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注文住宅で施主支給すると、コストダウンにもなりますし、こだわりの設備や建材を使えるというメリットがあります。
しかしトラブルになりやすいく、住宅会社から嫌われる施主になってしまうというデメリットもあります。
施主支給できる物とできない物は何か?動画でわかりやすく解説します。
施主支給にはどんな問題があるのか?
実は意外なものが施主支給する事で、大きくコストダウンできますし、住宅会社からも嫌がられる事もないのですよ。
動画長さ 10分21秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
マイホームを建てるなら、こだわりの設備をできるだけコストを抑えて取り入れたいと思う人は多いでしょう。
それなら、施主支給をすれば良いんじゃない、と考えるかも知れません。でも、施主支給には色々と問題があるのです。
そこで、今回のテーマは「施主支給って、どうなの?」
改めて、施主支給とは何か?施主支給とは設備や建材などを施主が購入して、住宅会社へ支給する事です。
施主支給したものには、住宅会社のマージンが載っていないので、コストダウンする事ができます。
住宅会社と話し合って、OKであれば、施主支給をしたら良いでしょう。ただ、色々と問題がある事も頭に入れておいた方が良いと思います。
この動画でお伝えするのは、この2つです。
1つ目、施主支給の問題点。
以前、工務店に勤めていた経験から、なぜ住宅会社が施主支給を嫌がるのか、本音の部分をご案内します。
2つ目、施主支給できる物。
どんな物が施主支給できるのか?実は意外なものが施主支給できます。
基本的に施主支給は住宅会社から嫌がられます。なぜなら、トラブルの元になりやすいからです。
よく言われるのは、不具合が発生した場合、責任の所在が曖昧になりやすい、という事もありますが、それだけではありません。
工事現場では工事の進捗に合わせて、必要な物だけをジャストインタイムで搬入します。
でも、施主支給だと、それはなかなか難しいので、早めに購入して担当者に渡して保管してもらう事になるでしょう。
一つ実例をご紹介します。
オシャレなシーリングファンをネットで見つけて、施主支給したのですが、トラブルになってしまいました。
――――実例の動画―――――ここから
ここで本編では実例動画をご紹介しています。
もしよろしければ、動画本編の2分56秒から3分57秒までをご覧ください。
――――実例の動画――――― ここまで
この住宅会社の対応は余りにもひど過ぎますが、この様に保管中に紛失するかも知れません。また、傷を付けてしまう可能性もあります。
それと、住宅会社が一番嫌なのは、タダ働きになってしまうからです。極端な例ですが、昔、私が工務店に勤めていた時、お施主さんから、「近所の電気屋さんに電気工事をやらせたい」と言われた事がありました。
つまり電気工事の施主支給ですね。電気工事ぐらいなら良いか、と思ったのですが、大間違いでした。
いつもの電気屋さんでしたら、話はツーカーなのですが、初めての電気屋さんなので、事細かに打合せしなければなりません。
特に外国製の換気システムを標準仕様にしていたので、その施工の仕方を、レクチャーするのに、とても骨が折れました。
結局、いつもより手間暇が掛かっているのに、電気工事で得られる利益はゼロです。
住宅会社からしてみれば、こんな理不尽な話はありません。
ですから、工事を施主支給というのは、さすがにOKしてもらえないでしょう。
もし、近所の電気屋さん、親戚の設備業者、親が塗装業者・・・という様な場合は、その住宅会社の下請けとして使ってもらうという事であれば、まだ可能性はあります。
他にも、システムキッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレ、給湯器などの住宅設備も施主支給にするのは嫌がられます。
例えばシステムキッチンの事を考えてみましょう。
いつもなら、キッチンメーカーから自動的に図面が送られてくるので、その通りに配管と電源を仕込んでおきます。そして、2週間前に建材店へ搬入の指示を出せば、
指定した日時に、設置までしてくれます。
ところが、施主支給だと、どうなるでしょう?
図面はどこが出してくれるの?
ジャストインタイムで搬入できるの?
現場に運ばれてきたシステムキッチンは誰が荷下ろしをするの?
設置工事はこっちで手配するの?
分からない事だらけです。それら全てを明確にして、段取りを付けなくてはなりません。
面倒臭いのもそうですが、何より通常と違う段取りというのは、トラブルになる可能性が高くなります。
施主支給できるものとして、よく言われているのが、
これらは建物を引渡した後、施主自身が取り付けたら良いので、工事の妨げにはならないからです。
ただ、せっかく注文住宅を建てるのですから、他にもこだわりの物を付けたくなりますよね。
例えば、ネットで見つけた海外製の洗面台・・・。
その場合は様々なリスクを承知の上でお願いすれば、1つや2つぐらいは受け入れてもらえるかも知れません。
他にも、以外な物が施主支給できる可能性があるのでご紹介します。
まずは解体工事。
建て替えの場合、施主自身が解体業者に依頼して、着工までに平地にしておけば良いのです。
ただ、ヘンな業者に依頼して不法投棄なんて事になると、依頼者に責任が及ぶので、注意してください。
もし、ハウスメーカーで解体費用が200万円だったとしたら、自分で手配すれば150万円ぐらいで、できるでしょう。
続いて、外構工事。
外構工事を専門でやっている業者があって、一般の人も工事を依頼する事ができます。
住宅会社から建物を引き渡してもらった後、外構工事をしたら良いのです。
外構工事を専門でやっているので、センスも良いですし、ハウスメーカーへ頼むより、ずっと安くできるでしょう。
実は住宅会社も外構工事はその専門業者に依頼している場合が多いです。
続いて、IHコンロ。
キッチンメーカーのIHコンロは最新ものです。でも、1年前の年式のものであれば、ほとんど同じ機能なのに半額ほどで買えたりします。
実はIHコンロは素人でも簡単に取り付けられます。
照明器具と同じで、引渡し後に自分で取り付ければ良いので、何の問題もありません。
ただしガスコンロの設置には資格が必要です。注意してください。
以上、施主支給についてご案内しました。この動画が、貴方のご参考になりましたら幸いです。
住宅会社にによっては、原則として施主支給はダメと言う所もあります。
そうなると、施主支給はあきらめざるを得ません。
でも、OKであれば、住宅会社とよく話し合いながら、施主支給をしてみるのも良いでしょう。
コストダウンにもなりますし、海外のおしゃれな設備や建材など、こだわりの逸品を採用できる様になります。
もちろん何かトラブルがあれば、自己責任になるリスクがあるので、その事は充分に理解しておいてください。
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