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憧れのおしゃれなリビング・・・。
素人でもリビングを上手にまとめる事ができるインテリアコーディネートのコツをご紹介します。
まず、頭に入れておかなければならないのはリビングやLDKという空間は家族が集まり、長い時間を過ごす、あるいは来客者をお通ししてくつろいでもらう場所です。
そんな空間を演出するのには、どうしたらよいのでしょうか?
目次
リビングやLDKは寝室などの個室とは違って、家族が集まる場所ですし、場合によってはお客さんを通す事もある共有スペースです。
ですから、あまり個性を主張しないようにするのが良いでしょう。
リビングやLDKの内装に使う色はできるだけ少なく、同系色で揃えるようにしましょう。
例えば次の例をご覧ください。
床や建具はこげ茶色。
壁や天井はベージュ。
奥の壁面は青い柄のクロス。
こうしてこの部屋を見ると、特に問題があるようには思えませんね。
むしろ奥の青いクロスがアクセントになって、この様な部屋を好む人もいる事でしょう。
しかし、実際に生活するためには家具を置かなくてはなりません。
部屋に合わせて家具を新調するのであれば良いですが、
これまで使っていた家具をそのまま置くとなると、
部屋の雰囲気にピッタリ合うという訳にはいかないでしょう。
結局、この部屋の中に色々な別の要素が入ってくる事になります。
特に小さなお子さんがいたりすると、
玩具をリビングに置くでしょうし、散らかすでしょうから次の図のようになる事は容易に想像が付くでしょう。
こうなってくると、ごちゃごちゃして落ち着きませんし、
部屋が狭く感じます。
そこで次の図をご覧ください。
家具や子供の玩具、その他雑貨は全く同じ状態で散らかっていますが、だいぶマシだと思いませんか?
先の例との違いは、部屋の内装は薄いグレー系で統一されている事です。
おそらく薄いグレーだけの部屋の場合、家具も何もない状態だと、全く面白味がないと感じられるかもしれませんが、
実際に生活をしてみると、仮に散らかったとしても、そんなに狭く感じる事もないでしょう。
それより何より、快適に生活するためにもリビングの収納を充実させて、散らかりにくくしておくことも大切ですね。
ともかく、リビングやLDKの内装は、
できるだけ少ない色数に留めて、同系色でまとめるのがポイントです。
もちろん、先の例のようにアクセントを付けるのは決して悪いわけではありません。
アクセントが利いている方がおしゃれ間を演出できるかもしれません。
しかし、同系色でまとめる方が、まず失敗はありません。
リビングやLDKに限らず、他の部屋でもそうなのですが、インテリアのイメージを決める事がとても重要です。
次の図はイメージスケールと言って配色を元にイメージを分類したツールで
横軸を WARM⇔COOL
縦軸を SOFT⇔HARD
として、イメージをスケール上にプロットしたのが次の図です。
このイメージスケールには代表的なイメージとして
をプロットしてあります。
(上記をタップすると具体的なイメージをご覧いただけます)
そして、この中の例えば「シンプルモダン」というイメージは次の写真のようになります。
もし、部屋のイメージを「シンプルモダン」にすると決めた場合、
壁紙やカーテン、照明器具や家具など
インテリアを構成するすべての要素に対し「シンプルモダン」に該当するものを選んでいきます。
そうする事で、インテリアをセンス良くおしゃれにまとめる事ができます。
リビングやLDKの配色としては最もポピュラーでまとめやすいのがベージュ基調の配色です。
淡い色でまとめられるので、部屋が広く感じます。
ベージュはやや暖色系の要素があるので、温かみも感じられますし、落ち着いた雰囲気になります。
ベージュという色が嫌いだという人は、まずいないでしょう。
ですから、誰にでも受け入れられやすく、リビングやLDKなどの共有性の強い空間に適しています。
インテリアの仕上げ材としては、
床に杉の無垢材、
壁はベージュ系の珪藻土塗りにするなど、
自然素材をふんだんに使っても良いですね。
ベージュ基調よりも少し気分を高揚させて、人が集まりやすい演出をするのがオレンジ基調の配色です。
色彩心理学で言われているのは、オレンジは部屋に温かみを感じさせ、人を呼び寄せ、楽しい気分にしてくれる色とされています。
ですからファミリーレストランなどの人の集まる場所では、よくオレンジ色が基調色として使われます。
リビングやLDKの配色をオレンジ基調にするれば、自然に家族が集まり、来客者には社交的雰囲気を与えられることが期待できます。
あまり冒険はしたくないけど、ベージュ基調よりはちょっと違う演出をしたい方は、オレンジ基調の配色なんかはいかがでしょか。
オレンジ色の効果について詳しくはこちら
とにかく、できるだけリビングやLDKを明るくしたい。
あるいは日当たりが悪かったり、北向きだったりするリビングなどには、白を基調にすると良いでしょう。
白で統一すると、光の反射量が多くなるので明るくなるのはもちろんですが、実際よりも、より部屋の広さを 感じられるでしょう。
ひじょうに軽快なイメージになり、あまり生活臭の無い雰囲気を演出します。
また、白はどんな色とも合いますので、
観葉植物の緑を置いてみたり、ソファーの上に赤や青のクッションを置くなど、ポイントとして好きな色をアクセントに使うののも良いでしょう。
白の効果について詳しくはこちら
あまり生活臭の無い雰囲気が良いが、白基調だとちょっと落ち着けないという人は、黒色をプラスすると良いでしょう。
ひじょうにコントラストが効いて、モダンな雰囲気のリビングになります。
また、ソファーを黒の革張りにするなど、高級感の演出もできます。
注意しなければならないのは、壁面に黒い色の面積が多くなると、部屋が狭く感じられますし、暗くなります。
ソファーやテーブル、床など、低い位置にあるものを黒にして、壁面や天井は白というのが基本です。
黒の効果について詳しくはこちら
白や黒のような、ちょっと冷たい雰囲気は嫌。ただし高級感は欲しいという方にはこげ茶を基調にするのがお薦めです。
こげ茶は黒より少し赤味があるので、温かみを感じられますし、高級感を演出するのにも向いています。
こげ茶基調の場合も白黒基調と同様に、壁や天井はベージュなどの明るい色の面積を多くする方が、部屋を広く感じられます。
注意しなければならないのは、一口にこげ茶と言っても 、
黄色味がかったこげ茶と青味がかったこげ茶があります。
この両方が混ざると、ちぐはぐな感じになるので、同系色で統一させるようにしてください。
茶の効果について詳しくはこちら
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