リビングで人気の5つの仕様｜OKかNGか

よくご要望として出てくるのは次の5つの仕様。

1. 開放感あふれる吹抜け
2. 家族の会話を促すリビング階段
3. 明るさ抜群2階リビング
4. お洒落なアクセントクロス
5. 見た目スッキリ壁掛けテレビ

これらの仕様は本当に良いのか？それとも悪いのか？
プロの目で判定します。
ぜひご覧になって、確かめてください。

動画長さ：10分50秒

周りに家が建て込んでいる都市部だと1階のリビングはどうしても暗くなりがちです。
そこでリビングの明るさを確保するために2階リビングという方法がいます。

はたして明るさ抜群2階リビングはOKかNGか。

（ドラムロール）

・・・OK

2階リビングのメリット

2階リビングは明るいだけではなく、前面道路を通る人や車を気にせず生活できます。
また、こちらのお宅では2階リビングからベランダへ出ると、この様な景色を見る事ができます。

建物の構造としても1階が個室になるため、1階の壁量が増えて耐震性が良くなります。

※メリットは明るさだけではない

2階リビングのデメリット

ただし、どうしても１階と２階の移動が多くなってしまいます。

例えば宅配業者が来たら、その度に階段を上り下りしなければなりません。
また、スーパーで買い物をして帰ってきたら、重たい荷物を持って２階まで上らなくてはなりません。

２階リビングは高齢者にはちょっと厳しいかも知れません。
でも運動量が増えて、むしろ健康に良いという考え方もあります。

※階段の上り下りが多くなる

壁の１面だけを、別の色のクロスにするアクセントクロス。
普通とは違うオシャレな雰囲気を演出してくれます。

はたしてお洒落なアクセントクロスはOKかNGか。

（ドラムロール）

・・・NG。

来客者にキッチンを見られたくない？

寝室や書斎などのプライベートな空間、あるいはトイレの様な狭くて短時間しか滞在しない場所であれば、アクセントクロスは大いに結構だと思います。
しかし家族全員が長い時間滞在する、共有空間のリビングに、アクセントクロスはどうかと思います。

家族とはいえそれぞれ好みや志向は違うので、リビングは家族全員が心地良くなる様な癖のないインテリアが良いです。

例えばこんな感じでリビングにアクセントクロスを採用したとします。

このままだとそんなに変な感じはしませんが、実際に生活をすると否が応にも色々なアイテムがリビングの中に入ってきます。
そうなるとゴチャゴチャして、落ち着かない空間になってしまいます。

いずれゴチャゴチャしてしまうのですから、壁、床、天井、建具の色は、できるだけ少なく抑えるのが良いでしょう。

※リビングの色数は少なく抑える

壁掛けテレビの魅力は何といっても、スタイリッシュでオシャレな空間になる事です。

当社のクライアントからも壁掛けテレビのご要望がよく出てきます。
はたして見た目スッキリ壁掛けテレビはOKかNGか。

（ドラムロール）

・・・OK

壁掛けテレビのメリット

テレビの裏はケーブルがゴチャゴチャしていて、しかも静電気で埃が溜まりやすいです。
でも新築する時に壁掛けテレビにする場合、ケーブル類を壁の中に仕込む事ができるためスッキリします。
またテレビ台の上に大型テレビを置くとペットや小さなお子さんがイタズラをして倒れてしまうという危険性があります。
しかし壁に固定してしまえばそんな心配はありませんし、地震の揺れにも耐えられます。

※転倒の心配もなくなる

壁掛けテレビのデメリット

ただしデメリットもあります。

壁に固定するためテレビの位置を変える事ができなくなります。
頻繁に模様替えをしたいという人には向きません。

また、テレビを買い替える時にも、ただ置けばいいという訳ではないので何かと手間がかかります。
壁掛けテレビを採用する際にはそういったデメリットも考慮してください。

※壁掛けテレビのデメリットも考慮

以上、リビングの5つのパターンについてOKかNGかというジャッジをしました。まとめるとこの様になります。

1. 開放感あふれる吹抜け　→OK
2. 家族の会話を促すリビング階段　→NG
3. 明るさ抜群2階リビング　→OK
4. お洒落なアクセントクロス　→NG
5. 見た目スッキリ壁掛けテレビ　→OK

・・・これは私の勝手な判断で、実際は人によりOKなのかNGなのか、違ってくると思います。
貴方はどの様に思われますか？
その通り、はたまた、それは違うと思われたかもしれません。

（もし宜しければYouTube上にコメントをして頂けると嬉しいです）
https://youtu.be/MAs6IlXB-N0

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