布基礎(ぬのぎそ)とは
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布基礎(ぬのぎそ)とは

Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが、連続して設けられた基礎のことです。

 

 

 

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立上りの幅は120mm以上、
立上りの高さは地面から400mm以上を確保します。

しかし、最近は120mm角の土台が一般的になってきているので、その場合は立上りの幅を150mmにします。

布基礎の底辺部をフーチングと言い、地耐力50kN/㎡以上で450mmの幅が標準となります。

フーチングの厚さは150mm以上とし、根入れの深さは240mm以上とします。

寒冷地では、凍結深度より深くしなければなりません。

布基礎の配筋は
立上り部の上端と下部にそれぞれD13(φ13)を配し、その他はD10(φ10)を配します。

立上りの縦筋は300mm以下の間隔で配します。

また、床下一面に防湿シートやコンクリートを敷設することで、ベタ基礎と同様に、地面から上がってくる湿気を防げます。

 

 

以前は木造住宅の基礎としては最もポピュラーでしたが、最近はベタ基礎を採用するところがほとんどです。

その理由として布基礎よりベタ基礎の方が強度に優れていると謳う建築会社がほとんどですが、実際はべた基礎の方が手間が掛からない事が一番の理由です。

ベタ基礎は底板のコンクリートを流した後、立上りのコンクリートを流せば完了です。
(立上りの天端を平滑にするレベラーというセメントを流し込む作業がありますが)

2回の工程で済みます。

一方、布基礎は底板、立上り、防湿のための押えコンクリートの3回の工程が必要です。

 

<布基礎のメリット>

ベタ基礎に比べ鉄筋とコンクリートの量が少ない事。

最大のメリットは
ベタ基礎の場合、根入れの底から立上りの天端までの高さが45センチほどなのに対し、布基礎の場合は65センチほどになります。
縦に長い分、上から集中的に掛かってくる荷重を受け止め易くなるというメリットがあります。

したがって、鉄骨系のプレハブ住宅にはべた基礎より布基礎の方が向いています。

また、ベタ基礎より布基礎の方が基礎自体の重量が軽くなるので、軟弱な地盤の場合、地盤に掛かる負荷が少ない分、構造計算上、有利に働くことがあるのも大きなメリットです。

 

 

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