるというのは大凶とされています。
上に居住スペースが無かったとしても、鬼門と裏鬼門の方角にビルトインガレージがあると凶相になる様です。
その点、カーポートであれば、どの方向でも構いませんし、運気に影響を与える事は無いとされています。
以上、ビルトインガレージのメリットとデメリットについてご案内しました。
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