1年間の浪人を経て、
私は大阪芸術大学のデザイン学科に入学、
工業デザインを専攻しました。
工業製品のデザインをするのです。
来る日も来る日も、マーカーでスケッチを描いて、
ドラフターに向かって図面を描いていました。
(それらの作業は、今ではパソコンに取って代わりましたが)
そうこうしている内に、世の中はドンドン景気が良くなって、
私が卒業を迎える時には、バブルが最高潮。
あの時、大学を卒業する人は誰もが引く手数多でした。
今では考えられませんが、会社説明会に参加するだけで
高級なレストランに招かれて、フルコースをご馳走してくれたりしました。