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賃貸と持ち家、どちらの方が良いのか? そして、どちらの方が得なのか?
賃貸と持ち家、それぞれのメリットとデメリット、そして費用を比較します。
コストだけではなく、ライフスタイルも視野に入れて、貴方にはどちらが向いているのか、解説します。
動画でもご覧いただけます
目次
この動画では
以上の様な流れで、話を進めていきます。
ライフスタイルと費用の両面から、分かりやすく解説しています。
ぜひご覧になってください。
動画長さ:10分12秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
この動画では賃貸と持ち家を次の様な形で比較します。
ではまず初めに、賃貸のメリットを見てみましょう。
賃貸のメリットは以下の4つになります。
江戸時代、富嶽三十六景で有名な、葛飾北斎は借家暮らしで生涯に93回も引越しをしています。
絵を描くことに夢中で、掃除を一切しないので、家がゴミでいっぱいになると引っ越しをしていたそうです。
私も、今は持ち家に住んでいますが、以前は借家に暮らしていました。
結婚した時に夫婦2人で住む小さなアパートを借りて、子供ができたらもう少し広いアパートに移り住み、2人目の子供ができた時に、賃貸の戸建てに移り住みました。
賃貸の最大のメリットはライフスタイルの変化に合わせて、簡単に住み替えができる事です。
その点、持ち家だと簡単に住み替えるという訳にはいきません。
例えば、旦那さんが遠方へ転勤になってしまった場合、賃貸であれば家族全員で、一緒に移住するなんて事は簡単です。
しかし、持ち家だと旦那さんは単身赴任。家族が離れ離れになる事を余儀なくされるでしょう。
他にもあります。例えば近隣に騒音を出す迷惑な人がいたり、ゴミ屋敷があったりするかも知れません。
賃貸だと引っ越せば良いだけですが、持ち家だとそういう訳にはいきません。我慢を強いられる事になるでしょう。
今のご時世、何が起こるか分かりません。
もしかしたら、会社の業績が悪化して、収入が減ってしまうという様な事は、充分あり得ます。
そんな時、賃貸であれば家賃の安いところへ引っ越す事ができます。
ところが、持ち家だと、月々のローンの返済額が決まっていて、コントロールできません。
それどころか住宅ローンが変動金利だったとしたら、金利がアップして、より苦しくなってしまうかも知れません。
もし、雨漏りする様になった場合、賃貸なら、大家さんに言えば、大家さんの負担で修繕してくれます。
定期的な、外壁や屋根、設備などのメンテナンスも大家さんがやってくれます。
ところが、持ち家だと、修繕やメンテナンスの費用は、全て自分で負担しなければなりません。
その費用はバカになりませんし、結構、面倒臭いです。
賃貸だと、当然ですが固定資産税を払う必要はありません。
これが持ち家だと、毎年、固定資産税を払って行かなくてはなりません。
これもまた、バカにならない金額です。
いかがでしょう。賃貸での生活は、結構メリットがありますね。
では、持ち家だと、どんなメリットがあるのでしょうか?
持ち家のメリットは以下の2つ。
持ち家のメリットは、何と言ってもこれじゃないでしょうか。
毎月、ローンの返済に追われる事になりますが、家が自分の資産として残ります。
ただし、残ると言っても、建物は築20年を過ぎると資産としての価値はほとんど無くなってしまいます。
残るのは土地の資産価値だけです。
とは言え、ローンを全部返済してしまえば、住居費にかかる負担は大きく軽減されて、
老後の生活が楽になります。
ところが、賃貸だと一生、家賃を払い続けなければなりません。
現役で働いている時は大丈夫でも、リタイアすると、家賃の負担が大きくなる事でしょう。
それに、高齢者とは、賃貸契約をしないと言うところも多いですし、その辺りが心配ですね。
※賃貸だと老後が不安
自分の家ですから、好きなようにリフォームする事ができます。
スケルトンにしてしまい、大改造してしまっても構いません。
経済的に余裕があれば、家をいくらでもグレードアップする事ができます。
その点、賃貸だと家は大家さんのモノですから、勝手な事はできません。
テレビを壁掛けテレビにするのも、壁に大きな穴を開ける事になりますし、難しいでしょう。
賃貸と持ち家、それぞれ、色々なメリットとデメリットがあります。
では最後に、コスト面でどっちが得か、比較してみましょう。
まず初めに、持ち家について、生涯的に掛かるコストを算出します。
夫婦ともに30代半ば、それまで賃貸アパートで暮らしていましたが、新築戸建ての購入を決意。
そして土地が1000万円、建物が3000万円、合計4000万円で購入したと想定します。
この4000万円を住宅ローンで賄います。すると、50年間でどれだけのコストが掛かるでしょうか?
ザックリとした金額になりますが、
ローンや登記などの諸費用として、200万円。
4000万円のローンの総返済額が5150万円。
この場合、住宅ローン控除で、250万円が返ってきます。
固定資産税と都市計画税が50年間で800万円。
家のメンテナンス費用が50年間で600万円。
合計すると、50年間に掛かる住宅費のコストは、・・6400万円。
ただし、50年後には建物の資産価値はゼロ。
売買する際には、相場の上下はあるかも知れませんが、土地の資産価値、1000万円だけしか評価されません。
もし賃貸で6400万円かけて50年間生活するとしたら、どんな生活になるでしょうか?
逆算して想定すると、この様になります。
ライフスタイルの変化に合わせて、3回、住み替えをしたとして、その費用は150万円。
そして、子供が巣立つまでの25年間は、家賃13万円で生活します。
子供が巣立ったら、老後を夫婦2人だけで25年間、家賃7万円で生活します。
50年間を6400万円の費用で賃貸住宅の生活の場合、オーソドックスなパターンとしては、こんな感じになるかと思います。
以上、賃貸と持ち家をそれぞれのメリットとコストで比較しました。
以上、住宅ローンを中心に、生涯の資金計画についてご案内しました。
では最後に一言。
<謎かけ>
「賃貸アパート」とかけて
「インド料理」と解きます。
その心は、こうしんりょうが必要です。
更新料・香辛料
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