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タマホームのモデルハウス
タマホームのモデルハウスを訪問し、徹底取材。
タマホームの評判は?
坪単価は?
仕様は?
プロの目でタマホームの特徴をご紹介します。
タマホームと言えば低価格が最大の特徴です。
また、実際に耳にしたタマホームの評判もご紹介します。
「タマホームの評判」メニュー
タマホームの直近の5年間の売上高をグラフにしました。
タマホームの中期経営計画の中に、各都道府県ごとにシェアNO.1を目指すとあります。
そこで、全国画一での販売ではなく、地域特性に合わせて販売して方向にシフトしています。
具体的には、各エリアでシェアを伸ばしている地域ビルダーを分析し、価格はそのままで、地域の特性を盛り込んだ外壁や住宅設備をプラスして、地域限定商品として販売しています。
★坪単価の目安
かつて、タマホームは坪単価25.8万円という安さを前面に出していましたが、最近は、坪単価を明示しなくなりました。
坪単価は明示していませんが、およそ37万円ぐらいのようです。
ローコストのイメージから脱却したいという現れでしょうか。実際、もう少し高めの価格帯で商品を出しています。
ところで、下の画像はタマホームのモデルハウスに置いてあった間取り図と、価格の一覧表です。
タマホームの価格にはこんなカラクリがありました。
★施工床面積?
これを見ると、「延床面積」ではなく、独自の「施工床面積」というのを使って価格を計算しています。
「施工床面積」とは一般的な延床面積では含まない、吹抜けやロフト、 ベランダや玄関ポーチまで床面積としてカウントします。
タマホーム側の言い分としては、延床面積に含まれない箇所も、実際は施工しなければならないので、建物の価格を算出する上では、「施工面積」の方が理にかなっているという事でしょう。
それともう一つの理由が当然のことながら、坪単価を計算する際に、建物の価格は決まっているので、その金額を割る床面積をできるだけ広くする事で、安く見せる事ができます。
このモデルハウスの場合、延床面積は39.47坪ですが、施工床面積は47.60坪というようになっています。
実に、延床面積よりも8.13坪も大きくなります。大きくなった床面積で割り戻すのですから、当然、坪単価は安くなります。
★本当は坪単価44万円
標準本体価格には、地盤調査や屋外の電気、給排水、確認申請料などの
付帯工事は含まれていません。それらに約400万円掛かります。
また、チョットしたオプションを加えると、約44万円のアップ。
結局、総工事費は16,784,627円となります。
タマホームの説明によると、「当社では、最終のお引渡し価格は、平均で坪単価36万円ほどになります。」
でもそれは、タマホーム独自の「施工床面積」を使って計算した場合です。
先ほどの総工事費16,784,627円を「施工床面積」で割ると、坪単価35万円です。
しかし、通常の「延床面積」で割れば坪単価44万円になります。
★それでもやっぱり安い
一般的な消費者の感覚では、
坪単価とは、工事の「総費用」を「延床面積」で割って 算出するものだと思うのですが・・・。
実際に延床面積で割ってみると、坪単価は44万円でした。
とは言うものの、あの仕様で坪単価44万円は安かったです。
地元工務店でも難しい金額です。
積水ハウスやダイワハウス、ミサワホーム、三井ホームなど、
大手ハウスメーカーであれば、同じようなグレードの家を建てれば、
坪単価70万は下らないでしょう 。
タマホームは価格の割にグレードが高いと言えるでしょう。
★タマホームは値引きなし
積水ハウスやダイワハウス、ミサワホーム、三井ホームなど、大手ハウスメーカーは、競合した場合、必ず値引きをしてきます。
それも、何百万という値引きです。
その代わり、値引きした分は契約後に、なんだかんだ言って回収されてしまいますが・・・。
ただ、何百万という値引きをされると、逆に不信感を持ちませんか?
その点、タマホームは基本的に値引きは一切しません。
その代わり、金額は100円単位までしっかり出します。
私には、その方が信頼できると思うのですが皆さんはいかがでしょうか?
他の大手ハウスメーカーのように、住宅展示場に、現実離れした豪華なモデルハウスを建てるような事はしていません。
営業所の敷地内に単独で標準仕様のモデルハウスを建てています。
なぜ住宅展示場に出店しないのか?
それは、タマホームのモデルハウスは標準仕様で建てるのが基本。
他社のオプションだらけの豪華なモデルハウスと比べられてしまうと、あまりにも見劣りしてしまうという事もありますし、住宅展示場への出展料は月々100~200万円になりますし、できるだけ、余分な経費を掛けないという理由によるものです。
ただ、最近は住宅展示場にモデルハウスを出している事もあるようです。
更に、プランや仕様の打合せにおいても効率化が図られ、経費削減をしています。
注文住宅を建てる場合、一般的に打合せは引渡しまでの間、10回以上、多ければ20回を超える場合もあります。
また、営業マン以外にも建築士やインテリアコーディネーターが同席します。
しかし、タマホームの打合せは数回程度で、営業マン一人だけです。
見積もりも、通常は積算担当者が行いますが、
タマホームでは見積作業を単純化し、 営業マン一人で、できるシステムを作り上げました。
また、通常、大手ハウスメーカーでは、
営業マン一人当たりの平均受注数が年間約3~4棟なのに対し、タマホームではその倍の年間6~8棟を受注しています。
このような、徹底した効率化を図ることで、営業に掛かる経費をできるだけ抑え、低価格を実現しています。
しかし、営業マンは2ヶ月続けて受注ができないと、ペナルティーが課されるなど、営業ノルマが厳しく、職場への定着率は低いです。
そのため、タマホームの営業マンは7~8割が中途採用で、以前は一条工務店や大東建託など、同じように、営業ノルマが厳しいところからの転職者が多いようです。
営業マンに色々なサービスをしてもらいたい。
あるいは、もっと密に打合せを重ねて、こだわりの家を建てたい。という方には、タマホームは向きません。
タマホームはローコストを前面に出しているとは言え、決して最低グレードの家という訳ではありません。
今、建てられている注文住宅の標準的なレベルのグレードです。
次に、タマホームの標準仕様をご紹介します。
★外回り
★基本性能
★インテリア
★住宅設備
ローコストを前面に出しているが、
他の大手ハウスメーカーの標準装備よりはグレードが高いかも知れません。
標準仕様のままでも、(食洗機がオプションということもありますが)
極端に貧相な家ということにはならないと思います。
★タマホームの商品
タマホームの主力商品は「大安心の家」「大安心の家プレミアム」「木麗な家」の3つです。
また、省エネ基準で区分けされている地域区分別にも分けられていて、
5・6・7地域の商品名はそのままで、
4地域の場合は商品名の後に「愛」が付き、
3地域は「暖」、1・2地域は「大地」が付きます。
地域に応じで断熱仕様が変わります。
大安心の家
タマホーム発足当初からの商品です。
ここで、これまで紹介してきた内容は、概ね大安心の家です。
オール電化住宅が基本で、長期優良住宅に標準仕様で対応しています。
大安心の家プレミアム
大安心の家より、価格は少し高めになります。
大安心の家より重厚感や高級感を意識し、
例えば掃き出し窓は天井の高さまであるH2400が標準になっています。(一般的な高さは2000です)
標準で長期優良住宅に対応しています。
木麗な家
大安心の家よりも、さらに低価格の商品です。
低価格ではありますが、自由設計の注文住宅になっています。
ただし、長期優良住宅には対応していません。
上記の商品以外にも、3階建てや平屋、屋上緑化などに対応した商品があります。
★追加変更は最低限にすること!
タマホームで家を建てるのであれば、
仕様の追加や変更はできるだけしない方が良いでしょう。
追加や変更がかさむと、非常に高くつきます。
私が探りを入れたところによると、
追加変更に関しては、40~50%の粗利を取っているようです。
(一般的な工務店では普通、20%前後の粗利しか取っていません)
例えば、テレビの受け口は標準で2箇所です。
もし、1箇所追加すると1万円取られます。
実はテレビの受け口1箇所につき、一般的な工務店では、原価は6,000円ほどです。
そしてそれを施主には7,500円ほどで提示します。
タマホームであれば、着工数が多いので、
おそらく電気屋さんに、1箇所5,000円でやらせているはずです。
つまり、粗利50%を取っているという事です。
タマホームで家を建てるならできるだけ標準仕様の範囲で収めるようにしましょう。
★吹抜けは作らない方が、絶対にお得
モデルハウスでは、見栄えを良くするために、リビングを吹抜けにした提案をしています。
しかし、タマホームでは、そこに床を張って2階に部屋を設けても、金額は一緒です。
常識的に言って、床を張る方が、吹抜けにするよりも絶対に高いはずです。
また、リビングを吹抜けにすると、後々高い光熱費に悩まされる事になりそうです。
モデルハウスを訪問した日は、それほど寒い日ではなかったのですが、
リビングのエアコンはフル稼働の状態でした。
それでも、足元がスースーするような感じです。
おそらく、寒冷地仕様にすれば、まだ、ましだとは思いますが、
快適な状況にするためには、もっと断熱性能を高める必要があるでしょう。
と言う訳で、タマホームで家を建てるなら、モデルハウスに騙されて、
大きな吹抜けを設けたりしないようにしましょう。
さらに、リビング階段も吹抜けと同様に、
快適に生活するためには避けた方が良いでしょう。
これはタマホームの家ではありません。
タマホームと同様にローコストをウリにしたS社です。
すみません。
本当は「ハウスメーカー欠陥住宅の実例|ローコストの実態」という動画をご紹介していたのですが、諸事情により、その動画を削除する事になりました。
こちらのお施主様は、当初、タマホームで話を進めていました。
間取りも決まって、仕様も決まって、あとは契約をして着工を待つのみでしたが、
営業担当者はその先に進めようとせず、
タマホームでは希望の納期に応えられない言うのでした。
S社であれば希望の期限内に工事を完了できる・・・という事で、S社を紹介されました。
実はその後、タマホームの営業担当者はS社へ転職した事がお施主さん耳に入り
自分たちが騙された事に気が付きます。
結局、自分が抱えている他の何組かのお客さんを連れてS社へ移る事で
好待遇で迎えられたという事なのでしょう。
この話はタマホームに対する背任行為です。
でも、希望通りの家が建てば問題は無いのですが、
結局、そのような状態ではタマホームとS社の間で、上手く引継ぎがされる訳がなく、
トラブルばかり発生し、費用も納期も大きく超過してしまう事になりました。
タマホームに限った事ではありませんが、
中には自分の利益が優先という担当者もいるかも知れませんので注意が必要ですね。
タマホームに関する評判や口コミを募集します
タマホームで家づくりを検討している方々のために、
ご参考になるような実際にあったお話しを教えてください。
悪い話しでも結構ですし、タマホームで建てて良かったというお話しも歓迎です。
ぜひ、こちらの問合せフォームから、情報をお寄せください。
そのハウスメーカーの成り立ちやルーツは、どんなハウスメーカーなのかを知るための手がかりとなります。
タマホームの創業者で社長の 玉木康裕 氏は福岡県の南部、人口4万6千人あまりの「筑後市」で、建設業『筑後興産』を営む玉木家の二男に生まれました。
福岡大学商学部を留年して5年で卒業し、父親の経営する『筑後興産』に入社。
30歳のころ、社長の兄に無断で「専務」を名乗るようになり、会社から「何にもセンム」と揶揄されていました。
玉木専務は、公共事業の談合の仕切り役をしていましたが、40歳を目前にした頃、今後、公共事業が削減され単価も厳しくなっていくことを予感し、談合の親分(仕切り役)から降りることを決意。
「一番手の筑後興産が降りたらワシらに仕事が回る」と、まわりの土建業者からは歓迎され、その夜は祝杯をあげられました。
今、それらの会社は倒産か休眠状態のようです。
ところで、玉木専務は仕事が嫌いで、部下を怒ることしかせず、日中はいつもどこでサボっていました。
しかし、仲間とたまたま入ったファミリーレストランの『ジョイフル』(本社大分)で、後のタマホーム設立のヒントとなる衝撃を受けたのです。
3人でコーヒーを飲み、レジに行くと「ありがとうございます。
450円でございます!」と店員さん。
「やっぱりこんなきれいでサービスのいい店でコーヒーを飲むと、一杯450円くらいは取られるよなぁ・・・」 、
ところが、3人で450円と聞いてビックリ!
しかも「お代わり自由!!」大分から全国展開すると聞き、「おぉ、安けりゃ全国展開できるんかぁ‥」
日本の住宅の平均価格「坪50万円」の半額で家を建てれば、「全国制覇できるかも‥‥?」と思い立ち、工務部長を呼びつけ「坪25万円の注文住宅をつくるゾ! 」と言ったのが全ての始まりでした。
しかし、工務部長いわく「専務、何言ってるんですか‥‥。
当社の原価が坪40万円なのに、どう逆立ちしても出来っこないですよ!」それまで、ほとんど公共事業に頼っていた会社だったので、戸建て注文住宅のノウハウはほとんどありませんでした。
勢いだけで突っ走る玉木専務は、それでも筑後興産で住宅事業部をつくり、「タマホーム」のブランドで4年間住宅事業に専念しました。
初年度5千万円の赤字、徐々に赤字は縮小したが、累計1億円を超す赤字を計上したため、ついに、たまりかねた社長の兄から「お前は首!」と引導を渡されたのが1998年5月15日のこと。
すぐに兄に土下座をして連帯保証人になってもらい、翌月6月3日に設立したのが、現在のタマホーム(株)です。
1億を超える赤字の「勉強代」をノウハウとして、モデルハウスを建てる土地の物色からスタートしました。
玉木社長が見つけた土地は、700坪の土地。
所有者に確認することなく、銀行員を呼んで「あの土地を買いたいから金を貸してくれ!」と相談。
銀行員いわく「はぁ‥‥?今年創業して実績はないんですよねぇ‥‥」と、全く相手にされなかったので、頭にきて「そのうち、お前のところの頭取が頭を下げてくるようになるから、その時を楽しみにしておけ!」と一喝したとのこと。
信用保証協会に頼みに行ってもバカにされる始末‥‥。
しかし、いくつもの銀行に土下座して回っている頃、ちょうど「銀行の貸し渋り」が社会問題として取り上げられるようになり、一斉に「信用力の低いところでも貸し出せ!」と方針転換され、借入れに成功!!
早速、700坪の土地所有者にあたると
「坪15万円で売ってもいい」と言われ
「もっと安くしてくれ!」
「じゃあ、いくらくらいなら出せるんだ!」
「いやぁ・・・この土地なら坪5万円で・・・」
こんな交渉で、坪9万円(×700坪=6300万円)で最初の展示場用地を取得した。
この経験から、「言い値で買うもんじゃない」との教訓を得て今に至るいます。
タマホームは、今やこの15年足らずの間に、
全国に営業所を構えるまでの急成長を成し遂げました。
コンシェルジェの奥さんがハウスメーカーを厳しくチェック!
主婦の独自の目線からタマホームを評価します。
★キッチン
天板が標準仕様で人工大理石というのは高評価です。( ^∀^)
ただ、私はかなりワイルドに使ってしまうので、ステンレスの方が気兼ねなく使えて良いんですけど‥‥
でも、ステンレスに変更しても、金額は一緒って言ってました。
えっ~(`エ´) 、普通ならステンレスの方が10万円ぐらい安くなるはずでしょ?
それじゃ、人工大理石を選ぶしかないじゃないの?
★内装ドア
色々なデザインの中から好きなものを選べるらしいです。
どれを選んでも金額は一緒みたい。
ここでもまた疑問が‥‥‥
だって同じ金額な訳ないじゃない! ( `Д´)
私はシンプルなデザインが好き。
でも明らかに高いはずの、無垢調のデコラティブなデザインのものと同じ値段なんて‥‥
何となく、それって納得がいかないナ‥‥
★腰壁
腰板はナンか暑苦しくて嫌いなんですけど、
施工床面積45坪以上だと標準仕様だそうです。
嫌だから外してほしいといっても、これもまた、金額は変わらないらしいです。
★そっか、100円ショップと同じなんだ!
「これが100円なの~ ((((◎皿◎))))」というのもあれば、「これが100円は高くない? ヽ(#`エ´)ノ 」というのもあったりして、玉も石も、全部同じ値段!
ぜ~んぶ同じ値段だから、値札を付けなくて良いし、何個か数えるだけでお会計ができちゃう。
少ない人数のアルバイト店員さんだけで、まかなえちゃうから、安くできるって訳ネ。
★2階にトイレがない
延床面積が40坪もあって、標準では2階にトイレがないなんて‥‥
旦那のコンシェルジェ高田の予想では、
タマホームで2階にトイレを追加すると、30 万円以上するのではないかとのコト。
地元工務店であれば、20~25万ぐらいのアップだそうです。
タマホームの提案力が心配!
モデルハウスがこれなの‥‥。
「何か、チョッとコマシな建売住宅みたい」と感じるのは私だけでしょうか?
モデルハウスなんだから、多分プランニングには力を入れたはずですよね。
それがこの程度だとしたら、普通の家はどうなってしまうのか?
最近ではコマーシャルの数もめっきり少なくなって、一時期の勢いはすっかり無くなりました。
経営状況を危ぶむ声も出ていますが、内情までは分かりません。
タマホームの価格は、地元工務店でも、チョッときびしい金額です。
大手ハウスメーカーからしてみれば、太刀打ちできる金額ではありません。
ともかく、徹底した効率化で低価格を実現したタマホーム。
しかし、創業のキッカケが消費者の視点からの発想ではなく、「儲け」という視点からの発想なのが気になります。
しかし、低価格というのは消費者にとってメリットなのは確かです。
多くを期待せず、すべてを受け入れるつもりで家を建てるのでしたら、タマホームと言う選択もあるでしょう。
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