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縦すべり出し窓とは、
窓枠の上下に設けられたレールに沿って、窓を外側(室外側)にすべり出させて開けるもの。
縦すべり出し窓
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縦すべり出し窓とは、窓枠の上下に設けられたレールに沿って、窓を外側(室外側)にすべり出させて開ける窓。
縦すべり出し窓は、欧米の住宅でよく用いられる窓です。
縦すべり出し窓は回転軸が垂直方向なのに対し、回転軸が水平方向になっているモノを横すべり出し窓といいます。
縦すべり出し窓は、全開状態にすると窓が90度になり、サッシの開口面積を最大限に開放することができ、通風の効率が良いです。
ひじょうに気密性に優れていることが、縦すべり出し窓の大きなメリットです。
住宅の気密性にこだわる場合は、縦滑り出し窓や横滑り出し窓を多用すると効果的です。
縦すべり出し窓の形状は縦長なので、それを上手くデザイン的に取り入れる事で、おしゃれな外観や内観を実現できます。
縦すべり出し窓は、窓が外に開くので、サッシの部屋内側が汚れやすいのはデメリットと言えるかもしれません。
しかし、縦滑り出し窓を全開にした状態にした場合、サッシの外側に手が届くので、掃除しやすいというメリットがあります。
縦滑り出し窓は、引き違い窓や上げ下げ窓の様に、外側に網戸を取り付けることが出来ません。
そのため、縦すべり出し窓の網戸は、室内側に付きます。
縦すべり出し窓の網戸には色々な種類があり、上げ下げ式やロール式、内開き式などがあります。
(写真は、縦すべり出し窓の上げ下げ式網戸)
縦すべり出し窓を
閉めた状態の網戸
縦すべり出し窓を
開けた状態の網戸
縦滑り出し窓の形状は基本的に縦長で幅が細いです。
さらに、縦すべり出し窓の下端が、床から1メートルぐらいの高さに設置する場合がほとんどなので、屋外側だと1メートル50センチ以上の高さになり、侵入しにくいです。
ただ、侵入できない訳ではありませんし、また、防犯用の面格子を取り付ける事ができない窓なので、補助錠を取り付けたり防犯ブザーなどの措置が必要です。
でも、人の頭が入らないぐらいの細い縦滑り出し窓であれば、防犯面では完璧です。
風を屋内に入れようとした場合、引き違い窓だと、壁に垂直に当たる風を入れる事はできますが、平行に通る風は効率よく部屋に入れる事はできません。
その点、縦滑り出し窓は壁に平行に通る風も、効率的に部屋の中へ入れる事ができます。
また、縦滑り出し窓を2連以上で設置する場合、開き勝手の向きを揃えずに、反対にしておけば、左右どちらから風が吹いてきても大丈夫です。
非常に採風効果に優れた窓だと言えます。
縦滑り出し窓の最大のデメリットは、コストです。
引き違い窓に比べ、同じぐらいの大きさでも、1.2~1.5倍はします。
また、ロールスクリーンを設置する場合、引き違い窓であれば、既製品で対応できることが多々ありますが、縦滑り出し窓はオーダーで対応しなくてはならず、高くつきます。
更に、ロールスクリーンの縦横比の差が大きくなるとメーカー保証が付かない場合があります。
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