業務内容
住宅業界の情報
家づくりの知識
その他の基礎知識
サイトの管理人
(株)ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄
YouTubeチャンネル
家づくりのノウハウがいっぱい
毎週金曜日に動画配信しています。
注文住宅の醍醐味は思い通りの間取りで家を建てられる事です。
でも収納を上手く計画しなければ、不便この上ない事になってしまいます。
特に小屋裏収納やロフト、小上がりの畳コーナー、シューズクローク、納戸は要チェックです。
今一度、住宅会社から提出された間取り図を確認しましょう。
目次
1つ間違えると、全く利用しない事になってしまいます
小上がりの段差を利用した収納はここを注意
帰宅動線が悪くなってしまうと、機能しなくなってしまう
ただ、要らない物を溜め込むだけの収納になってしまう
ファミリークローゼットで家族全員の衣類を管理
関連記事
この動画では気を付けないと、使えない収納になってしまう4つのパターンをご案内します。
ご案内するのは
ぜひご覧になってください。
動画長さ:10分30秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
でもその間取り、本当に大丈夫でしょうか?
以前配信したこちらの動画では生活スタイルに焦点を当てて、間取りの注意するポイントとして、次の4つをご案内しました。
まだご覧になってない方はこちらをクリックしてぜひご覧になってください。概要欄にもリンクを貼っておきます。
今回は収納に焦点を当てて、気を付けなければならない間取りのポイントを4つご案内します。
ご案内するのは
この4つはチョッと間違えると、不便この上無い事になってしまうので、注意してください。
ではまず、気を付けたい間取りの収納編1つ目、小屋裏収納とロフト。
小屋裏のデッドスペースを利用した小屋裏収納やロフトですが、ほとんど使っていないという話しをよく聞きます。
例えばこちらのお宅。ここにロフトがあります。このロフトに上がるためには、ここにあるハシゴを使います。
ハシゴを上るとこの様になっています。・・・
ただ、こちらのお宅ではこのロフトをほとんど使っていないとおっしゃっていました。
どうも、ハシゴで上り下りするというのがネックになっている様です。
我が家にもハシゴで上り下りする小屋裏収納があります。
若い時は大丈夫だったのですが、今は怖くて、小屋裏収納に上るのは年に1、2回あるかどうかです。
一体、何が収納されているのか、分からない状態になってしまいました。
こちらのお宅の様に小屋裏収納やロフト用に、 固定階段を設けてあり、格段に使い勝手が良くなって、利用頻度は格段に違ってきます。
特に、こちらのお宅の場合、ご主人の趣味が鉄道模型で、そのために設けた小屋裏収納です。
かなり広くて18畳の広さがありますし、エアコンも換気扇も付いています。
小屋裏収納やロフトの利用目的がハッキリしているという事も重要な要素です。
小屋裏収納やロフトを設けるためには、それなりの費用が掛かります。・・・
特に固定階段という事であれば、階段だけでも20万円はするでしょう。・・・
本当に必要なのかどうか、慎重に考えてください。
では続いて、気を付けたい間取りの収納編2つ目、小上がりの畳コーナー。
リビングの一画を畳コーナーにしたいというご要望は多いです。
そして、畳コーナーを1段高くして、その段差を利用して収納を設けるというケースは多々あります。
この段差を利用した収納を採用したお宅からは、リビングの収納として重宝していると聞いています。
その際注意しなければならないのは段差の高さです。
畳コーナーを小上がりにするメリットの1つが、リビングやダイニングの椅子に座っている人と、目線の高さが合うので会話がしやすい事です。
そこで以前、椅子の座面の高さと同じ40cmの段差にした事があります。
するとお施主さんからは高くて上りにくいと言われました。
上りにくいので、ステップになる台を置いているらしいです。
そうなると、段差を利用して設けた収納が、台をどかさなければ使えないので、面倒です。
かといって、段差が低過ぎると収納量が減ってしまいます。
ですから、小上がりの段差は30cmから35cmぐらいが良いかと思います。
では続いて、気を付けたい間取りの収納編3つ目、シューズクローク。
シューズクロークは人気が高いのですが、特にウォークスルータイプのシューズクロークは注意が必要です。
例えばこちらのお宅。
玄関のすぐ横がシューズクロークになっています。
家族は普段シューズクロークの方から家に上がる様にして、玄関には靴が無く常にスッキリさせる事が狙いでした。
このお宅の場合、入居した後どうなったかと言うと、
シューズクロークの方は通らずに、正面の玄関から家へ上がる様になってしまったそうです。
なぜかと言うと、家へ帰って来てリビングへ行こうと思ったらジューズクロークを通ると遠回りになってしまうからです。
もし、玄関とシューズクロークの位置が逆になっていたら、遠回りする事はありません。
そうなると事情は変わっていたかも知れません。
シューズクロークのレイアウトは慎重に考えましょう。
できるだけ収納を沢山欲しいというご要望はよくあります。
でも、収納が沢山あればその分、リビングなどの居室が圧迫されて狭くなってしまいます。
それだけではありません。収納が多いほど、要らない物も増えてしまうのではないでしょうか。
風水では要らない物を溜め込むと、気のめぐりが悪くなって、運気がダウンすると言われています。
風水はともかく、本当は断捨離できると良いのかも知れませんが、そのためには一大決心が必要になります。
せめて、要らない物が溜まるのを促進させるような間取りは避けたいですね。
その最たるものが、何を収納するのかハッキリしていない納戸です。
何を収納するのかハッキリしていれば良いです。
以上、気を付けなければ大失敗してしまう間取りの収納編をご案内しました。
ご案内したのは
1.小屋裏収納とロフト
2.小上がりの畳コーナー
3.シューズクローク
4.収納目的の無い納戸
小屋裏収納とロフトについてはハシゴでの上り下り。
それだと使わなくなってしまうかも知れません。
小上がりの畳コーナーについては段差を利用して収納を設ける場合、30~35cmの高さにするのが良いでしょう。
シューズクロークについては遠回りをする様な動線になると、上手く機能しないかも知れません。
収納目的の無い納戸については、奥の方には忘れ去られた要らない物で、一杯になってしまう事になるでしょう。
失敗する間取りの「生活スタイル編」も合わせてご覧ください。
ぜひご覧になってください。
このページの関連記事
★オススメの記事
このホームページに記載してある情報は自由に使用ていただいて結構です。 ただ、WEB上で引用される場合は、 「家づくりを応援する情報サイト」からの引用である事を記載して、 更に、このホームページへのリンクをしてください。 どうかよろしくお願いします。
このサイトの管理者
株式会社ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄
京都市東山区泉涌寺東林町37-7
株式会社ポラリス・ハウジングサービスは「住宅相見積サービス」を運営し、京都・滋賀・大阪・奈良で注文住宅を建てる人を第三者の立場でサポートする会社です。