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ホルムアルデヒドなど化学物質過敏症の対策さえすれば、シックハウス症候群にならないと思っていませんか?
ほとんどのハウスメーカーや工務店、建築士、そしてマスコミも、そのように思っています。
‥‥‥実はそれは間違いです。
まずはシックハウスの正しい原因を知って、そして、正しい対策を取るようにしましょう。
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シックハウス症候群についての一般的論調は、このようになっています。
プリント合板やビニル壁紙などの新建材に含まれる、ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの化学物質が、シックハウス症候群の原因である。
更に、住宅の作り手が、住宅を高断熱高気密化させるために、シックハウス症候群に悩まされる人が増えている。
マスコミも、ハウスメーカーや工務店も、建築士も、とんどの人がシックハウス症候群について、このように考えています。
「諸悪の根源は新建材と住宅の気密化である。」
ですから当然、一般消費者もそのように刷り込まれてしまいます。
‥‥‥はたして、本当にそうなのだろうか?
以前、日本弁護士連合会が出した「化学物質過敏症に関する提言」の中で、次のように記述しています。
『他方でシックハウス症候群については、厚生労働省が主催した室内空気質健康影響研究会がまとめた報告書において、「居住者の健康を維持するという観点から問題のある住宅において見られる健康被害の総称」を意味する用語と定義されている。
この定義におけるシックハウス症候群は、化学物質以外の環境因子も原因物質として取り込まれており、また、広い意味では建物内部のある種化学物質の中毒的な症状も、 シックハウス症候群として評価される場合もある。』
そして、次の図を添付しています。
つまり、日本弁護士連合会も、厚生労働省(国)も
「化学物質だけでなく、カビやダニなどのハウスダストもシックハウス症候群の原因である」としているのです。
シックハウス症候群の原因は次の2つ。
ではそれぞれ、 どれぐらい人達が発症しているのでしょうか?
実は、このことを強調したいです!
化学物質過敏症の発症者=全国で 100万人
アレルギーの発症者 =全国で 4600 万人
100万人はおよそ広島市の人口と同じです。
一方、4600万人は西日本の人口とほぼ同じです。
つまり、こう言うことです!
ハウスダストなどのアレルギーに悩んでいる人が、いかに多いかお分かりいただけますね。
しかし、シックハウス症候群対策として行われている事のほとんどは、化学物質を含んでいる新建材を使わずに、自然素材にこだわった家づくりです。
自然素材は化学物質過敏症には有効ですが、ハウスダストのアレルギーに対して、ほとんど効力がありません。
自然素材による調湿効果で、湿度を低く抑え、カビ・ダニの増殖を抑えるといいますが、実は自然素材だけでは、冬の結露や、梅雨時の湿気を防ぐことはできません。
ハウスダストのための根本的解決にはなりません。
ハウスダストを何とかする対策は2つだけあります。
1つは、毎日徹底的に大掃除をすることです。
しかし、正直言って、それは現実的な方法とはいえません。
(私の妻にそれを要求しても不可能でした)
もう1つの対策は、高断熱高気密の家に暮らすということです。
(実験的に私の自宅を高断熱高気密仕様で建てましたが、本当に、ハウスダストとは無縁の家になりました)
「えっ、でも高断熱高気密がシックハウス症候群の元凶なのでは‥‥?」
と言う方も多いはずです。
なぜ高断熱高気密がシックハウスに有効なのか、その訳は
「高断熱高気密こそ健康住宅の基本」をご覧ください。
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