【家相・風水】鬼門と裏鬼門

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家相や風水に全く興味のない人でも
「鬼門」「裏鬼門」という言葉はご存知でしょう。

家の中心から北東の方角を鬼門、南西の方角を裏鬼門と言います。

鬼門や裏鬼門にトイレなどの水回りや玄関を作ると凶相だと言われていますね。
他にも避けるべきとされている事があります。

鬼門のルールを破った間取りだとどうなるのでしょうか?

なぜそのように言われているのか?
その意味や理由を探ってみましょう。

どうしても、鬼門や裏鬼門が心配で気になるという方は、こちらをご覧ください。

 

 

鬼門と裏鬼門のメニュー

その他、家相と風水の記事

 

 

 鬼門と裏鬼門について動画で解説

 

動画タイトル

★鬼門を対策しないと運気が大幅ダウン? 家相って信じられるの?


昔からの言い伝えで、「夜に口笛を吹くと、蛇が来る」というのがあります。
「近所迷惑だから、夜に口笛を吹いたらダメ」と言う理由から、それを子供に徹底させるために恐怖心をあおっている訳です。

他にも「夜に爪を切ると、目が潰れる」という言い伝えもあります。
これは「暗い状況で爪を切ると、深爪をするから、やめなさい」というのが本来の理由です。

鬼門や裏鬼門も、人の恐怖心に訴えかけて、タブーを作っているのですが、それは言い伝えと同じ事をしているからです。

家相ができたのは江戸時代。識字率が低い中、できるだけ多くの人が良質な住環境を得られるように体系化されていきました。

鬼門や裏鬼門のタブーには、実は合理的な本来の理由があります。
それさえ分かれば、鬼門や裏鬼門を恐れる必要はありませんし、本来の理由に沿って、現代の住宅事情に合った対策を取る事が、最も重要な事です。

下の動画では、その辺りについて、詳しく解説しています。是非ご覧ください。

動画長さ:12分15秒

 

なお、上の動画を観た私の娘から、クレームが入りましたので、下の動画を作成しました。

 

動画タイトル

★鬼門のキッチンで奥さんが病気に? 時代錯誤でナンセンスな話


鬼門の方角にキッチンがあると、子宝に恵まれなくなると言われています。

結局、奥さんが体調を崩すから、その様に言われている訳ですが、江戸時代から伝えられた時代錯誤な家相の側面が垣間見られます。

動画長さ:3分00秒

 

 

 

 

 鬼門の方角・方位

 

家の中心から北東の方角で、60度の角度の範囲を鬼門、南西の方角で、60度の角度の範囲を裏鬼門とするのが最も一般的です。

 

北東が丑寅(うし、とら)の方角で、角(つの)が生え、虎の腰巻を履いた鬼を連想させる事から、鬼門と呼ばれるようになったとも言われています。

 

 

一方で、8つの方角を均等に分けて、鬼門も裏鬼門も45度ずつの角度とする人や流派も沢山あります。

風水はこちらを採用する場合が多いですが、家相の鑑定士の中にも、 こちらを採用している人もいます。

 

この辺りの方角の取り方について、詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

筆者のコメント

鬼門と裏鬼門の方角の範囲が60度なのか45度なのか、どちらの角度を採用するのかによって鑑定結果が多きく異なってくる事も多々あるでしょう。

家相を鑑定する上で、最も要となる方角の取り方が人によって違うというのは、余りにもいい加減過ぎて、家相や風水の存在自体をちょっとな・・・と思ってしまいます。

 

 

 

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 鬼門と裏鬼門で避けた方が良い事

鬼門や裏鬼門の方角に、寝室、子供部屋、居室などの居室を設けるのは構わないとするのが一般的です。

避けた方が良いのは玄関や門。
台所(キッチン)、トイレ、浴室などの水回り。
特に最もよく言われているのが、鬼門のトイレです。

建物の形状としては鬼門や裏鬼門の方角に「欠け」があるのは駄目とされています。

 

「欠け」について詳しくはこちら

 

鬼門の凶相について


鬼門(北東方向)が凶相となっていると、家族や親戚、不動産、相続、財産などに関する災いが起きやすくなるとされているのが一般的な様です。

家の主や子供が病気になったり事故に遭遇したり、子宝に恵まれなかったり、思いもよらない災難に見舞われたりするそうです。

 

 

裏鬼門の凶相について


裏鬼門(南西方向)が凶相になっていると 勤労運、家庭運などに悪影響を及ぼす様です。

いくら一生懸命働いても報われなかったり、特に裏鬼門は主婦の運気に関係していて、家庭内トラブルが絶えなかったり、 夫婦の間に不和が生じたりするそうです。

 

 

 

筆者のコメント

私が以前住んでいた賃貸アパートは鬼門の方角に玄関とトイレがありました。家相としては最悪です。

しかし、そのアパートに住んでいる間に長男を授かりました。

今住んでいる自宅は、裏鬼門の方角にキッチンがありますが、夫婦仲は至って良好ですし、家庭内トラブルなど全くありません。仕事にも遣り甲斐を感じていますしね。

鬼門や裏鬼門の凶相によって悪影響があるようには感じられないのですが・・・。

 

それでもやはり、鬼門や裏鬼門が心配という方は、こちらをご覧ください。

 

 

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 鬼門と裏鬼門の本当の意味

 

鬼門や裏鬼門というのは、母親が子供に「悪い事をすると罰が当たるよ!」と叱るのと同じです。

言う事を聞かない子供に対し、悪いことを理屈で教えるよりも、 恐怖心をあおる方が簡単に言う事を聞かせられます。

それが、例え事実では無いとしても、結果として危険を避けられるのであれば、大きなメリットがあります。

鬼門や裏鬼門も本来の理由(理屈)があったはずなのですが、江戸時代には読み書きが出来ない人も多く、なかなか普及しなかったために、不都合な状況が多々起こってしまったと想像します。

ですから、恐怖心と結び付ける事で、強烈なイメージを植え付ける必要があったのでしょう。

 

住環境を整える処方箋?


鬼門の北東は日当たりが悪くジメジメしやすい方角になります。冬は家の中で最も寒い場所になります。

そこにトイレや浴室があるとどうなるでしょうか?

脱衣する場所が寒ければヒートショックによる危険性が高くなります。実際、高齢者が倒れる場所は大概、浴室かトイレです。

また、鬼門にある玄関はどうでしょう?

いつもジメジメとした玄関。来客者の印象は悪くなりますね。

来客者はその印象の悪さから、無意識のうちに足が遠ざかり、次第に人との関りを薄くさせるかも知れません。

家の住人にとっても、疲れて帰って来て 出迎えてくれる玄関がそのような状態では、毎日の事ですし精神的な悪影響が徐々に蓄積されるでしょう。

 

一方、裏鬼門の南西は西日が当たり、高温多湿になりやすい方角になります。
夏、太平洋高気圧が発達すると南西の方角から暑く湿った風が吹き込んできます。

そんな裏鬼門にキッチンがあれば、食べ物は傷みやすく、雑菌も繁殖しやすくなり、食中毒の危険性も高くなります。

更に火を使うので、南西からの風にあおられ、家中に火が回ってしまう可能性も高くなります。

トイレにしても、昔は汲み取り式ですから、雑菌の繁殖もさることながら、匂いもきつくなります。

また、裏鬼門の玄関にしても、夏場、南西の暑く湿った風を家の中に呼込んでしまう事になりますし、靴の匂いも、家中に漂いやすくなります。

 

 

家の構造上の指南?


建物の平面形状ははシンプルな四角形の形状が、構造的に最も良いという事は周知の通りです。

しかし、土地の状況や諸条件によって、四角形にするのは難しい場合が多々あります。

その際、特に「欠け」の箇所は ウイークポイントになりやすいため、補強等の配慮が必要になってきます。

しかし、家相が発達した江戸時代は、庶民の家には社寺建築や武家屋敷のような高度な木組みの技術が使われることは無く、筋交いもありませんでした。
「欠け」があるような変形した建物は何かあれば簡単に倒壊してしまった事でしょう。

鬼門や裏鬼門に関わらず、できればどの方向に対しても 「欠け」が無いに越したことはありません。

ただ、鬼門の「欠け」が特に凶相である理由があるとしたら、それは台風かも知れません。

 

 

台風のほとんどは南西方向からやってきます。

そして、台風は進行方向に向かって右側の方で最も強い風が吹くので、すると、その強い風は南西方向(裏鬼門)からの風になります。

鬼門や裏鬼門に欠けがあると、南西方向から掛かる風圧に対し弱くなります。

台風が過ぎ去った後、倒壊した家の多くが、鬼門や裏鬼門に欠けのある建物だったため、鬼門や裏鬼門の欠けを重要視するようになったのかも知れません。

 

 

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 鬼門を守るとどんな家になるか

家相は住宅建築の知恵を効率よく普及させ、伝承させていくために、恐怖心に訴え掛けているのだと想像できます。

その代表格である鬼門と裏鬼門。

では鬼門や裏鬼門が凶相にならないようにしたら、どんな家になるのでしょうか?

それが次のような間取り図です。

 

 

 

例えば南側に道路がある敷地で家を建てるとした場合、
玄関を裏鬼門から外さなければなりませんので、南東方向に配置せざるを得ません。

玄関の近くにはホールや階段なども配置しなければならないので、南東のエリアはそれらが占める事になります。

それ自体は、必ずしも悪いとまでは言いませんが、南東のエリアは最も居住性の良い位置になります。

居間や食堂、和室などの居室を配置したいと思っても
それはできません。

浴室、洗面所、トイレ、キッチンなどの水回りは鬼門を外して、北西のエリアに配置するしかありません。

すると、必然的にこのような間取りになります。
こうして見ると、これ以外の間取りはあり得ないでしょう。

ただ、決して使いやすい間取りとは言えません。

 

 

もっと使いやすくするための方法はいくらでもあるのですが、それらを取り入れようとすると、凶相になってしまいます。

試しに、チョッとだけ使いやすくなるように間取りを変更してみます。

 

 

まず、対面キッチンにしてみました。
最近は、ほとんどの人が対面キッチンを採用します。

そしてキッチンのすぐ隣に家事室と食品庫、家事室には勝手口を設けました。

例えば車で買い物から帰ってきたら、玄関ではなく、勝手口から入って、食品を直ぐに食品庫や冷蔵庫に収納できます。

また、これらレイアウトの変更によって洗面所前の廊下に物入れのスペースができました。

この物入れには、洗濯洗剤のストックやトイレットペパーのストックなどを収納すると良いですね。

リビングとダイニングは狭くなりましたが、この様に家具を配置してみると、何の問題もない事が分かりますね。

むしろ、変更する前のリビングは無駄に広いだけで、テレビやソファーなどを上手くレイアウトする事ができません。

いかがですか?
ずっと機能的で使いやすい間取りになったと思いませんか?

でも、家相としては鬼門に流し台が掛かっていますし、
鬼門の位置に勝手口があるなんてもってのほかです。

 

 

 

筆者のコメント

私が施主でしたら、後者のプランを選びます。

家相が発展した江戸時代とは違って現代の家は断熱が施され、耐震や耐風技術も進んでいます。
トイレは水洗で台所には冷蔵庫があります。

家相は江戸時代に培われた先人の知恵かも知れませんが、現代の住宅事情には合わなくなっています。

 

それでもやはり、鬼門や裏鬼門が心配という方は、こちらをご覧ください。

 

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