スイッチのよくある失敗



 

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スイッチのよくある失敗

 

住宅の間取りを考える際に、スイッチの事はあまり意識しませんが、失敗するとすごく暮らしにくくなってしまいます。

プロに任せておけば大丈夫だと思っていると痛い目に会うかも知れません。

ここではスイッチのセオリーと、プロでも失敗しやすいポイントについてご案内します。

 

 

 

 

 

 

 

 

「スイッチのよくある失敗」の動画

 


【照明のスイッチ】失敗や後悔を防ぐために知っておく事


 

この動画でお伝えするのは

  • 図面の簡単な見方
  • スイッチの高さと位置のセオリー
  • 失敗しやすいポイント

スイッチは地味な様で失敗すると大きな後悔をする事になります。ぜひご覧になってください。

 

動画長さ:9分10秒

 

以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。

 

動画のテーマと概要

 


スイッチは後回しにされやすい


 

間取りを考えている時に、照明のスイッチを意識する事はなかなか無いと思います。
でも、どこにどのスイッチを設置するのかという事は地味な様で実は生活のしやすさに大きく影響を与えます。
実際に暮らし始めてから使い勝手の悪さに気が付いても後の祭りになってしまいます。

この動画ではスイッチのセオリーと失敗しやすいポイントについてご案内します。
ご参考になるかと思いますよ。

 

ではまず初めにスイッチの図面の見方を簡単にご案内します。

 

スイッチを図面で確認する

 

 


電気設備位置図


スイッチは電気設備位置図という図面に描かれています。こちらです。

電気設備位置図

電気設備位置図にはスイッチや照明の他にコンセントやインターホンなども描かれています。
着工した後になって使い勝手の悪さに気が付いても手遅れだという事があるので、しっかりチェックしてください。

スイッチの位置は壁際に黒い点で描かれていて、対応する器具と線で結ばれています。

スイッチと照明の図面

そしてスイッチのこの黒い点、壁から遠い方がスイッチプレートの上の方になります。
ですからこの場合だと、実際のスイッチプレートはこの様になります。

スイッチの実例

 

では続いて、スイッチのセオリーについてご案内します。

 

高さと位置のセオリー

 

 


床から120cmの高さが基本


スイッチには基本的な高さと位置があります。
まず高さですが、特に指定しなければ床から120cmの高さになります。
もし、家族に車いすを使う人がいる場合は100cmにすると良いかも知れません。
100cmの高さであれば車いすの人もそうでない人も操作できますし、小さなお子さんも操作できるでしょう。

 


スイッチの位置の基本


スイッチの位置についての基本は次の様になっています。

廊下の照明のスイッチは廊下側、部屋の照明のスイッチは部屋側、というのが基本です。
ただし例外があります。

※スイッチの位置の例外

例えばウォークインクローゼットや納戸については外側にスイッチを設けた方が良いかも知れません。
なぜなら、中にスイッチがあるとスイッチの前には物が置けなくなります。
もし物を置いてしまうとスイッチの操作がしにくくなります。

それよりも、もっと大きな理由があります。ウォークインクローゼットや納戸のドアが閉まっていると、照明を消し忘れても気が付きません。
そこで外側にホタルスイッチを設ければ、照明が点いているか消えているかが分かります。

ホタルスイッチ

ホタルスイッチは消灯している時は緑色、点灯している時は赤色に光ります。

では続いて、スイッチのよくある失敗をご案内します。

 

 

 

スイッチの失敗しやすいポイント

 


片引き戸の薄壁には付けられない


 

スイッチは部屋の出入り口のすぐ近くに設けたいですよね。でも、よくこんな事があります。

片引き戸での注意点

この場合、片引き戸を引き込む壁は薄くて、この壁の中にスイッチボックスを仕込む事ができません。
ですから、スイッチはこの位置になります。
これだと戸を開けてから2~3歩、部屋の中に入らなければスイッチを操作できません。
毎日の事なのでストレスになります。
ですからこの場合、片引き戸を反転させるか、あるいは片引き戸をやめて開き戸にする方が良いかも知れません。

 


柱の位置には付けられない


また、こんな事もよくあります。

柱の位置には付けられない

この場合、矢印の位置にスイッチを設けたいところですが、ここには柱があるので無理です。
ですから、スイッチはこの位置になって、やはり戸を開けてから2~3歩、部屋の中に入らなければスイッチを操作する事はできません。

そこで開き戸を片引き戸に変更するか、あるいは開き戸の位置をこの様に変更するのが良いかも知れません。

スイッチの位置は住宅会社に任せておけば大丈夫だと思われるかも知れませんが、これらのミスはよくある事なので、注意が必要です。

 


スイッチを集中させる


また、出入り口にスイッチをできるだけ集中させた方が良いです。
特にLDKの様に多くの照明器具がある部屋は絶対です。

スイッチを集中させる

ダイニングやキッチンはそれぞれのエリアの近くにもスイッチが必要になるかも知れませんが、出入り口でも集中して操作できる様にする必要があります。
もし、寝ようと思って最後に部屋から出ようと思ったら、スイッチが散在していると、 照明を消すために部屋中をウロウロする事になってしまいます。

スイッチが沢山並んでいると、最初はどれがどのスイッチなのか間違えてしまうかも知れませんが、大丈夫です。すぐに慣れて間違えなくなります。

 


センサースイッチ


 

ところで、スイッチにはセンサースイッチというもあります。
センサーが人を感知すると自動的に照明が点灯します。

このセンサースイッチは玄関やポーチに設けると、家に帰ってきた時に何もしなくても明るくなるため快適です。

そのセンサースイッチをトイレにも設けるというお宅は多いです。
トイレをセンサースイッチにすれば照明が自動で点灯するだけではなく、消し忘れを防げます。

ただし、大きなデメリットもあります。
就寝中トイレに起きた時、トイレに入ると強制的に目に痛みを感じるほどの眩しい光を浴びる事になります。

トイレのセンサースイッチ

それは不快な事この上ありません。

トイレの照明の消し忘れについてはドアの上部の明かり窓で確認できますし、 トイレにはセンサースイッチより、足元灯を設ける方が良いかと思います。私個人の意見ではありますが。

足元灯

 

 

 

スイッチのまとめ

 

 

以上、スイッチのセオリーと失敗しやすいポイントについてご案内しました。
では、おさらいします。

廊下の照明のスイッチは廊下側、部屋の照明のスイッチは部屋側に設けるというのが基本です。
ただし、WICや納戸については外側にホタルスイッチを設けるのが良いでしょう。

そして失敗しやすいポイントとしては、スイッチを出入り口の近くに設置できなくなっている事があります。
図面でよく確認してください。

なお、部屋を出る時に部屋中をウロウロしなくて済む様に、スイッチを出入り口に集中させるのが良いです。

また、センサースイッチをトイレに付けるのは慎重に検討してください。センサースイッチより足元灯をお薦めします。

 

 

 

 

 

 

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