業務内容
住宅業界の情報
家づくりの知識
その他の基礎知識
サイトの管理人
(株)ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄
YouTubeチャンネル
家づくりのノウハウがいっぱい
毎週金曜日に動画配信しています。
ほとんどの人にとって、ハウスメーカーや工務店と交わす工事請負契約は初めての経験です。
ところが、営業マンが『契約をしましょう。はんこをお願いします。』といって持ってくる契約書に、当日になって初めて目を通すというのがほとんどです。
何千万円もの契約をするのに、内容もよく分からないまま、『こんなに簡単にはんこを捺していいのだろうか?』と不安になるのは当然です。
ここでは住宅の契約をする際の流れと注意点を解説します。
注文住宅で施主と住宅会社が交わす契約は「請負契約」になります。
請負契約について詳しくはこちら
実は契約書は書式が決まっているわけではないので、市販の物を使う会社、自社用にアレンジしたものを持ってくる会社、はたまた、紙一枚のところもあれば何ページにも渡っているものなど、その内容は様々で、見てもさっぱり分かりません。
住宅会社の中には、あまり詳しく説明してくれないところもありますし、もしかしたら施主に不利な条件になっているのかも知れません。
このページでは、工事請負契約の注意点を分かりやすく解説します。
ここにあるポイントさえ押さえれば心配ありません。
注文住宅の契約をする機会は、そうそうある訳ではありません。
おそらく、ほとんどの人が人生で初めての経験でしょう。ですから当然、危険と隣り合わせの状態になってしまうのです。
動画では次の4つのポイントを分かりやすく解説しています。
1.契約の流れと値引きのタイミング
2.支払い条件はどうなっているのか?
3.工事の予定日は明確か?
4.遅滞による違約金はどうなっているか?
ぜひご覧になってください。
動画の長さ 12分44秒
工事請負契約は一般的な契約とは違い
注文住宅の場合は、契約対象の建物が存在していません。
日本広しとは言え、
一つとして同じ間取、同じ金額の契約はありませんし、
もちろん建築会社も違います。
海のものとも山のものとも分からないモノに対し、
何千万円もの契約を交わさなくてはならず、不安は募るばかりです。
そこへ来て、住宅会社の営業マンは営業ノルマがあり、
上司からも早く契約を取るように催促されています。
ですから、早くハンコを捺させようとあの手この手で迫ってきます。
「後でいくらでも変更ができますから‥‥」
「今週中にご契約していただければ、キャンペーンなので‥‥」
これが最大の注意点です。
そんな甘~い誘惑に絶対に乗ってはいけません。
「この機会を逃すと‥‥‥」というような不安が頭をよぎり、
ハンコを捺してしまったが最後、
主導権を完全に握られ、
追加や変更の内容も価格も、向こうの思うがままになってしまいます。
何千万円を掛ける一世一代の大きな契約ですから、
甘~い誘惑に騙されることなく、こちらのペースで進めていくことが重要です。
住宅会社を選んでから工事請負契約をするまでの流れは、
大筋で次のようになります。
仮契約 | ‥ | 住宅会社を選んだ時点でまず仮契約を結びます。 通常、数十万円ほどの手付け金を払う事になります。 |
↓ | ||
設計図書の作成 | ‥ | これまでの打合せに基づいて、仕様書や仕上表、各種図面を作成してもらいます。 |
↓ | ||
見積書の作成 | ‥ | 作成した設計図書を基に、見積を提出してもらいます。 |
↓ | ||
予算オーバー等 による設計変更 |
‥ | 提出してもらった見積が予算内に納まっていれば、 そのまま契約となりますが、オーバーしている場合は、予算に納まるように設計変更します。 |
↓ | ||
再見積書の作成 | ‥ | 設計変更した内容で再度見積を提出してもらい、 予算内なら契約。オーバーしている場合は、再度設計変更します。 |
↓ | ||
本契約 | ‥ | 工事請負契約を締結します。 |
住宅の請負契約に必要となる書類は次の4つです。これらは住宅会社が揃えます。
発注者、請負者、工期、請負金額、代金の支払い方法を明記します。
その条件で契約する事を確認の上、印紙を貼り、
請負者と発注者の欄にそれぞれ署名、捺印します。
「約款?」耳慣れない言葉ですが、
つまり工事の約束事が書かれています。
一括委任の禁止、瑕疵の担保、履行、遅延など、
契約書では記載できなかった
細かな事についての取り決めが記載されています。
契約前にもらい、目を通しておくとよいでしょう。
工事項目、形状寸法、数量、単価が細かく記入されます。
細かく見積りを拾ってあれば、追加変更になった場合でも
減額と増額がはっきりするのでトラブルになりません。
数量項目が一式となっている場合は要注意です。
またここでは、別途工事になる項目についても確かめておきましょう。
見積もりについての詳細は「見積の見方」をご覧ください。
建築図面は実施設計と呼ばれ、
住宅会社によって図面の枚数は異なります。
一般的には10~15枚くらいです。
建築図面と見積書のくい違いがないかを確認し、
契約図面として契約書に添付します。
設計図書についての詳細は「家づくりに必要な図面」をご覧ください。
契約書と契約約款の具体的な注意点はこちらからご覧ください。
★オススメの記事
このホームページに記載してある情報は自由に使用ていただいて結構です。 ただ、WEB上で引用される場合は、 「家づくりを応援する情報サイト」からの引用である事を記載して、 更に、このホームページへのリンクをしてください。 どうかよろしくお願いします。
このサイトの管理者
株式会社ポラリス・ハウジングサービス
代表取締役 高田公雄
京都市東山区泉涌寺東林町37-7
株式会社ポラリス・ハウジングサービスは「住宅相見積サービス」を運営し、京都・滋賀・大阪・奈良で注文住宅を建てる人を第三者の立場でサポートする会社です。