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ヤマダホームズのモデルハウス
2018年10月1日にヤマダ・エスバイエルホームとヤマダ・ウッドハウスが合併し、ヤマダホームズになりました。
ヤマダホームズ(旧エスバイエル)のモデルハウスを訪問し、徹底取材。住宅のプロの目でヤマダホームズを評価します。
ヤマダホームズの評判は?
ヤマダホームズの坪単価は?
ヤマダホームズの仕様は?
ヤマダホームズは木質パネル工法で、和モダン風のデザインが特徴です。また、実際に耳にしたヤマダホームズの評判もご紹介します
「ヤマダホームズの評判」メニュー
★坪単価の目安
営業マンの話では、 ヤマダホームズが最も得意とするのが注文住宅とのこと。
坪単価は建物本体価格のみで50万~60万円ぐらいが
最もよく出る価格帯とのことで、
建物本体以外の工事を含めると 坪単価の目安は55万~65万円ぐらいでしょう。
住宅産業新聞の調べによると、
三井ホームの全国平均坪単価は73.2万円となっています 。
大手ハウスメーカーとしては、比較的安価です。
構造はミサワホームによく似ています。
ですから、ミサワホームの廉価版といったところでしょうか。
★好印象で勝負
ヤマダホームズは他のハウスメーカーに比べ、
商品自体に、これといった特徴が無いので、
営業マンとしては人柄で勝負するしかないでしょう。
私に応対してくれた営業マンは、
紳士的で、話し方も穏やかですし、
お客さんにはとても好印象なのではないでしょうか。
かなり場数を踏んでいることを感じますし、
おそらく、この営業所ではトップセールスマンでしょう。
彼はヤマダホームズでも、やっていけるでしょうが、
普通の営業マンでしたら、難しいでしょうね。
ただ、積水ハウスや住友林業、ミサワホームなどの
他の大手ハウスメーカーの中では、比較的価格が安めなので、
その辺りでは勝負できるかもしれません。
とは言え、
ハウスメーカーの中には、イザとなると
信じられないような値引きをしてくるところもあります。
その点、ヤマダホームズはあまり値引きをするという話を聞かないので、
ここぞ、という場面では苦戦を強いられそうです。
エスバイエルとヤマダウッドハウスが合併してヤマダホームズになりました。
一つの会社に、二つのハウスメーカーが混在しているような感じなので、商品もどちらの流れを汲んでいるのかによって、スタンスが全く違っています。
エスバイエルの流れを汲む商品は木質パネル工法で、ヤマダウッドハウスの流れを汲む商品は接合金物による木造軸組み工法です。
色々な工法を扱ているハウスメーカーは他にもありますが、工法は変わってもブランドイメージは統一されているのに対し、ヤマダホームズはちょっと違った印象を受けるのではないでしょうか。
★ヤマダホームズの高断熱高気密仕様
公表されているヤマダホームズの断熱と気密の性能です。
C値:1.0~3.6
Q値: ―
UA値:0.50(ウェルネス断熱) 0.43(Felidia 2×6)
ちなみにZEH(ゼロエネルギー住宅)の断熱基準は次のようになっています。
★断熱工法
エスバイエルの流れを汲む商品とヤマダウッドハウスの流れを汲む商品で、断熱工法が違います。
エスバイエルの流れを汲む商品は
ウェルネスと言う、高性能発泡系断熱材による充填断熱で、
壁にポリスチレンフォーム、床にフェノールフォームを使っています。
また、独自の壁内換気を組合わせる事で、耐久性を高める仕組みになっているのが特徴です。
商品名:「小堀の住まい」「SxLシグマ」がこの断熱工法になっています。
ヤマダウッドハウスの流れを汲む商品は
ウレタンフォームの現場吹付による断熱になっています。
商品名の頭に「フェリディア」と付くのがそれに該当します。
どちらにしても、断熱には力を入れていると思います。
★ウェルネスエアー
エスバイエルの流れを汲む商品でなければ採用できませんが、ウェルネスエアーという他社にはない空気清浄機能があります。
壁の下地に施した木炭塗料に通電する事で、室内のマイナスイオンが優位になり、森林浴の様な環境になります。
また、臭いや化学物質も少なくしてくれます。
ヤマダウッドハウスの流れを汲む商品では、24時間換気システムとプラズマクラスターを組合わせたものが用意されています。
★デザイン性を重視
特にこれといった特徴が無いこともあって、 プランニングやデザインについてのPRが多いです。
建築家が設計したような おしゃれな家を建てたいけど、 設計事務所は敷居が高いし、 工事をするのは小さな地元工務店だからチョッと不安。
という人に対し、 「ヤマダホームズなら、そんな不安が解消できます。」 ということのようです。
確かにカタログを見ると、 シンプルモダン、あるいは和風モダンな外観のものが多く、
今回お邪魔したモデルハウスも 「ジャパニーズ・モダン宣言」という キャッチフレーズがつけられていて、 和風の庭を囲うように建てられ、
白と黒を基調にした、 デザイナーズハウスのような雰囲気を漂わせています。
営業マンの話では、規格商品よりも注文住宅が得意とのことです。
設計は、統一されたヤマダホームズのテイストが出せるようにするため、 ほとんど、社内の設計士が行っているようです。
ヤマダホームズの商品は、「ハイクラス」「プレミアム」「ベーシック」の3つのランクに分けられています。
小堀の住まい
エスバイエルの前身である小堀住建へ回帰する事を漂わせた商品で、デザイナー住宅の様な雰囲気を前面に出しています。
本当の建築家へ依頼するのは敷居が高いが、企業建築家であれば気軽・・・といった層をターゲットにしています。
SxLシグマ
エスバイエルの家づくりをそのまま受け継いでいる商品。
独自の木質パネル工法で、ウエルネス断熱とウェルネスエアーにより、温熱環境と空気環境を整える仕組みが特徴です。
Felidia 2×6
(フェリディア ツーバイシックス)
壁パネルに2×6材を使った工法で、ウレタンの吹付による断熱をします。
したがってウレタンの厚さが130mmになり、UA値が0.43という、なかなかの数値を実現しています。
Felidia
(フェリディア)
接続金物による木造軸組み工法で、柱と土台にヒノキの集成材を使用している事が特徴です。
耐力面材による耐震性やウレタン吹付による断熱など、ヤマダホームズの基本的な商品です。
Felidia 平屋
(フェリディア平屋)
平屋に特化した商品。
シングルライフプランやファミリープラン、二世帯住宅など、自由設計で様々なプランに対応します。
Felidia 3rd
(フェリディア サード)
都市部向けの3階建ての商品。工法は普通の木造軸組工法になります。
他の商品は耐震等級3の確保が基本ですが、Felidia 3rdの場合は等級1。それ以上の等級の場合は別途費用が掛かります。
Felidia-el Limited
(フェリディアエル リミテッド)
接続金物による木造軸組み工法で、耐力面材による耐震性やウレタン吹付による断熱などなど。
正直、普通のFelidiaと、何が違うのかよく分かりません。
Felidia-el
スパーフル装備住宅
エアコンにLED照明、カーテンが最初から込みになっていて、更に家電や家具もプラスする事ができるフル装備住宅です。
他のフェリディア住宅にもスーパーフル装備パックをプラスする事ができます。
Felidia-el(フェリディア エル)
完全な自由設計ではなく、イージーオーダー感覚でコストを抑えた商品。
ベースとなるプランが用意されてあり、それをある程度、カスタマイズする事ができるようになっています。
ウッドセレクション
もうすでに決まっているプランから選ぶ、規格住宅の商品。
色々なオプションが用意されていて、オプション品を追加したり変更したりできます。
ヤマダホームズの前身のエスバイエルの建築士で、設計のチーフを務めていいた人の話です。
退職後、設計事務所をやっているのですが、 そこに相談にいったお施主さんから聞いたのですが、
そのお施主さんの建築予定地には道路があるものの、 それが、法的に道路として認められていないものだったのです。
おまけに美観地区で、ちょっとややこしい場所でした。
ところがその辺りの法的な知識が全くありませんでした。
それだけではありません。
その建築士はある工務店の仕事もしているのですが、 その工務店に出入りしている大工さんから聞いた話では
その大工さんが細部についての質問をしても、全く答えられず、
挙句の果てに、 その建築士の図面通りに施工してみると、 シャッター付きのサッシが納まらず、
お施主さんはご立腹になり「建て直せ」と言われる始末だったそうです。
ヤマダホームズに関する評判や口コミを募集します
ヤマダホームズで家づくりを検討している方々のために、
ご参考になるような実際にあったお話しを教えてください。
悪い話しでも結構ですし、ヤマダホームズで建てて良かったというお話しも歓迎です。
ぜひ、こちらの問合せフォームから、情報をお寄せください。
そのハウスメーカーの成り立ちやルーツは、どんなハウスメーカーなのかを知るための手がかりとなります。
ヤマダホームズの創業は 積水ハウスや大和ハウスなどよりも古く、 昭和26年(1951年)です。
もともとは大阪の地元工務店としてスタートしました。
以前は「小堀住研」という社名でしたが、 平成2年(1990年)に「エスバイエル」に社名変更しました。
エスバイエル(S×L)の
Sは空間(Space)、
Lは生活(Life)を指すようです。
エスバイエルの最も輝かしい足跡は「ハウス55計画」でした。
「ハウス55計画」というのは 昭和50年(1975年)に当時の建設省と通産省が 共同で行った、国家プロジェクトです。
昭和55年(1980年)までに、一戸建て住宅を 500万円台で供給できるシステムを構築しようというプロジェクトでした。
ハウスメーカーを中心に数十社の企業を集め、 1グループ4~5社のグループに分かれ、
それぞれのグループが競って研究開発を行いました。
5年間の時を経て、各グループから研究成果の発表があったのですが、
ほとんどのグループが目標を達成できず、
500万円の目標に対し、1000万円ぐらいの住宅となってしまいました。
ところがそんな中、
唯一、 小堀住研(現在のヤマダホームズ)を中心とするグループだけが、 600万円台の住宅を実現できたのです。
この成功により、小堀住建は一躍メジャーとなり、 国家プロジェクトの住宅「ハウス55」を発売し、大ヒットとなりました。
1990年に「エスバイエル」に改名した後、
2011年にヤマダ電機の傘下に入り
2013年に「ヤマダ・エスバイエルホーム」に改名。
2018年10月1日に「ヤマダホームズ」と改名し、長年に渡り親しんだエスバイエルの名前はなくなりました。
コンシェルジェの奥さんがハウスメーカーを厳しくチェック!
主婦の独自の目線からヤマダホームズを評価します。
★ヤマダホームズのモデルハウス
モデルハウスの間取り
今回、私たちに応対してくれた営業マンは、久々のヒット!
片岡仁左衛門 似の上品でナイスミドルのイケメンだし、 頼りがいがありそう。
こんな感じです↓
写真は日本俳優協会のHPから拝借
★ヤマダホームズの売りって何?
ヤマダホームズには、さすがの私も突っ込みどころがない‥‥。
決して良い意味じゃありませんよ。
営業マンは、すっごく好印象だったけど(イケメンだしね‥)、 ヤマダホームズについては「何これ?」って感じ。
確かにモデルハウスはお洒落で、 デザインに力を入れているなって思うけど、
庶民がこんな家を建てられるわけないし、
延べ床40坪で2400万円の家だったら、 ただの箱のような家になっちゃうんでしょ?
そうなったら、どこにヤマダホームズの特長が出ると言うの?
モデルハウスの内観
卵パックみたいのを壁の中に張り付けているのが、 唯一の特長みたいだけど、 あれのどこが良いの?
イケメン営業マンの話では 「例えば、へーベルハウスさんや積水ハウスさんでしたら 外観だけで、それと分かりますが、 ウチが建てた家は、見てもヤマダホームズとは分からないです。お客さんの好みに合わせて柔軟に対応できるのが特長です」
それって結局、特長が無いということの裏返しじゃないの。
私にはヤマダホームズの存在価値がどこにあるのか、 全く分かりません。
ヤマダホームズの社長さん! このままじゃ、やばいんじゃないですか?
★関西で人気のスーパー銭湯
関西ですごく人気のあるスーパー銭湯で、 よくテレビで取り上げられたりするんですけど、
大阪の此花区にある「上方温泉 一休」ってところ。
源泉掛け流しの100%天然温泉で、広くて綺麗そう‥‥。
すぐ近くにはヨットハーバーやユニバーサルスタジオがあるから、
遊んだ後、一っ風呂あびて帰るって言うのもいいかも。
とか思っていたら、イケメン営業マンが 「実はあれ、ウチが建てたんです‥‥」
へぇ~! あれって、ヤマダホームズが建てたんだ~。
と一瞬思ったけど、だから何なの?
ヤマダホームズは色々な物を建てられるって言いたい訳ね。
でも、庶民の家とは全然関係ありませ~ん。
エスバイエルがヤマダ電機の傘下に入る前、
エスバイエルは、かなりリストラを進めていたようで、
私の知っている範囲でも、エスバイエルを退職した人が何人かいます。
皆、かなり上の役職だった人たちで、経営状況が厳しかったところが伺えます。
リストラを進めたことで、 今ヤマダホームズに残っている人は優秀な人なのかも知れません。
エスバイエルの名前が消えてしまったのはチョッと寂しい気がしますが、ヤマダホームズがこれからどうなっていくのか注視したいです。
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