沓摺り(くつずり)とは
【住宅建築用語の意味】



 

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「沓摺り」の読みは「くつずり」です。

沓摺りとは、ドア枠の下部、下枠に当たる箇所を指します。

沓摺とはのイメージ画像

 

 

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沓摺りの詳細説明

 

沓摺りとは、ドア枠の下部、下枠に当たる箇所を指します。

沓摺りと敷居の違いは
沓摺りがドア(片開き戸)の下枠なのに対し、
敷居は引違い戸や片引き戸など、レールや溝が付いた引き戸の下枠になります。

 

沓摺りを使ったドア枠 

 

沓摺りの本来の重要な役目は、
ドアが隙間なく閉まるようにする事にあるので、かつては次の図の様な断面形状をしているのが一般的でした。

 

沓摺の断面図 

 

 

 

 

 

 

 

現在においては
玄関ドアや防音室のドアなど、
密閉性が要求されるドアに関しては20ミリ以下の段差を設けますが、
一般的な室内ドアに関しては、バリアフリーの観点や24時間換気用のアンダーカットの観点から
沓摺りを設けないのが一般的です。

※アンダーカット
24時間換気の通気のために扉の下に設ける1センチ以上の隙間のこと。

 

ただし、トイレや洗面所など、床の仕上げを変える場合には、
見切り材の役目として、薄くフラットな沓摺りを設ける事が多々あります。

次の写真は、フローリングとクッションフロアーの見切り材として沓摺りが使われている実例です。

 

固定枠の断面図 

 

 

 

 

 

 

この様なフラットな沓摺りを設ける場合は
バリアフリーの観点から、段差について、
設計寸法が3mm以下、仕上がり寸法5mm以下とされています。

つまり、
沓摺りを5ミリ以内の段差にするために、施工誤差を考慮して、
設計段階では3ミリ以下になる様にしなさいという事です。

 

 

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