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災害が起きた時、避難所ではなく自宅でいつも通りに暮らせる災害に強い家づくりをご案内します。
避難所での生活はプライバシーがありませんし、ウイルスの感染も気になります。
台風も強力になってきていますし、南海トラフ地震も気になります。
今こそ災害に強い家にして、備える事が重要です。
目次
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注文住宅を建てる、あるいは建売や中古住宅を購入する際、災害に強い家として検討しなければならないポイントとは何か。
検討すべきポイントは次の3つ。
1.災害に強い土地
2.災害に強い建物
3.災害に備えた設備
動画で詳しく解説しています。ぜひご覧になってください。
動画長さ:9分46秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
地震や台風などの災害に遭って避難所生活となると、ウイルス感染が心配ですし、プライバシーもありません。
更に硬い床での寝起きとなると精神的にも肉体的にも、大きなストレスになります。
できれば、災害時でも自宅で普通に生活できる様にしたいですよね。
そこで、今回のテーマは「避難所へ行かずに、自宅で過ごす」
地球温暖化の影響で、台風の勢力がドンドン強くなってきています。
2018年に関西を襲った台風21号時、私が住んでいる京都では、あちこちで木が倒れ、こんな状態でした。
そして、南海トラフの地震は、30年以内に70~80%の確率で発生すると言われています。
もし、災害が発生しても、自宅で普通に過ごせる家とはどんな家なのでしょうか?
注文住宅を建てる、あるいは建売や中古住宅を購入する際、災害に強い家として検討しなければならないポイントとは何か。
検討すべきポイントは次の3つ。
1.災害に強い土地
2.災害に強い建物
3.災害に備えた設備
災害に強い家のためには、まず第一に、土地自体が地震や台風に強くなければいけません。
それを調べるのには、ジャパンホームシールドの「地盤サポートマップ」というサイトが参考になります。
概要欄にサイトのリンクを貼っておきますね。
地盤サポートマップ
https://www.j-shield.co.jp/1million/cp2.htm
このサイトではジャパンホームシールドの過去の調査結果が公表されています。
過去の地盤調査で弱い地盤と判定された場所はピンク色のドットで表示されています。
もし弱い地盤だったとしても、地盤を補強すれば大丈夫です。
ただし、中古住宅で2000年より前に建てられている場合は、地盤を補強していない可能性があります。
実は2000年の4月1日に地盤調査が義務化されました。
でも、それ以前はあまり地盤調査が行われていませんでした。
なお、先ほどの地盤サポートマップですが、地図上でクリックすると、その場所の防災情報も出てきます。
地震時の揺れやすさ。液状化の可能性。浸水の可能性。土砂災害の可能性。これらの情報も参考になります。
また、津波の危険性というのも要チェックです。津波に関しては、各自治体のハザードマップで確認してください。
建物の構造で、最も地震と台風に強いのは鉄筋コンクリート造です。
ただ、鉄筋コンクリートの建物は非常に高額ですし、戸建て住宅としては、あまり一般的ではありません。
では、最も一般的な木造住宅だと地震や台風に弱いのかというと、決してそんな事はありません。
まず、家の形状は凹凸が無く正方形に近いのが望ましいです。
ちなみに家相でも、建物に欠けがあるのは良くないとされています。
その辺りについて、以前配信した「家相の正体」という動画で詳しく解説しています。
こちらをクリックしてぜひご覧になってください。
そして屋根形状は寄棟が最も風に強いです。
更に、スレートやガルバリウム鋼板の様な軽い屋根材にすると、地震に対して有利です。
また、免震装置や制振装置を採用するのも良いでしょう。
災害に強い家として、確実なのは耐震等級をクリアしている事です。
耐震等級には1~3まであって、この内、耐震等級2は病院や学校の耐震基準になります。耐震等級3は消防署や警察署の耐震基準になります。
少なくとも耐震等級2、できれば耐震等級3をクリアしたいとことです。
災害時に備えた設備として大切なのは、災害時だけでなく「日常生活でも使える」という事です。
例えばディーゼル発電機を備えても、日常生活ではほとんど使う事はありません。
ではどんな設備を備えたら良いのか?その設備を4つご案内します。
言うまでもなく、太陽光発電は停電になった時に威力を発揮してくれます。
冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機など、災害時でも、いつもと同じ様に使えます。
でも、太陽光発電だけだと昼間しか使えません。そこで蓄電池があれば夜間も電気が使えます。
あるいは蓄電池は設置せずに、車を電気自動車にして、蓄電池代わりに使える様にしておくというのも良いかも知れません。
停電以外にも災害時に困る事と言えば、断水です。
エコキュートは一般的なサイズであれば、370リットルのお湯が貯められています。
冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機など、災害時でも、いつもと同じ様に使えます。
でも、太陽光発電だけだと昼間しか使えません。そこで蓄電池があれば夜間も電気が使えます。
あるいは蓄電池は設置せずに、車を電気自動車にして、蓄電池代わりに使える様にしておくというのも良いかも知れません。
防犯ガラスであればいう事はありませんが、後からでも何とかできます。
地震や台風の時には、窓ガラスが割れて怪我をしてしまう危険性があります。
飛散防止フィルムを貼っておけば、それを防ぐ事ができます。
また、窓ガラスが割れていると、泥棒にも狙われやすくなりますしね。
パントリーがあれば、普段の生活の中で、沢山の食料や飲み物をストックできて、とても便利です。
そして災害が発生した時には、そのストックが威力を発揮してくれます。
家族が1週間程度暮らせるぐらいのストックができると良いですね。
では、まとめると、災害に備えた設備はこちらの4つになります。
1.太陽光発電と蓄電池
2.エコキュート
3.飛散防止フィルム
4.パントリー
以上、「避難所へ行かずに、自宅で過ごす」というテーマでご案内しました。
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