45歳でマイホーム取得は手遅れ?|徹底シミュレーション!



 

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45歳でマイホームは手遅れ?

 

45歳でマイホームを取得するのは損か得か?収支を徹底シミュレーションしてみます。

戸建てかマンションか?それとも賃貸のままの方が良いのか?これを見ればハッキリわかります。

動画でもご覧いただけます。

 

 

目次


 

 

 

 

「45歳でマイホーム」の動画

 


【35歳と45歳】どっちが良い?


 

この動画ではAサンガ35歳と45歳のどちらでマイホームを取得するのが良いか、徹底シミュレーションします。

もしかしたら、ずっと賃貸のままの方が良いかも知れませんよ。

 

動画長さ:9分34秒

 

以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。

 

動画の概要

 


45歳でマイホームが欲しくなったAさん


前回の動画では、京都市にお住まいの35歳・Aさん一家をモデルに、マイホームを買った場合と賃貸を続けた場合の「30年後の未来」を徹底比較しました。
「え、そんなに違うの!?」と驚きの声も沢山いただきました。
まだご覧になっていない方は、ぜひご覧になってください。

https://youtu.be/tdNlqpkE1dc

さて、今回のテーマはその続編です!
もしAさんが、あの時決断せず、10年後の45歳で「やっぱり家が欲しい!」と考え始めたら…?

「もう45歳…今からじゃローンを返すのも大変だし、正直もう手遅れなんじゃないの?」

そんな不安を抱えるあなたにこそ、見てほしい。
今回は、その不安を真っ向から検証します!

持ち家派も、賃貸派も、そして「取得するタイミングが分からない!」と悩んでいる方も、絶対に見逃せない内容です。

それでは、10年の時を経て45歳になったAさん。その後の未来を一緒に覗いてみましょう!

 

モデルケースの設定(Aさん45歳時点)

 

 


Aさんの家族構成


賃貸暮らしを選んだ35歳の決断から、あっという間の10年。Aさん一家はこうなりました。

 

ご夫婦は45歳になり、可愛い盛りだったお子さんたちも15歳と13歳。すっかり頼もしくなりました。
世帯年収もキャリアアップと共に700万円から800万円に。

10年前、一度はマイホームを諦めたAさんですが、お子さんの成長や将来のことを考え、再びマイホーム熱が再燃します。

Aさん家族

 


住宅ローンの条件


そして、ここが重要なポイント!
10年前に住宅取得の初期費用に充てるはずだった770万円。
それをただ寝かせておくのではなく、賢く資産運用!
なんと、1000万円に増やすことに成功しました。今回はこれを元手に、夢のマイホーム計画を再スタートさせます。

Aさんの選択肢は、新築一戸建てと新築マンションの2つ。
物件価格は、どちらも5000万円です。

そして住宅ローンですが今回は定年までに完済できる様、返済期間を20年にぎゅっと短縮します。金利は固定で2%。

 

※住宅ローンの条件

  • 頭金:1000万円
  • 借入:4000万円
  • 返済期間:20年(65歳で完済)
  • 固定金利:2%

さあ、この条件で、Aさん一家の「住宅関連費」は一体どう変化するのでしょうか?

 

 

住宅関係費用の累積収支を徹底比較

 

 


35歳で住宅を取得した場合


まずは前回のおさらいです。こちらが、35歳で「持ち家」か「賃貸」を選んだ場合の生涯コストを示したグラフです。

35歳で住宅取得した場合のグラフ

ご覧の通り、一戸建てもマンションもローン返済が終わる30年後からは、賃貸に比べてグッと支出が減ります。
特に「新築一戸建て」が、長い目で見ると最もお得という結果でした。
一方、家賃を永遠に払い続ける賃貸は、70歳を過ぎた辺りから最も負担が重くなってしまいます。

では、本日のメインイベント!
Aさんが10年遅れて、45歳でマイホームを取得した場合のグラフを、ここに重ねてみましょう!

 


45歳で住宅を取得した場合


まずは、45歳で一戸建てを取得した場合…こうなります!

35歳と45歳で比較した場合のグラフ

…いかがでしょう?
「え、そうなの!?」と思いませんでしたか?

確かに、生涯コストで最も有利なのは、35歳で一戸建てを買うパターンです。
でも見てください。35歳で買っても45歳で買っても、最終的なコストに、実はそこまで大きな差は生まれないんです!

※【結論】マイホーム、35歳でも45歳でも大きな差はナシ!

「なんで?10年もスタートが遅いのに?」そう思いますよね。
この逆転劇には、2つの重要なカラクリがあるんです。

 


逆転劇の2つのカラクリ


カラクリの1つ目
頭金を増やし、借入額を減らしたこと!
Aさんは資産運用によって10年間で、頭金をしっかり増やしました。
これにより、ローンの元本を圧縮できたのが大きいですね。

そして、カラクリの2つ目。
返済期間を短くしたこと!
30年ローンを20年に短縮したことで、支払う総返済額を大幅にカットできたんです。

つまり、スタートが遅れた分を「準備期間」と捉え、しっかり貯えを増やしていれば、45歳からのマイホーム取得は全く手遅れではない、という事なんです!

いずれにせよ今回のシミュレーションでも残念ながら「賃貸暮らしを続ける」という選択肢が金銭的な面では最も不利という結果は一緒でした。

…とは言え!人生はお金だけじゃありません。
賃貸には、持ち家にはない、最高のメリットがあるんです。

 

 

賃貸暮らしのメリット

 

 


身軽さと自由


賃貸の最大の魅力、それは何と言っても「身軽さ」と「自由」です!
富嶽三十六景で有名な、葛飾北斎は生涯になんと93回も引越しをしています。
絵に没頭するあまり部屋の掃除を全くせず、ゴミで足の踏み場もなくなると、サッと次の借家に移り住んだんだとか。

※賃貸は、ライフスタイルに合わせて住み替えが自由自在!

私自身の話で恐縮ですが、今は持家ですが結婚当初は夫婦2人で小さなアパートに。
子どもが生まれたら、少し広い賃貸マンションへ。
2人目が生まれたら、のびのび遊べる賃貸の一戸建てへ。
そんな風に、家族の形に合わせて、住む場所を最適化できたのは、賃貸ならではの特権でした。

その点、持ち家だとそうはいきません。例えば、急な転勤命令。
賃貸なら家族みんなで付いていけますが、持ち家だと「お父さんだけ単身赴任…」という寂しい選択を迫られるかも知れません。
他にも…これは考えたくないですが、「ご近所ガチャ」に外れてしまったら…?
騒音トラブルや、ゴミ屋敷問題。賃貸なら「次を探そう!」と切り替えられますが、
持ち家だと、ずっと我慢を強いられる…なんて可能性もゼロじゃないんです。

※持ち家は「動けない」リスクも

 

 


家計のコントロールのしやすさ


そしてもう一つ、見過ごせないメリットが「家計のコントロールのしやすさ」。

このご時世、会社の業績悪化で収入がダウン…なんてことも、決して他人事ではありません。
そんな時、賃貸なら「少し家賃の安いところに引っ越そう」と、家計のハンドルを自分で握れます。
でも持ち家は、月々のローン返済額が固定されています。
もし変動金利だったら…金利が上がって、住宅ローン破綻という最悪のシナリオだってあり得るのです。

※家賃は最強の「生活費コントロール術」

 

まとめ

 

「揺るぎない安心感と、家族という名の城を築きたい」
そんなあなたには、質の高い暮らしと、将来の資産形成の面で有利な「持ち家」が向いているでしょう。
一方、「変化を楽しみ、もっと軽やかに、自由に生きていきたい」
そんなあなたには、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる「賃貸」がフィットするはずです。

そして何より、今回お伝えしたかったこと。
それは、たとえ賃貸暮らしを選んだとしても、後から「やっぱり家が欲しい!」と思った時、決して手遅れではないという事です。

45歳という年齢は、人生経験を積み重ね「賢いスタート」を切れるタイミングなのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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