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せっかく注文住宅を建てるのであれば、どの部屋にどれだけのコンセントが必要なのか、しっかりと計画を立てないと足りないなんて事になりかねません。
部屋別に必要となるコンセントのリストをご紹介します。
目次
これから家を新築するという方は、忘れているコンセントが無いか、何を注意しなければならないのか、この動画でチェックしてみてください。
動画長さ:11分55秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
先日、当社のクライアントと工事中の現場で電気設備の打合せをしました。
やはり現場で確認をすると図面では分からなかった事が見えてきます。
特に電気屋さんも参加してくれたので、色々なアイデアをもらえて良かったです。
せっかく注文住宅を建てるのに、タコ足配線だらけになってしまっては嫌ですよね。
そこで打合せの中でどこに何のコンセントが必要だという事になったのか、場所別にご案内します。
ご案内するのは、こちらの9つの場所です。
・・・それぞれの場所に何のコンセントが必要になるのでしょうか?
これから家を新築するという方は、忘れているコンセントが無いか、何を注意しなければならないのか、この動画でチェックしてみてください。
まず1つ目、リビングに必要と思われるコンセントはこちら。
最近はゲーム機をどうするかという事は重要です。
実はこの部屋にもプレイステーション4があります。
なかにはプレイステーションVRも使うし、任天堂スイッチも使うという人もいるでしょう。
ゲーム機の数だけコンセントが必要かも知れません。また、ソファーでスマホを使うという人は多いでしょう。ソファーの近くにもコンセントが欲しいですね。
続いて2つ目、キッチンに必要と思われるコンセントはこちら。
キッチンは家電の山です。
どの機器をどこに置くのかを明確にしておく必要があります。
そしてどれも消費電力の高い物ばかりです。
ですから、重要なのはそれぞれのコンセントを単独の回路、つまりそれぞれブレーカーを分けておくのが良いでしょう。
今回はキッチンの背面カウンターの上に2口コンセントを3ヶ所、単独回路で設置する事になりました。
続いて3つ目、ダイニングに必要と思われるコンセントはこちら。
ホットプレートやパソコンはプラグを差しっぱなしにはしません。
ダイニングテーブルを壁に付けて置く場合、その壁のテーブルより高い位置にコンセントがあると抜き差ししやすいでしょう。
でも今回はダイニングテーブルを壁には付けません。
そこでテーブルの下に、プラグの抜き差しを考慮しつつフロアコンセントを設ける事にしました。
続いて4つ目、夫婦の寝室に必要と思われるコンセントはこちら。
就寝中、ベッドの枕元にスマホを置いておきたいですよね。そうなると、そこにはスマホを充電するためのコンセントが必要になります。
また、ベッドに寝ころびながらテレビを見たい場合はテレビ用のコンセントも必要です。
続いて5つ目、子供部屋ですが子供が小さいうちは将来の事を予測するのが困難です。
そこでご参考までに私の娘の現状をご案内します。
私の娘が現在使っている機器はこちら。
娘の部屋には2口コンセントが3ヶ所ありますが、完全にタコ足配線になっています。
家を建てる時、娘は5歳。社会人になった今の状況はとても想像できませんでした。
机の周りに2口コンセントがもう1ヶ所あれば、だいぶ違っていたでしょう。
それとこれからは子供部屋にテレビはいらないと思います。なぜなら、今時の若者は全くテレビを観ないからです。
続いて6つ目、洗面脱衣室やランドリーに必要と思われるコンセントはこちら。
身支度に必要な機器は洗面化粧台に付いているコンセントで賄えるでしょう。
それ以外に夏は扇風機を使えるようにしておくとお風呂上りが快適になるでしょう。
また、ランドリールームも兼ねる場合、アイロンや、除湿器のコンセントも必要になるかもしれません。
続いて7つ目、トイレに必要と思われるコンセントはこちら。
トイレで絶対必要なのは温水洗浄便座用のコンセント。
そして先日の打合せでは1階のトイレの照明器具を人感センサー付きにする事になりました。
ただし2階のトイレは人感センサーを無しにしました。
なぜなら就寝中にトイレへ起きた時、強制的に眩しい光に照らされるのは不快だからです。
そこで2階のトイレの照明は手動でON・OFFするようにして、就寝中は2階の廊下とトイレに後付けのフットライトを付けて対応する事になりました。
続いて8つ目、玄関・廊下・収納に必要と思われるコンセントはこちら。
最近はロボット掃除機の基地をどこにするのかという事も明確にしておく必要があります。
またネット用のルーターはできるだけ家の中心付近にある収納の中に設置するケースが多いです。
なお最近は固定電話を無しにする人が大半です。
でも後でやっぱり必要だとなった場合は、収納の中に設置したルーターのすぐ横に固定電話の親機を後から設置する事が可能です。
そして収納の外に子機を置けば問題なく応対できます。
続いて9つ目、外回りに必要と思われるコンセントはこちら。
どうしたら良いのか怪しいのが、電気自動車用のコンセントです。
将来、電気自動車にするかも知れませんが、それは15年後の事かも知れません。
そうなると新築時に設置してから15年間、電気自動車のコンセントは無用の長物になってしまいます。
しかも15年後には電気自動車用コンセントの規格が変わっている可能性もあります。
そこでこうする事にしました。元々、屋外にコンセントを3ヶ所設ける事になっていたのですが、その内、駐車場に一番近いコンセントを単独の回路にする事にしました。
単独の回路にしておけば、必要になった時、電気自動車用のコンセントへ簡単に切り替える事ができます。
私が自宅を建てた25年前は、今とは全く違う状況でした。
光回線などは無く電話回線でインターネットを利用していました。
スマホやタブレットも存在していませんし、ロボット掃除機やコードレス掃除機が普及する何て想像もできませんでした。
今後もどんどん変化していく事でしょう。
その変化に少しでも対応できる様に、コンセントはある程度、多めに設置しておくのが良いかも知れません。
以上、場所別に必要となるコンセントについてご案内しました。
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