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ダウンライトは天井をスッキリ見せてくれると思っていませんか?それは大間違いです。
実は配灯方法を失敗して逆にゴチャゴチャしてしまう場合がほとんどです。
ここでは正しいダウンライトの配灯方法について、実例を交えて分かりやすく解説します。
目次
ダウンライトを使ってスッキリとオシャレなインテリアにするための配灯は?
NGパターンとお手本を実例を使って解説します。
動画長さ:11分15秒
以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。
「マイホームの照明は、ダウンライトにしたい」
スタイリッシュで、スッキリした空間に憧れて…。
そう考える方が今、とても増えています。
でも…その考え方、・・実は大きな落とし穴があるかもしれません。
今回は注文住宅で大人気のダウンライトについて、その効果的な使い方と絶対にやってはいけないNGパターンを徹底解説していきます。
突然ですが、みなさん。
照明器具の位置を、ただ平面図に合わせて決めていませんか?

「ペンダントライトやシーリングライトより存在感がなくてオシャレだから」
そんな理由でLDKのメイン照明にダウンライトを選んだのに、なぜか空間がごちゃごちゃして、うるさく感じてしまう…。
実は何を隠そう、以前の私も、平面図の家具レイアウトに合わせてダウンライトの配置を提案していました。
しかし、ある照明メーカーのカタログで「集中配灯」という提案を見て、まさに「目からウロコ」が落ちたんです。
ダウンライトが付くのは、天井です。
だからこそ、天井そのものが美しく見えなければ、意味がないんです。
では、どうすればよかったのか?
今から、ダウンライトの“正解”をお見せします。
例えば、こちらの18畳のLDK。非常によくある間取りですよね。
60W相当のLEDランプであれば、約15灯のダウンライトが必要です。
さあ、あなただったら、どう配灯しますか?
多くの方が、こう考えます。
まず、最も重要な場所、ソファーとダイニングテーブルの上に3灯ずつ。
そして壁際が暗くならないように、四隅に1灯ずつ。
キッチンエリアに3灯、
手元用にシンクの上に2灯

…これで15灯。どうです?
生活しやすい様に、とてもバランスよく配灯できたように見えますよね?
では、これを立体的なパースにしてみましょう。…こうなります!

いかがでしょう?
ダウンライトがバラバラに散らばって、まるで天井にたくさんの穴が空いているように見えませんか?
さらに、良かれと思って部屋の四隅に配灯したダウンライトが、意図しないものを照らしてしまいます。
ほら、内装ドアと冷蔵庫。・・

こっちはレンジフード。・・

そして、なんとエアコンまでライトアップ!・・

これでは、スタイリッシュとは、とても言えませんよね。
では、どうすればこのLDKが洗練された空間になるか。
答えはシンプルです。ダウンライトをもっと思い切って、部屋の中央に、
グッと集中させるんです。

同じ15灯ですが、この様な配灯にしたらどうなるか。
これをパースにすると…こうなります!

どうですか?さっきとは全く違う、すっきりと洗練されたイメージになったのが分かりますか?
もう一度さっきのパースをご覧ください。
そして今回のパース。・・・・・
ポイントは、天井を一つのキャンバスとして捉え、照明の配灯をデザインすること。
方法は色々あると思いますが、
今回は30cm間隔で並べた、3灯のダウンライトを1セットとして、それを等間隔で5列、整然と配灯しました。
こうすることで、部屋の中央が浮かび上がって、空間にメリハリが生まれます。
私の経験上、ダウンライトを並べる場合は、間隔を60cm以上離さないのがコツ。
こちらのお宅は60cm間隔で6灯並べていますが、この通り、間が抜けた感じはしませんよね。

さて、この「天井をデザインする」という考え方、LDKだけの話ではありません。玄関や廊下でも一緒です。
例えば、この様な玄関と廊下。この玄関と廊下にダウンライトを配灯するとしたら、こうするのが一般的です。

これをパースにすると、このようになります。

これでしたら、決して悪くはありません。
ただし、玄関収納がカウンタータイプではなく、トールタイプだったらどうなるでしょうか?

ほら、天井の見え方が変って、ダウンライトが中心からズレているように感じませんか?
この場合、もっと左に寄せて、天井の中央に付いているように見せた方が美しいですよね。
いっそのこと、ダウンライトを壁に寄せてしまえば、とてもオシャレになります。

こうすれば天井の中心は関係ないですし、空間に奥行きも感じられます。
ただし、この絵の場合、ダウンライトが60cm間隔で5灯ですから、1灯1灯の明るさは少し抑えるのがポイントです。
ところでもう一つ。多くの人が間違えやすいのが、吹抜けの配灯です。
照明器具のランプが長寿命のLEDになった事で、吹抜けの天井にダウンライトを使うケースも増えましたが、ここにも落とし穴があります。
例えばこの様な吹抜け空間の場合を見てみましょう。

多くの人が2階の平面図を見て、まず、吹抜けの中央、そして、階段・・廊下へこのような形で配灯してしまいます。
これを下から見上げると…どうでしょう。

2階の天井の中心からライトがズレていて、なんとも落ち着かない、気持ちの悪い空間になってしまいます。
正解は、こうです。

あくまで2階の天井の中心を意識して、こんな具合に配灯します。
この様にすると、2階の天井にバランスよく収まり、スッキリしますよね。
もう一度見てみましょう。 こちらが失敗例。
そして、こちらが成功例。
どちらがデザイン的に優れているか、言うまでもありませんね。
「ダウンライトの配灯は、床ではなく、天井をデザインする作業である」という事が、よくわかるかと思います。
ここまで集中配灯のメリットをお伝えしてきましたが、いくつか注意点もあります。
まず、壁が暗くなりがちです。
ただ、これは生活する上でほとんど支障ありませんし、むしろ陰影ができて空間がオシャレに見える効果もあります。
もし壁の暗さが気になる場合は、後からスタンドライトで壁を照らすという楽しみ方もできますよ。
次に、眩しさ。
ダウンライトを真下から見るとランプが直接目に入って結構眩しいです。
寝室のベッドの真上などは避けるべきかと思います。
そして、ランプ交換。
LEDのダウンライトは、器具とランプが一体になっています。
ランプを交換できるタイプもありますが割高ですし、LEDの寿命は10年以上と長いので、ランプが切れる頃には器具も交換時期。
その時が来たら専門業者に依頼して、器具ごと交換するというのが一般的な考え方です。
最後に、灯数の目安。
「暗いのが心配」という事で、沢山付けるのが一番最悪なパターンです。
ゴチャゴチャして、せっかくのマイホームが台無しになってしまいます。
目安として60W相当で1灯当たり1.2畳、100W相当で1灯当たり2畳。
これを基準に、集中配灯でメリハリを付けるのがおすすめです。
ところで、以前配信したこちらの「LDKの照明計画で失敗しやすいTOP3」という動画で、意外と知られていない重大なミスについて解説しています。
ありがたい事に、こちらは再生回数90万回を超える人気動画となっています。
概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひ併せてご覧になってください。
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