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ベタ基礎とは、
基礎の立上りだけの布基礎とは違い、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎です。
家の荷重を底板全体で受け止め、面で支えます。
一般的なベタ基礎
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ベタ基礎とは
基礎の立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎です。
家の荷重を底板全体で受け止め、面で支えます。
また、地面をコンクリートで覆うので、地面から上がってくる湿気を防ぎ、シロアリも侵入しにくくなります。
最近の木造住宅ではベタ基礎を採用するところがほとんどです。
ベタ基礎の一般的な寸法は立上りの幅を120mm以上、底板の厚さを150mm以上とし、立上りの高さを地面から400mm以上を確保します。
その点、 ベタ基礎は①底板、②立上りの 2回の打設ですみます。
その分、 施工手間がかからないので、ベタ基礎の採用が増えた大きな理由の一つになっています。
布基礎は建物の荷重を線で支えて、ベタ基礎は床下全面で支えます。
ですから、ベタ基礎は不同沈下を起こさないといわれていますが、ベタ基礎を採用していても、敷地全体の地耐力が均一でない場合は、不同沈下が起こる可能性が充分あります。
また、地盤が軟弱な場合、ベタ基礎は布基礎に比べ基礎自体が重いので、地盤への負荷が大きくなります。構造計算のやり方によっては、布基礎を採用した方が有利な場合も出てきます。
さらに、ベタ基礎は底板より上の立ち上がりの高さが35センチほどですが、布基礎はフーチングから上の立上りの高さが50センチほどになります。
実は、立上りの高い布基礎の方が上からの荷重に対抗するのは有利です。
そのため、一概にベタ基礎の方が優れているとは言えません。
実際のベタ基礎の工事の様子を動画でご覧ください。
(動画長さ 3分40秒)
ベタ基礎の配筋は
底板部はD10(φ10)以上の鉄筋を
300mm以下の間隔で縦と横に配置します。
間取りや地盤の状況によっては
配筋の間隔を狭めたり、D13(φ13)使用したり、
ダブル配筋(2段に鉄筋を組む配筋)にすることもあります。
D13(Φ13)の鉄筋で150mm間隔の配筋
D13(Φ13)の鉄筋のダブル配筋
ベタ基礎は
立上り基礎で囲まれた区画の面積が大きくなると、底板の厚みを大きくしたり、地中梁を設けるなどの処置が必要になるり、コスト高になるので、あまり大きな区画割は避けた方が良いでしょう。
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