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輸入住宅とは
基本的に海外の思想のもとに設計され、
資材を輸入して国内で建築した住宅のことです。
しかし、輸入住宅のはっきりした定義はありません。
2000年前後に日本と諸外国との間に貿易摩擦が生じ、
また、1ドル80円ほどの円高であったこともあり、
輸入住宅がブームとなりました。
その頃は「輸入住宅」と謳うだけで住宅が売れたので、
にわか輸入住宅が横行し、
輸入資材はほんの極一部でしかないにもかかわらず、
輸入住宅と称している住宅が沢山ありました。
しかし、そのようなところは淘汰され、
今、生き残っている輸入住宅の会社は
かなり多くのボリュームの輸入資材で
本格的な輸入住宅を建築しているところがほとんどのようです。
輸入部材は、パッケージで1棟ぶんに近い資材を輸入したり、
資材ごとに複数の国から輸入した部材を集めて建築するなど、
色々なケースがあります。
部材の輸入先はカナダ、アメリカなどの北米がもっとも多く、
スウェーデンやフィンランドなどの北欧が次に続きます。
工法は、ツーバイフォー工法など、
「面」で構造を支える工法がほとんどです。
輸入住宅は、デザインのよさと快適な居住性、
また、輸入住宅の持つ性能の良さ
(断熱性、気密性、遮音性、耐久性、耐震性など)、
を消費者が評価し、人気につながったのでしょう。
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