地鎮祭の服装の実例
「男性と女性」「春・夏・秋・冬」毎に画像で紹介

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地鎮祭に参加するのに、どんな服装が良いのか?

男性はスーツにネクタイ、女性はワンピースとか?
それともジーンズのようなカジュアルな服装が良いの?
冬や夏は?
雨が降ったら?

様々なシーン別に実際の画像で地鎮祭の服装をご紹介します。

 

 

「地鎮祭の服装」のメニュー

 

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会社で工場の建設する等、大規模な工事の前に行われるような地鎮祭であれば、

男性はスーツに落ち着いた色のネクタイ。
女性はスーツやワンピース、あるいはブラウスにスカート。
もし会社に制服があれば、制服や作業着で参列するという事になるでしょう。

しかし、個人宅の場合、基本的に服装は自由です。
住宅会社のスタッフは、スーツか作業着を着るのが一般的ですが、施主はTシャツにジーンズ、サンダルでも問題ありません。

住宅会社の担当者に尋ねてみても、「ラフな服装で大丈夫ですよ」という答えが返ってくるでしょう。

でも厳粛な神事ですから、あまり派手だったり、だらしがない格好というのは避けたいところです。

そこで、実際のところ、皆、地鎮祭ではどんな格好をしているのか、画像でご紹介します。

 

 スタイル別

 

これまで、数多くの地鎮祭に参加してきた経験では、
スーツなどのフォーマルやセミフォーマルな服装の人は約4割。
カジュアルな服装の人も約4割。
ラフな服装の人は約1割。

ここでは実際の画像を使って、スタイル別に分類してみましょう。

 

 

フォーマル



フォーマルと言っても、個人宅の地鎮祭ではタキシードやドレスのような正装ではなく、スーツやワンピースなど、少しかしこまった所に行く様なスタイルになります。
実は、地鎮祭の後、住宅会社の人と一緒にご近所へ挨拶回りをする事が多いです。
新たに土地を購入して注文住宅を建てる場合、そこで初めてご近所の人と顔を合わせる事になるので、フォーマルなスタイルをお選びになる方は多いです。
厳粛な神事でもありますしね。

 

 

 

セミフォーマル



写真はカジュアルなスタイルよりもフォーマル寄りの例です。
夏の暑いときや冬の寒いときは、屋外でもありますし、きっちりした服装は大変なので、普段着よりも少し改まったお出掛け着ぐらいのイメージが良いでしょう。
夏であれば男性はサマージャケットや布帛のシャツ、女性なら綺麗めのワンピースやツーピースに、ソフトジャケットやカーデガンなど、直ぐに脱ぎ着できるアイテムでシーズン対応されています。

 

 

 

カジュアル



フォーマルやセミフォーマルの様なかしこまった感じではないけど、近所を散歩するよりも、ちょっとよそ行きの格好になります。
工事現場なので、地面には重機のキャタピラの跡が残っていたりして、足元が悪いです。
ですから歩きやすく、多少汚れても家で洗えるようなカジュアルな服装というのも、合理的で良いかも知れませんね。
地鎮祭の後でご近所回りをするのでしたら、印象が良くなるよう、心掛けると良いでしょう。

 

 

 

ラフ



個人住宅の地鎮祭であれば、普段、家の近くに出歩くような格好でも構わないでしょう。
真夏の地鎮祭で、猛暑日の様な時は熱中症の危険もあるので、地鎮祭の後にご近所回りをする予定もないのでしたら、できるだけ涼しくした方が良いかも知れません。
ただ、神事ですので、あまり派手な格好は避けた方が良いでしょう。

 

 

 

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 季節別

春・夏・秋・冬、それぞれの季節で、どんな格好が望ましいのでしょうか?

12か月分の実例を見ながら、具体的にどんな服を着て地鎮祭に参列しているのか解説します。

 

春の服装の実例


春と言えば、鮮やかな色の服装のイメージがありますね。

春らしい装いで、軽快な雰囲気を演出するのが良いでしょう。

ただ、地鎮祭の場合はあまり派手にならないように気を付ける人が多いです。

また、春が浅いうちは日によって寒暖の差があるので、寒い日は保温インナーを着て、着膨れ感が出ないようにするのが良いかも知れませんね。

 

★3月の場合、まだ寒さが残っています。

 

女性は、
薄紫のフリースジャケットの下に赤いタートルネックセーター、黒のニットパンツ。

かなり寒い日でしたので、カジュアルなスタイルで防寒されています。

男性は、
ウィンドブレーカーの下に厚手のセーター、濃いグレーのスラックス。

 

 

★4月は上旬だと、冷え込む日もあります。

 

女性は、
薄紫のフリースジャケットの下に赤いタートルネックセーター、黒のニットパンツ。

かなり寒い日でしたので、カジュアルなスタイルで防寒されています。

男性は、
ウィンドブレーカーの下に厚手のセーター、濃いグレーのスラックス。

 

 

★3月の場合、まだ寒さが残っています。

 

女性は、
薄紫のフリースジャケットの下に赤いタートルネックセーター、黒のニットパンツ。

かなり寒い日でしたので、カジュアルなスタイルで防寒されています。

男性は、
ウィンドブレーカーの下に厚手のセーター、濃いグレーのスラックス。

 

 

神社へ手配


1週間前には神社に、建築場所、建主、施工者、設計者の氏名、参加人数など伝えます。
(祝詞奏上のなかで、設計者名・施工者名と肩書きを入れて奏上するため。
参加者人数は、人数分の玉串(榊の枝)を用意するため。)

この辺りに関しては、住宅会社が神社と打ち合わせをしくれるので、特に施主が何かをする事はありません。

祭壇は、南向きか東向きにセッティングして、米・塩・酒・山の幸3種・海の幸3種をお供えします。
お供え物は式典終了後に、施主が持ち帰る事になります。

また、祭事中の流れの中で、鋤、鍬、鎌を使ってチョットした儀式をします。

通常はそれら祭壇、鋤、鍬、鎌などのグッズやお供え物は神社が用意します。
神社によっては、お供え物のグレードによって料金が変わる場合もあります。

神社あるいは地域によっては、施主が用意しなければならない物があったりもします。

何を神社が用意するのか、何を施主が用意するのか、神社へ事前に確認しておきましょう。

 

 

現場の設営


現場には青竹を4本立てて、それらを注連縄で結び、四角形で囲みます。

その四角形の中央にはテントを張り、場合によっては紅白幕を付けます。

テントの中に祭壇をセッティングし、祭壇に向かって左側には、砂を盛ります。

それらの縄や竹、テントや砂の準備、当日の神主さんの送り迎え、等々、
全て住宅会社がサービスでやってくれます。

また、四角形に張った縄に付けるシデと呼ばれる、稲妻型の白い紙は、神社が用意してくれます。

それを、1辺に4つずつ付けますが、これも住宅会社のスタッフの方が付けてくれます。

現場の設営に関しては、特に施主が準備しなければならない事はありません。

 


 

 

奉献酒についてのマナー


地鎮祭でお供えするお酒の事を「奉献酒」といいます。
奉献酒はお神酒(おみき)として祭壇に供えられ、式典の後、直会(なおらい|宴会)の場で参列者に振る舞われます。
現在では直会は簡略化され、盃に少しだけお神酒を注ぎ、乾杯をして口を触れる程度で終わります。

個人住宅の場合、奉献酒は施工会社がお供えして、施主はお供えしないというパターンが多いです。
しかし、当然、施主も用意して、お供えしても構いません。
施主がお供えした奉献酒は、神主さんに渡され神社に持ち帰り、施工会社の奉献酒は施主が持ち帰るのが一般的です。

奉献酒は日本酒の1升瓶2本をセットにして、箱入りか縄で束ねてお供えするのが一般的なマナーですが、折角なら後で美味しく飲んで頂くために、同じ予算でランクの高いお酒1本でも良いでしょう。

のし紙は、酒屋さんに「地鎮祭用のお酒」だと言えば、表書きもしてくれます。

一般的な表書きのマナーとしては、上部に「奉献」、下部に自分の(お供えする人)の名前を書きます。

 

 

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 当日の地鎮祭の流れ(式次第)

日ごろ、あまりやることのない「玉串(榊の枝)の供え方」「2礼、2拍手、1礼」など祭壇の前で行うマナーについては、
その都度その場で神主さんが教えてくれますです。

ですから、当日はそれに従っていれば大丈夫です。

とは言うものの、事前にどのようなことをやるのか分かっていないと、戸惑ってしまいますね。
ですからここで、会場のレイアウトと地鎮祭の流れをご紹介します。

 

地鎮祭会場のレイアウト


青竹としめ縄で囲まれた四角形の中に祭壇と参列者の席を設けます。
地鎮祭の儀式が行われている間は、基本的に四角形の中にいなければなりません。

祭壇は南向きか東向きになる様にします。

祭壇に向かって、右側に施主の関係者が座り、左側に住宅会社側の関係者が座ります。

図ではそうなっていませんが、施主側と住宅会社側の席は人が通れるだけの間を空けて配置します。
間を空ける事で、参列者の動きがスムーズになるという事もありますし、神社によってはその間が神様の通り道になると唱えるところもあります。

 

 

 

地鎮祭の実例動画


実際の地鎮祭を動画でご覧ください。

(動画長さ 4分35秒)

 

 

式典の流れ


以下で地鎮祭の式次第をご紹介します。
赤字の部分を施主が行います。

  1. 修祓(しゅばつ)
    参列者とお供え物を祓い清める祭儀。
    神主さんがお祓いの言葉を奏上し、大麻(おおぬさ)を左右に振ってお祓いをします。
     
  2. 降神(こうじん)
    この土地に鎮まる神様と地域の神様をお迎えする厳粛な祭儀です。
    神主が「オオー」という声を出し、神様が祭壇に降臨してきます。
    参列者は頭を下げます。
     
  3. 献饌(けんせん)
    これから先、この土地をお借りして家を新築する事を神様に奉告する儀式です。
    神主さんが紙に書かれた文章を読み上げます。
    文章の内容は、施主、設計者、施工業者を神様に紹介し、工事の安全を祈る言葉が綴られています。
     
  4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
    これから先、この土地をお借りして家を新築する事を神様に奉告する儀式です。
    神主さんが紙に書かれた文章を読み上げます。
    文章の内容は、施主、設計者、施工業者を神様に紹介し、工事の安全を祈る言葉が綴られています。
     
  5. 四方祓いの儀(しほうばらいのぎ)
    神主さんが敷地の中央と四隅をお神酒・米・塩・白紙で清めますので、施主も同行します。(神主さんだけで行う場合もあります)
    その間、残った人は着席したまま静かに待ちます。
     
  6. 地鎮の儀(じちんのぎ)
    祭壇の横に盛った砂山で行う儀式です。
    1.設計者が鎌で草を刈る刈初め(かりそめ)、
    2.施主が鍬で盛り砂を起こす穿初め(うがちぞめ)、
    3.神主さんが鎮め物(しずめもの)を納め、
    4.最後に施工業者が鋤で砂を均す土均し(つちならし)を行います。
    神主さん以外は、それぞれ3回に分けて、「えい、えい、えい」と声を出しながら行います。
    写真は施主が行う穿初め(うがちぞめ)。

     
  7. 玉串拝礼(たまぐしはいれい)
    参列者が順番に祭壇の前に立ち、玉串を捧げ工事の安全を祈ります。
    (施主が一番初めに玉串を捧げます)
    受け取った玉串は、時計回りに回して根本を神様に向けて祭壇にお供えします。
    その後2礼(深く二回お辞儀をする)2拍手(2回柏手を打つ)1礼(1回深くお辞儀をする)最後に軽く礼をして下がります。
     
  8. 徹饌(てっせん)
    神主が御神酒と水の蓋を閉じお供え物をお下げする。
     
  9. 昇神(しょうじん)
    神主さんがお神酒と水の蓋を閉じお供え物をお下げします。
    献饌(けんせん)の逆の動作をします。
    その間、着席したまま見守ります。
     
  10. 直会(なおらい)
    地域によっては、お酒・おつまみで歓談する場合もありますが、最近では、施主の挨拶の後、神主さんの音頭で乾杯をして盃に口を触れるだけで終わる場合が多いです。
    施主の挨拶は、「1.参列者へのお礼」「2.マイホーム着工の喜び」「3.工事の安全と無事を祈念」の順に述べるのが一般的です。

 

 

式典の中で使用した「鎮物(しずめもの)」は神社の方で用意してくれます。

「鎮物」は式典が終わった後、住宅会社に渡し、基礎工事の際に、建物の中心部に埋めてもらいます。

鎮物の例、形態は神社によって違います。

 


鎮め物

 

 

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 近所への挨拶

式典終了後、近所への挨拶をする場合がほとんどです。

挨拶をするのは一般的に「向こう3件、両隣」と「裏の3件」の計8件を回るのが一般的です。
どこに挨拶回りをするのかは、施工会社と話し合って、状況に応じて決めると良いでしょう。

挨拶をする際には手土産を持参するのがマナーです。
手土産にはのし紙を付け、表書きには「粗品」あるいは「御挨拶」と書きます。

手土産は施工会社と被らないように、事前に打ち合わせをしておきましょう。

近所への挨拶回りを施工会社にお任せして、施主はしないというケースも多々あります。

しかし、もし新たに土地を購入して家を建てるのであれば、近所の人たちに好印象を持ってもらうのはもちろん、どんな人たちが住んでいるのかを確かめるためにも、施主も挨拶をする方が良いでしょう。

もし、留守だった場合は、施工会社が用意した手紙を置いておきます。
人にもよりますが、留守だったお宅には、後日改めて挨拶に行くお施主さんもいます。

 

 

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 地鎮祭の服装

あまりに派手な服装やだらしない服装で地鎮祭を行うのはどうかと思いますが、普段着ているような服装で構いません。

もちろんスーツでもOKです。

夏なら現場には蚊がたくさんいるコトがよくあります。

30分間、逃げるに逃げられず、たいへんな思いをするコトになるかも知れません。

虫除けスプレーなどの用意を忘れずに。

 

また、雨模様なら、現場はぬかるんでいます。

当日は雨が降っていなくても、前日が雨であれば、ぬかんでいると見て間違いありません。

そんな時、綺麗な靴では惨憺(さんたん)たる結果になります。

そういう時は長靴で出席しても何も問題はありません。

 

 

 

 →上棟式についてはこちら

 

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