日大アメフトの悪質タックルで、
加害者の会見がありましたね。
彼が語った事を聞いて、色々思う事がありました。
実は昔、私は日大の付属高校でバレーボールをしていました。
日大の運動部の体質は
付属高校にも色濃く反映されていました。
なぜなら、
私の所属していたバレー部の監督はもちろん、
運動部の監督のほとんどが日大運動部出身だったからです。
なので、日大アメフトの加害者の彼が会見で語っていたことが、すごく良く理解でき、色々と想いが過ぎりました。
この悪質タックルの問題は、
日大の運動部の存在自体を否定せざるを得ない事ですよね。
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まず、私がバレーボールをやっていた35年以上前、
選手が自分では何も考えられなくする事が日大の運動部でした。
それが今でもそうなんですね。
加害者の彼も言っていましたが、
私も、監督とはほとんど話をした事がなく、
いつもコーチかマネージャーを通じて指示が出ていました。
そうする事で、選手にとって監督は雲の上の人の様な存在になり、
ひたすら怖いという感じで、ただ従うしかないという演出がされていました。
加害者の彼は、試合や練習から外されたと言っていました。
私もそうです。
なぜか急に、練習に加えてもらえない事が多々ありました。
選手からしてみたら、
無条件で指示に従うので、何とか練習に加えさせてもらいたいと思うように育てられていきます。
加害者の彼は、大好きだったアメリカンフットボールに対する想いが変化していったと言っていました。
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私もそうです。
次第にバレーボールが嫌いになっていきました。
厳しい練習を、ただただ、やらされているという状態なので、3年生になり引退する時には、本当に晴れ晴れとした気持ちになったのを覚えています。
私だけではなく、チームメイトの全員がそうでした。
彼も今、アメリカンフットボールから離れる事になり、
苦痛から逃れられるという思いがある事でしょう。
ただ、ここまでは、スポーツに対するアプローチの違いの問題であって、
日大の運動部の体質がダメだという事ではありません。
私がバレーボールをやっていた時、
最も厳しく指導された事は「礼儀」でした。
ネット越しに相手をヤジったり、失礼な態度を取る事は固く禁じられました。
当然、私はそれには何も考えず、無条件で従いました。
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しかし、無条件で何でも従うという選手を育て、
悪質な反則プレーをさせるなんて
日大のアメリカンフットボールというのは、
世の中に存在すべきではありません。
彼の会見の後、日大が出したコメントには呆れました。
よほど、しっかり再生できる根拠や確信が見えない限り
日大のアメフト部は廃部にすべきではありませんか。
廃部にしたら選手が可哀そうという人もいるかも知れません。
確かにその通りです。
それでも、このまま日大アメフト部が変わらないなら
それも仕方ないのでは?