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かつては憧れの住宅設備だったのに、時代の経過と共に人気が無くなってしまった住宅設備があります。
そんな住宅設備を8つご案内します。
これから家を新築する方が住宅設備を選ぶ際、ご参考にして頂けると幸いです。
目次
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今は人気が無くなってしまった住宅設備とは次の8つ。
・浴室暖房乾燥機
・浴室テレビ
・ジェットバス
・天窓
・ホームシアター
・床下収納
・床暖房
・キッチンの吊戸棚
動画で詳しく解説しています。ぜひご覧になってください。
動画長さ:10分00秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
私が住宅の仕事に携わる様になったのは1997年。
それから今日までの間、住宅設備には色々な変遷がありました。
例えば、エコジョーズやエコキュートは、当時、まだ存在していませんでした。
それが、今は当たり前になっています。
ところが逆に、昔は憧れの設備だったのに、今はあまり採用されなくなってしまった設備もあります。
この動画ではそんな人気が無くなってしまった設備を8つ取り上げます。
人気が無くなってしまった設備の8選は次の2つに分けてご案内します。
ではまず初めに、浴室関連の住宅設備について。
浴室関連の住宅設備で要らなくなったのは3つあります。それは・・・
浴室暖房乾燥機を標準装備にしている住宅会社をよく見かけます。
洗濯物を乾かしたり、真冬に浴室を温めたり、あれば便利だと思います。
ただ、今は全自動洗濯機が乾燥までしてくれます。
乾燥という事であれば乾太くんなんかもありますしね。・・・
そして、住宅がどんどん高断熱高気密になってきて、冬に浴室が寒いという事も無くなってきました。
20年ぐらい前でしたら、浴室テレビを採用したお宅が何件かありました。
でも、今は全く必要ない住宅設備ではないでしょうか。
それもそうですよね。
今は昔と違ってスマホやタブレットがありますし、防水モニターというモノも3万円も出せば買えます。・・・
私のお客さんで、ジェットバスをご検討された方が何組かいらっしゃいました。
でも、最終的に採用した方は一組もいません。ジェットバスというと、スーパー銭湯の様なイメージを持ちますが、
家庭用のジェットバスはそんなにパワーが強くありません。しかも故障した時の事を考えると、結局、皆さん、要らないという判断になるようです。
浴室以外の住宅設備で要らなくなったのは5つあります。それは・・・
これは人気が無くなったというより、私がお勧めしなくなった設備です。
天窓は壁面の窓に比べ、3倍の採光が得られます。
ですから、かつては北側の部屋や階段などの暗くなりそうな所に天窓の提案をしていました。
ところが、お客さんからは夏は強烈な日差しが、もろに部屋の中に入ってきて暑い。
雨が降ると、雨音がうるさい。汚れているけど掃除ができない。という様な声が上がりました。
しかも雨漏りするかも知れませんし、今では特に要望されない限り、天窓を提案する事はなくなりました。
昔は度々ホームシアターが欲しいというご要望がありました。
自宅で映画館の様な迫力と臨場感を体感できるホームシアター。
スクリーンを天井に格納できる様にして、指定された位置にプロジェクターを設置して、 様々な配線も仕込むという様な工事を何軒かしました。
ところが、ここ10年以上、ホームシアターのご要望は出ていません。
どうしてなんでしょう?
最近は8Kの大型テレビなんかも売られているので、そんな事も影響しているのかも知れません。
あるいは、アラジンの様な照明器具とプロジェクターが一体になった商品もありますし、本格的なホームシアターよりお手軽な方が好まれる傾向になっているのかも知れません。
床下点検口を収納としても利用する、床下収納。
中のモノを出し入れするのに、かがんで無理な体勢を取らなくてはなりません。
ハッキリ言ってすごく使いにくいです。
ただの床下点検口であれば、押入やクローゼットの中といった、
目立たない場所に設ければ良いのですが、床下収納の場合、キッチンの床とかに設置する事になります。
そうなると、床下収納の蓋の上に載ると、たわみます。
更に微妙な凹凸があるため、フロア用ワイパーで掃除をする時に細かいゴミやホコリを取り切れません。
そんなこんなで、最近は床下収納を採用する事が少なくなってきました。
床暖房は先の天窓と同様に、私がお勧めしなくなった設備です。
床暖房は足元を温めてくれて、とても気持ちが良いですし、決してダメだという訳ではありません。
ただ、高断熱高気密住宅を建てた私のお客さんからは口々に、 床暖房を使わなくても足元が充分に暖かいという声が上がりました。
それなら20畳のLDKに150万円かけて床暖房を設置するより、ペアガラスをトリプルガラスにするなど、断熱性能をアップさせる方が、温熱環境は良くなりますし、冷暖房費も抑えられます。
昔はキッチンに吊戸棚を必ず付けていた様な気がします。
ところが今では吊戸棚を付けるお宅は少なくなりました。
その理由は、吊戸棚が収納として使いにくい事、
そしてキッチンをオープンにして、開放的にする方が好まれる様になってきたからです。
特に、アイランド型のキッチンが出てきてからは、その傾向に拍車が掛かりました。
「吊戸棚を付けるより、パントリー」というご要望が多くなっています。
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