業務内容
住宅業界の情報
家づくりの知識
その他の基礎知識
サイトの管理人
(株)ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄
YouTubeチャンネル
家づくりのノウハウがいっぱい
毎週金曜日に動画配信しています。
プレカットとは、 建築用の材料を事前に工場で加工しておくことです。
お勧め記事
この記事をご覧になった方は、次の記事もご覧になっています
住宅の建築工事の流れ|着工から完成までの工程
新築工事の工程を写真を使って、時系列で解説
住宅の基礎工事|種類とチェックポイント
基礎工事の配筋やコンクリートの流し方などを解説
木造住宅の工事|チェックポイント
上棟前後のチェックポイントを動画と画像で解説
地盤改良の工法と費用
表層改良構法、柱状改良構法、鋼管杭工法などを解説
プレカットとは、建築用の材料を事前に工場で加工しておくことです。
昔は現場で大工さんが、図面をもとに柱や梁に墨付けをし、木材の仕口や継手を手刻みで行なっていましたが、現在では事前に工場で加工を施したプレカット材を現場へ搬入するようになりました。
現場ではプレカットされた材料を大工さんが組むだけなので、昔は数日かかった建て方が、1日で完了するようになりました。
建て方について詳しくはこちら
継ぎ手:腰掛け蟻継ぎ
特に最近は、CADで作成した設計図面のデータを、プレカット用の工作機械を動かすためのCAMへ簡単に転送できるようになっていて、作業も自動化が進んでいます。
プレカットにより、精密な加工を施された材が現場に搬入されるようになったため、品質にばらつきがなくなり安定した施工が可能となり、建築期間の短縮はもちろん、建築費の抑制もできるようになりました。
また、大工職人の数が減少している昨今では、プレカット無しで住宅建築をする事は不可能となっています。
プレカットによるメリットをまとめると次のようになります。
一方でプレカットにはデメリットもあります。
熟練した大工さんは手刻みによって、一本一本の木の特性に合わせたり、現場の状況に合わせたりなど、機械にはできない微妙な調整を行うことができます。
プレカットにより、そのような高度な技術が、途絶えることになってしまう事を危惧する声もあります。
在来工法とツーバイフォー工法ではプレカットの価格が違います。
目安としては次のような金額になります。
※工務店から施主に提示される金額の目安です。
在来工法とツーバイフォーのプレカット価格の違いは主に次のような要因によるものです。
在来工法の場合、柱や梁など、棒状の材が束ねられた状態で現場に搬入できるため、コンパクトにまとまった状態で運送できます。
ツーバイフォーは壁や床、屋根がパネル状に組まれた状態で現場に搬入するので、量が嵩み、何台ものトラックで搬入しなければなりません。
在来工法のプレカットは木材のカットと仕口や継手の加工をするだけなので、現場で材料を一本一本組まなくてはならず、現場の職人の工程がツーバイフォーより多くなります。
ツーバイフォーは壁や床、屋根がパネル状に加工され、構造用合板も釘打ちされた状態になっているので、その分、現場の職人の工程が少なくて済みます。
在来工法のプレカットの価格は安いが、現場の工程が多い。
ツーバイフォーはその逆です。
結果的に価格は相殺されて、ほぼ差し引きゼロになります。
このページの関連記事
住宅の建築工事の流れ|着工から完成までの工程
新築工事の工程を写真を使って、時系列で解説
住宅の基礎工事|種類とチェックポイント
基礎工事の配筋やコンクリートの流し方などを解説
木造住宅の工事|チェックポイント
上棟前後のチェックポイントを動画と画像で解説
地盤改良の工法と費用
表層改良構法、柱状改良構法、鋼管杭工法などを解説
★オススメの記事
このホームページに記載してある情報は自由に使用ていただいて結構です。 ただ、WEB上で引用される場合は、 「家づくりを応援する情報サイト」からの引用である事を記載して、 更に、このホームページへのリンクをしてください。 どうかよろしくお願いします。
このサイトの管理者
株式会社ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄
京都市東山区泉涌寺東林町37-7
株式会社ポラリス・ハウジングサービスは「住宅相見積サービス」を運営し、京都・滋賀・大阪・奈良で注文住宅を建てる人を第三者の立場でサポートする会社です。