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これからの太陽光発電にはおひさまエコキュートが欠かせません。
かつては安い深夜電力でお湯を沸かしていましたが、電気料金が高騰している今、最もお得なのは太陽光発電の電力を自家消費する事です。
理想的には発電した電力を蓄電池に蓄えるのが良いのですが、蓄電池は大変高価なため採算が取れません。
そこで有効なのがおひさまエコキュート。
太陽光発電+おひさまエコキュート の組合せで、どれだけお得になるのか?シミュレーションしてみましょう。
目次
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電気代が爆上がりしている昨今。
こうなってくると、太陽光発電を検討してみるのも、有益な方法と言えるでしょう。
ただし、これからは太陽光発電を設置するのであれば、おひさまエコキュートが必須です。
おひさまエコキュートとは何か? どれだけお得になるのか?
動画で詳しく解説しています。ぜひご覧になってください。
動画長さ:8分15秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
今回のテーマは「電気代爆上がりの今、太陽光発電で最大限お得になる方法」
最近の電気代の高騰で、電力会社からの検針票を見てひっくり返りそうになった人は多いでしょう。
政府の負担軽減策はあるものの、
これから先、電気料金の値上げ傾向は、まだまだ続く見通しです。
こうなってくると当然、太陽光発電の需要が増えてくるでしょう。そして、せっかく太陽光発電を設置するのであれば、
その効果を最大限まで引き出したいですよね。
そこで、ここ最近、注目を集めている物があります。
それは「おひさまエコキュート」です。おひさまエコキュートとは何か?
そしてどれだけお得なのか?わかりやすくご案内します。
ではまず初めに、最大のポイントをご紹介します。売るより自家消費。
太陽光発電で発電して、余った余剰電力は電力会社へ売るというのが普通です。
でもその売電価格・・・、かつては1kwh当たり48円でしたが、今や16円です。
一方、電力会社から電力を購入する場合は、再エネ賦課金や燃料調整費を含めると33円。売電価格の約2倍。
ですから、太陽光発電で発電した電力を売るよりも、自分達で使って、購入しないようにした方がお得です。
自家消費に回すために最も有効なのが蓄電池を設置する事です。
昼間は余剰電力を蓄電し、夜間その電力を使う事で自家消費を最大限に高める事ができます。
しかし、蓄電池はひじょうに高価で採算が合いません。当分の間、価格が下がる事も無いでしょう。
そこでお勧めしたいのが「おひさまエコキュート」です。
家庭で使うエネルギーの中で最もウエイトが高いのは給湯です。全体のおよそ3割のエネルギーを使います。
そこで、一般的なエコキュートは安い深夜電力を使ってお湯を沸かす事で電気代を抑えます。
一方、おひさまエコキュートは昼間、太陽光発電で発電した電力を使ってお湯を沸かします。
つまり太陽光発電で発電した電力を自家消費する事で更に電気代を抑える事ができます。
おひさまエコキュートは他にもメリットがあります。
おひさまエコキュートは他にもメリットがあります。
一般的なエコキュートは朝の7時までに、お湯の沸き上げが終了します。
そして、お風呂にお湯を張るのが夜の20時だとしたら、長時間、湯量をキープしなくてはなりません。
おひさまエコキュートの場合、お湯の沸き上げは夕方の16時に終了。
お風呂にお湯を張るまで、わずか4時間なので放熱ロスが少なくなります。
ところでエコキュートはヒートポンプと言う方式で、空気の熱を利用してお湯を沸かします。
一般的なエコキュートは気温の低い深夜に、お湯を沸かします。
すると冬の寒い時期だと、どうしてもお湯を作る効率が悪くなってしまいます。
しかし、おひさまエコキュートの場合、お湯を沸かすのは気温の高い昼間です。
ですから冬でもお湯を作る効率が下がりにくいです。
では一般的なエコキュートと比べて、おひさまエコキュートは、どれだけ電気代を節約できるのでしょうか?
次の様な設定で、一般的なエコキュートとおひさまエコキュートを1年間の電気代で比較します。
私のいる関西電力の管内で、4人家族、太陽光発電の発電容量は4kw。
分かりやすさを優先するため、ザックリとした金額で比較します。
1年間のエコキュートの使用電力は1,800kwh。
これを安い深夜電力で賄います。
再エネ賦課金や燃料調整費を含むと1kwhが22円なので、給湯のために年間約4万円の電力を購入する事になります。
一方、太陽光発電により年間に3,600kwhの電力を売電する事になります。
売電価格は1kwhが16円なので、年間約6万円。
差し引きすると約2万円のプラスになります。
ただし、この数字は給湯だけを対象にしているので、全体として2万円のプラスになる訳ではありません。
先ほどと同じように1年間のエコキュートの使用電力は1,800kwh。
これを太陽光発電で賄えば、その分の電気代を払う必要はありません。それがいくらなのか?
再エネ賦課金や燃料調整費を含むと1kwhが33円なので、約6万円、の電気代を払わなくていい事になります。
ただし、エコキュートに電力を使用した分、太陽光発電の余剰電力は1,800kwhに減ります。
1年間の余剰電力の売電価格は約3万円。
それぞれを合わせて、約9万円のプラス。
一般的なエコキュートが2万円のプラス。
おひさまエコキュートが9万円のプラス。
おひさまエコキュートの方が7万円お得という事になります。
年間に7万円の差というのは大きいですね。
これからの太陽光発電にはおひさまエコキュートです。
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