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(株)ポラリス・ハウジングサービス
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毎週金曜日に動画配信しています。
ここでは家の防犯対策として有効な方法をお伝えします。
一般的に施される空き巣の対策の中には、有効ではない場合が結構あるんです。
防犯カメラや防犯フィルム、その他、家の防犯グッズの防犯対策の有効性を検証します。
目次
空き巣は特別な道具を使って玄関から入ってくる訳ではありません。空き巣の侵入経路として、最も多いのが窓です。
その大半がカギの閉め忘れなのですが、次に多いのがガラス破りです。
そこで窓を守るための防犯対策を3つご紹介します。
また、窓以外でも有効な防犯対策を3つご紹介します。
ぜひご覧になってください。
動画長さ:8分51秒
泥棒の金庫破りと言うと、聴診器をあて、専用の工具を駆使して金庫を開けるようなイメージがありますが、実際は無理やり壊して開けてしまうんですね。
結局、一番手っ取り早い方法で仕事をするんです。
家へ侵入する際も、手っ取り早い方法で侵入します。
ピッキングの技術を駆使して玄関のカギを開けるなんて事はしません。
空き巣の侵入手段の内65.5%が、窓などのガラス破りです。
窓ガラスを破って侵入する場合、イメージ的には「ガラスカッターなどの専用工具を使って、差し足、忍び足で入って行くのがプロの技」と思いがちですが、そんなことをする泥棒はまったくいません。
泥棒がガラス破りの方法として、最もよく使う方法が「こじ破り」という方法です。ここではその方法を公開しませんが、 実はどこにでもあるような道具で、ほとんど音もなく、簡単にガラスを割ることができるのです。
実際に私もやってみましたが、あまりにも簡単に、音もなく割れてしまうので、 驚きです。
「こじ破り」によって、サッシのクレセントを回すのに必要な大きさの穴を開けるのに 要する時間はわずか5秒足らずです。
ペアガラスであっても、 同じことを2回するだけですから、 10秒もあれば空き巣に入られてしまうのです。
また、準防火地域などではワイヤーの入った網入りガラスを使用する事になっています。
ワイヤーが入っている分、安全だと思われがちですが、それは全くの誤りです。
実は普通のガラスと割る手間はほとんど変わりません。
逆に、ワイヤーが入っていると、ハンマーやバールで叩き割っても、音は小さいなり、、割れたガラスが下に落ちて、大きな音が出てしまう可能性が無いので、むしろ、泥棒にとっては網入りガラスの方が仕事がしやすくなります。
簡単にできる窓の防犯対策は下をご覧ください
最近は防犯用の面格子がサッシメーカーから発売されていますが、
それ以外の普通の面格子は防犯対策としては、全く役に立ちません。
写真の面格子は防犯対策としては有効ではありません
実際に私もやってみましたが、 面格子を外すのに要した時間は10秒足らずでした。
面格子が付いている窓は安全だと思って、
通気のために、 その窓を開けたまま外出するなんて事が多々あるんじゃないですか?
実は泥棒は、そういう窓を狙って入ってくるのです。
それに、面格子を付けるような窓は、 家の裏の方だったりするので、
泥棒にとっては人目につかず、余計に好都合なのです。
空き巣の侵入経路に防犯カメラを設置するのは、ある一定の効果が期待できます。
もし、空き巣被害にあったとしても、防犯カメラの映像から犯人を割り出す事ができるかも知れません。
それよりも何よりも、防犯意識が高い家である事を泥棒に印象付けますので、泥棒も諦めてくれる可能性が高くなるでしょう。
ただし、泥棒のほとんどは予め下見をしますので、当然、防犯カメラがある事をチェックします。
空き巣に入る際には 防犯カメラの前で顔を隠せばいいだけですし、むしろ、防犯カメラの設置には、それなりの費用が掛かりますので、家の中に盗られたら困るものが沢山あるという事を教えている事にもなりかねません。
防犯カメラは有効ですが、過信せずに他にも防犯対策を講じておく事が必要です。
ところで、ダミーの防犯カメラがありますが、あれは全く意味がありません。
泥棒が見れば、直ぐに偽物だとわかってしまいます。
人感センサーが泥棒を感知して光る防犯ライトもある一定の効果は期待できます。
夜の闇に紛れて犯行に及ぶ泥棒にとって、光は大敵です。
泥棒が予め下見をした際に防犯ライトがあれば、この家は止めておこうとなる可能性は高くなるでしょう。
しかし、塀で囲まれているような人目に付きにくい場所であれば、防犯ライトがあってもあまり効果はありません。むしろ、明るく照らして仕事がしやすくなってしまうかも知れません。
警備会社のステッカーを玄関先などに貼ってある家がよくあります。
実は防犯グッズ売り場でもステッカーを売っていますが、ステッカーだけだと泥棒にはすぐに見破られてしまいます。ステッカーだけでは全く意味がありません。
実際に警備会社と契約して防犯体制を整えれば、泥棒も一見してそれが分かりますので、かなりの抑止力になる事は間違いありません。
ただし、それも過信は禁物です。
警備会社と契約すれば、 何十万円もの設備工事費や加入金がかかりますし、 毎月の出費もバカにならない額です。
これまで私が建てた新築住宅で、警備会社と契約するお宅が何件かありました。それらのお宅は一般的なお宅より生活レベルが高く、家に盗られたら困るものが沢山あるお宅でした。
つまり、警備会社と契約しているという事は、 「この家はお金持ちですよ」という証拠なのです。
警備会社が異常を検知して到着するまでの時間は10~15分。一方で泥棒は5分あれば金目の物を探し当て仕事を終えてしまいます。
なので、大物狙いの泥棒にとっては格好のターゲットになりかねませんので、警備会社と契約しているからといって過信は禁物です。警備会社とは別に独自に防犯対策をすれば、より安心です。
簡単にできる窓の防犯対策は下をご覧ください
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