【家相・風水】トイレのNGと方角

トイレは上下水道や浄化槽などが整備されていなかった頃は、衛生的な問題が大きかったので「不浄の場」とされていました。

したがって、家の中でトイレをどのように扱うかは、家相や風水において、とても重要なポイントとなりました。

現在のトイレは水洗になり、不浄の場というニュアンスは薄まり、使い勝手を最優先に考えれば良いかと思います。

とはいえ、家相や風水では鬼門や裏鬼門のトイレは大凶とされていますので、それを無視できない人も多いかと思います。

トイレについて、家相や風水ではどのように言われているのでしょうか？

トイレの蓋が開けっ放しになっていると、悪い気がトイレの中に広まってしまいます。
排泄後は便器の蓋を閉め、トイレのドアも必ず閉めるようにしましょう。

筆者のコメント

最近は暖房便座を使っているお宅が、圧倒的に多いです。
暖房便座の場合、トイレの蓋を閉めている方が年間で約900円ほど電気代を節約できます。
トイレの蓋を閉めておく事は理に適っていますね。
また、こんな話もあります。
アメリカのある大富豪が「お金持ちには何か共通点があるのでは？」と思い、調査員を雇い世界中の富豪の家へ向かわせました。
しかし、これといった成果を得られなかったものの、唯一共通していたのは
・トイレが清潔である事。
・そしてトイレの蓋が閉まっている事。
という2点だったそうです。

床にトイレットペーパーを積んで置いておくのは、人間関係に悪影響を与えるそうです。
トイレットペーパーは扉のある棚にしまうか、棚に扉がない場合はカーテンや布で隠し、見えないようにするべきだそうです。

筆者のコメント

トイレットペーパーがむき出しの状態で置いてあると、雑然とした感じになります。
ちゃんと収納してスッキリした方が良いのは当然ですね。
風水や家相とは関係なく、トイレには作り付けの扉付き収納を設けておくのが良いのは確かです。
しかし、設計の立場から申しますと、新築やリフォームでコストダウンを考えるのであれば、人目に付きにくい収納の扉を無くすというのは、とても有効な手段なので、一概にダメとは言いにくいです。

不浄の場とされるトイレに長居すると、悪い気が身体に染み込み、その悪い気をまとって家の中を歩き回ると、家じゅうに悪い気をまき散らすことになるそうです。
ですから、トイレで読書したりスマホのゲームをするのはダメとされています。
トイレに本を置いておくのも、本が悪い気を吸収し、本そのものが悪い気の発生源になってしまうようです。

筆者のコメント

トイレは狭い場所でプライベートが守られている空間なので、結構リラックスして読書に集中できる場所です。ゲームにも集中できるでしょう。
トイレの中で読書やゲームをダメとする合理的な理由が今一つわかりません。
ただ、トイレの中で長居されると、他の人がトイレを利用したいときに迷惑が掛かるかもしれません。
また、トイレに本が置いてあると、やはり他の人にしてみれば、ただ雑然としているだけで不快に感じるかもしれませんね。

窓の無いトイレは、マンション等の集合住宅だとよくありますが、戸建て住宅でも、トイレが外壁に接しておらず、家の中央付近に位置していると窓を設置できません。
家の中央付近にトイレがあると、家じゅうに悪い気が回ってしまうようです。
トイレに窓がなければ、暗くなりがちで換気も十分でない状態になり、気の流れは滞り、厄が溜まりやすくなるとのこと。
明るめの照明を設置したり、観葉植物を置くなどの措置で、凶作用を緩和させる必要があるようです。

筆者のコメント

私が間取りを考える際、狭小地や変形地でどうしようもない場合を除いて、トイレはできるだけ外壁に接するように配置して、窓を設けるようにします。
換気システムや換気扇があるので、換気というよりは、明るさの確保が目的です。
ただ、それは単なる気分的な問題で、トイレの窓がないからと言って、不便だったり、何か問題があるとは思えません。
ですからトイレの窓を最優先事項とは考えていません。
施主のご要望でトイレの窓の重要性が高ければ話は別ですが・・・。

鬼門（北東）と裏鬼門（南西）のトイレは凶相として、特に忌み嫌う人が多いです。

鬼門（北東）のトイレは男性、特に長男の運気に影響を与え、健康運がダウンしてしまうそうです。
裏鬼門（南西）のトイレは主婦に悪影響を与え体調を崩しやすくなり、それが結果的に、家族全員の健康を損なう事に繋がるかも知れないようです。

鬼門と裏鬼門のトイレの対策は、とにかく、毎日の掃除と換気だそうです。また、お香を焚いたり、木炭・竹炭などの炭で空気を浄めると良いらしいです。
盛り塩をすると、より効果があるとか・・・。

その他、色の相性によって、鬼門や裏鬼門のトイレの緩和策をこちでご覧ください

＜筆者のコメント＞

鬼門の北東は日当たりが悪くジメジメしやすい方角になります。ですから不衛生になりやすいですし、冬は家の中で最も寒い場所になるので、ヒートショックが心配になります。
一方、裏鬼門の南西は西日が当たり、高温多湿になりやすい方角になります。雑菌の繁殖もさることながら、匂いもきつくなります。

そんな理由から鬼門や裏鬼門のトイレを避けるように戒めるため、縁起が悪いとされたのでしょう。

鬼門と裏鬼門について、詳しくはこちら

【家相・風水】鬼門と裏鬼門

トイレは基本的に、鬼門や裏鬼門に限らず、どの方角にあっても凶相になります。
しかし、凶相を緩和し、運気を整える方法がいくつかあります。

便座カバーやマット、スリッパ、タオルなど、ファブリックアイテムの色を統一させると運気が上がります。
特に黄色に統一させると金運のアップに繋がるようです。
また、これは風水とは違いますが、トイレを毎日掃除すると、金運がアップすると言われています。

その他、トイレの方角と色の相性についてこちらをご覧ください

トイレにマットを敷くと、身体に悪い気が入ってくるのを防いでくれて、さらに悪い気を吸収してくれるそうです。特に毛足の長いマットが良いとの事です。

また、トイレ専用のスリッパを用意するのも良いらしいです。

また、ファブリックアイテムの色をピンク色に統一するのも効果的とのことです。

その他、トイレの方角と色の相性についてこちらをご覧ください

明るい玄関は良い気を呼び込みます。できるだけ明るい照明を付けるようにしましょう。
特に、太陽の様な丸い形の照明器具は金運がアップします。
どうしても暗くなりがちな玄関には、丸型のスタンドの照明を置いても良いでしょう。

また、ファブリックアイテムの色をラベンダー色に統一すると、健康運のアップに繋がるようです。

その他、トイレの方角と色の相性についてこちらをご覧ください

「トイレの神様」という歌でも言われているように、毎日トイレを綺麗に掃除すると、ベッピンさんになれると言われています。
トイレを徹底して綺麗にしておくと、凶相のトイレであっても、むしろ運気の向上につながるようです。
また、朝にトイレ掃除をすると、より効果的なようです。

ちなみに、お笑いタレントで映画監督の北野武さんは、毎日、必ずトイレ掃除をしているらしいです。

自宅のトイレはもちろん、宿泊先のホテルのトイレや、ロケ先の公園のトイレなど。

北野武さんがおしゃるには「成功したのは、トイレ掃除のおかげかも知れない」との事です。

便座カバーやマット、スリッパ、タオルなど、ファブリックアイテムの色を統一させると運気が上がります。
特にベージュ色に統一させると家庭運のアップに繋がるようです。

その他、トイレの方角と色の相性についてこちらをご覧ください

色彩心理学によると、オレンジ色は社交性を良くする効果があると言われています。
風水ではトイレのファブリックアイテムの色をオレンジ色に統一させると対人運が上がるとされています。

その他、トイレの方角と色の相性についてこちらをご覧ください

トイレは基本的にどの方角であっても凶相になるとの事です。
特に、鬼門に当たる北東と裏鬼門に当たる南西は避けるべきとされています。

いずれにせよトイレはどの方角であっても
匂いがこもらないよう、常に清潔にして、観葉植物や空気清浄機などで空気を浄化する事がポイントのようです。

また、方角と相性の良い色を使って、凶相を緩和する方法もあるようです。

冬場、寒くなりやすい北側のトイレは、ヒートショックなどに注意が必要です。

＜対策＞
暖房便座やヒーターなどで対策を取るのが良いでしょう。
ファブリックアイテムを暖色系にするのも良いようです。

一般的に鬼門のトイレは特に忌み嫌われていますね。
男性、特に長男の運気に影響を与え、健康運がダウンしてしまうそうです。

＜対策＞
できるだけ清潔に保つようにすべきとの事です。
盛り塩など置くのも効果的なようです。

東側にトイレがあると、本来は家の中に入ってくるはずの活力が阻害され、
住人のやる気を奪ってしまうと言われています。
長男が家族にトラブルを持ち込み、悩まされるようです。

＜対策＞
窓を開けて換気をして、生花を飾ると悪い気が緩和されるとの事です。

方角的に、南東は匂いの影響を受けやすく、南東のトイレは特に換気に気を付ける必要があるようです。
ですから、窓が無いトイレは凶相となります。

＜対策＞
お香や芳香剤などを使って、悪い気を緩和させると良いとの事です。

南は水との相性が悪い方角なので、トイレはもちろん、その他の水回りも凶となります。
南のトイレは健康運に悪影響を与えるため、家族が体調を崩しやすくなるとの事です。

＜対策＞
トイレのファブリックアイテムをラベンダー色にすると悪い気を緩和できるようです。

裏鬼門に当たるので、鬼門の北東と並んで、南西のトイレは凶相と言われる方角です。
特に、南西のトイレは主婦に悪影響を与え体調を崩しやすくなり、
それが結果的に、家族全員の健康を損なう事に繋がるかも知れないようです。

＜対策＞
とにかく清潔に保ち、盛り塩なども置くのが良いとの事です。

西は金運と健康運に関わる方角なので、西にトイレがあるとそれらの運気が下がると言われています。

＜対策＞
トイレのアイテムにブランド品などの豪華なものを使うと良いようです。
また、黄色のファブリックアイテムで統一すると、金運のダウンが緩和されるそうです。
健康運のダウンには、トイレの清掃とコマメなタオルの交換が有効的との事です。

北西は家の主人に影響を与える方角になります。
ですから北西のトイレは主人の体調が優れなくなるなどと言った事が起こり得るようです。

＜対策＞
頻繁な清掃はもちろん、観葉植物を置くと良いとの事です。

中央のトイレは家の全ての運気が低下すると言われています。

＜対策＞
窓が無く、暗くなりがちなので、明るめの照明を設置するのが有効でしょう。
ラベンダーの生花を置いたり、芳香剤を置くと、悪い運気の緩和につながるようです。

筆者のコメント

これまで、100件弱の家づくりに関わってきましたが、どうしてもトイレの位置が鬼門や裏鬼門に掛かってしまうお宅が、何件かありました。
私自身も、以前に住んでいたアパートは鬼門の方角にトイレがありました。

しかし、鬼門や裏鬼門にトイレがあることで、何か不幸や不運を招いたという話しを、今のところ全く聞いたことがありません。

間取りを作成する際には、使い勝手を優先して考えて、できれば、トイレを鬼門や裏鬼門から外せたら良いな・・・ぐらいのスタンスで良いのではないかと思います。

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