主寝室の広さとレイアウト

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主寝室のレイアウト

 

夫婦2人で使う寝室を一般的には主寝室と呼びます。
間取りを考える際、その主寝室の広さをどのように決めたらいいのでしょうか?

敷地の広さにも予算にも余裕があれば、主寝室をいくらでも広くする事は可能でしょう。
しかし、なかなかそういう訳には行かないのが普通でしょう。

ここでは、主寝室に最低限必要な広さや
6畳の場合、8畳の場合でどのような主寝室になるのか、具体例をご紹介します。

 

もし、間取りを作成するなら、こちらがお薦め!

 

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世間一般的に、主寝室の広さはどのくらいなのでしょうか?

これまで、当社で手掛けた新築住宅の中の31件を抽出してデータを分析してみました。

抽出した31件は、家族の構成が3人から5人で、主寝室に夫婦2人で一緒に就寝するお宅に絞りました。
夫婦で寝室を別にしていたり、2世帯住宅や特殊な高齢者の住宅、未婚者の住宅などは除外しました。

 

全体の平均

 

全体の平均値は延床面積が41.7坪、主寝室の広さは7.7畳でした。

ちなみに最小値は5.75畳、最大値は12畳でした。
(延床面積35坪で13.25畳、延床面積65坪で4.5畳の主寝室もあったのですが、異常値として除外しました)

 

延床面積別の平均

続いて、住宅の規模別にみてみましょう。

 

延床面積30坪未満・・・6.55畳
(対象2件)

延床面積30坪以上35坪未満・・・6.92畳
(対象5件)

延床面積35坪以上40坪未満・・・7.48畳
(対象9件)

延床面積40坪以上45坪未満・・・7.80畳
(対象8件)

延床面積45坪以上50坪未満・・・8.25畳
(対象2件)

延床面積50坪以上55坪未満・・・8.5畳
(対象2件)

延床面積55坪以上・・・9.48畳
(対象3件)

 

当然ですが、住宅の規模に比例して、主寝室も広くなる傾向にあります。

ご自身のお宅の規模に対して、どのくらいの面積が適当なのか、ご参考にして頂ければ幸いです。

ただ、実際は人それぞれ価値観に従って、広さを決めたら良いかと思います。

 

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和室に布団を敷いて・・・という事であれば、布団が多少重なってもいいですし、3畳の広さでも、夫婦2人で寝ることは可能です。

しかし、洋室にベッドで寝るという事であれば、そのような訳には行きません。

間取りを考える上での基本は家具のレイアウトです。

まずは最もメインの家具であるベッドのサイズを把握した上で、レイアウトを考えながら部屋の広さを決める必要があります。

ベッドの高さは
マットレスの厚さにより多少変わりますが、概ね400mm前後です。

ベッドの長さは、一般的なマットレスのサイズと同じ1950mm。
ヘッドボードがある場合は、デザインによりますが、概ね2100mmほどになります。

ベッドの幅の寸法については色々なサイズがあります。

ベッドの寸法

ヘッドボードとは次の図の箇所になります。

ベッドの寸法

 

 ベッドのサイズ一覧

ベッドはマットレスの幅の寸法により、次の一覧のように、サイズの名称が決められています。

サイズの名称 幅の寸法
シングルベッド 970mm
ワイドシングルベッド 1100mm
セミダブルベッド 1220mm
ダブルベッド 1540mm
クィーンベッド 1700mm
キングベッド 1940mm

※ベッドメーカーによって、サイズ(寸法)は多少異なります。ここに記したマットレスのサイズ(寸法)は、フランスベッド株式会社のものです。

ベッドのサイズや配置の基本について、こちらで分かりやすくご紹介しています。

間取りづくりの記事ベッド【家具のサイズと配置の基本】

 

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シングルベッド2台の場合とダブルベッドの場合で、
どのような主寝室のレイアウトになるのか見てみましょう。

ベッドの長さは2,100mmとして、部屋の寸法は尺(303mm)単位で設計するものとします。

また、図の右側に廊下があるという設定で、ベッドのレイアウトを考えてみます。

 

主寝室は寝るだけの部屋と割り切った場合、できるだけ小さくするとしたら、どのくらいの広さになるのでしょうか?

 

 シングルベッド2台のレイアウト

次の図が、シングルベッド2台を使う場合の最小寸法の主寝室になります。

 

シングルベッド2台の主寝室の最小寸法

シングルベッド2台の主寝室の最小寸法 

 

人が通るスペースとして50センチは必要になります。
更に、ベッドを壁にピッタリと付けてしまうと、掛け布団が収まらなくなってしまうので、10センチ程度の隙間を空けるようにします。

すると部屋の横は柱の芯で9尺(2,730mm)になります。

部屋の縦は、ベッドの頭側を上の壁に寄せて、足元側に50センチのスペースを取ることで、クローゼット扉を開け閉めできて、通路としても使えるようになります。

この場合、部屋の縦も柱芯で9尺(2,730mm)になります。

ただし、部屋の出入り口のドア(開き戸)は外開きにするか、図のような片引き戸になります。ただし、居室の開き戸は内開きにするのが一般的なので、片引き戸という事になります。

という事で夫婦2人の寝室を最小寸法で設計するとしたら、ベッド以外の家具を置くことはできませんが、部屋の広さは畳数でいうと4.5畳になります。

 

 ダブルベッドのレイアウト

ダブルベッドの場合もシングルベッド2台の場合と同様に4.5畳が最小寸法になります。
次の図が、そのレイアウトです。

 

4.5畳の主寝室にダブルベッド

4.5畳の主寝室のダブルベッド 

 

4.5畳ダブルベッドを置くと両サイドの壁との間が50センチ強、ベッドの足元側に約50センチのスペースができます。

シングルベッド2台の場合よりも、出入り口付近の空間に少し余裕があります。

 

 

  

 

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6畳の広さになると、当然ですが4.5畳よりはだいぶ空間に余裕が出てきます。

どうしても4.5畳しか取れないという訳ではないのでしたら、主寝室はせめて6畳以上の広さがあるのが好ましいです。

 

 シングルベッド2台のレイアウト

次の図は6畳の主寝室にシングルベッド2台をレイアウトした一例です。

 

6畳の主寝室にシングルベッド2台

シングルベッド2台の6畳の主寝室 

 

他にもいくつか違うレイアウトが考えられますが、最もオーソドックスにレイアウトしてみました。

部屋の右側の壁にベッドの頭側を寄せた位置に配置します。この場合、ベッドの足元には通路としての約50センチのスペースが 確保でき、ベッドのそれぞれの横には75センチのスペースができます。

75センチのスペースができると、化粧台を置く事もできますし、クローゼットの前は着替えの空間として利用できるようになります。

 

 ダブルベッドのレイアウト

ダブルベッドを6畳の部屋にレイアウトすると次の図のようになります。

 

6畳の主寝室にダブルベッド

6畳の主寝室でのダブルベッドのレイアウト 

 

シングルベッド2台の時と同様にベッドの足元には通路としての約50センチのスペースが 確保できています。

図の上の方を75センチ空けて化粧台を置きダブルベッドをレイアウトするとクローゼットの前に120センチの スペースができます。

シングルベッド2台の時よりも、着替えの空間としてしては、充分な広さが確保できました。

着替えのスペースとしてだけでなく、精神的にも余裕を感じさせるスペースとなるでしょう。

 

 

  

 

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理想を言えば、主寝室は8畳以上の広さがあると良いですね。

単に寝るだけの部屋ではなく、くつろぎの場としての役目も果たせるようになるます。

 

 シングルベッド2台のレイアウト

次の図は8畳の主寝室にシングルベッド2台をレイアウトした一例です。

 

8畳の主寝室にシングルベッド2台

8畳の主寝室にシングルベッド2台 

 

8畳の広さになると、かなり多くのレイアウトが考えられますが、
ここでは先の6畳の主寝室にシングルベッドを2台置いた例と同じレイアウトにしてあります。

ベッドの足元に140センチのスペースができました。

これだけのスペースがあると、収納家具を置く事もできますし、例えばテレビを置いても充分な広さがあります。上の図では47型のテレビを置きましたが、もっと大きなテレビでも大丈夫です。

寝室としてだけの機能だけではなく、ホームシアターとしても利用できる部屋にもなります。

 

 ダブルベッドのレイアウト

次の図は8畳の部屋にダブルベッドを置いたレイアウトです。

 

8畳の主寝室にダブルベッド

8畳の主寝室のレイアウト 

 

ここでは図の上の方に120センチのスペースを取りました。

これだけのスペースがあれば小さなテーブルと椅子を置く空間ができるようになります。

寝る前にビデオを見ながら、軽く寝酒を飲むというのも良いかも知れませんね。

シングルベッド2台よりもダブルベッドの方がスペースに余裕ができます。

 

 

  

 

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主寝室のベッドは
シングルベッド2台にするのか?
それともダブルベッドにするのか?

どちらを選択するのかによって、間取りの作り方に影響が出てきます。
そこで、それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

 

例えば眠りが浅く、少しの刺激でも目が覚めてしまうという人はシングルベッドで別々に寝るのが良いでしょう。

ダブルベッドで夫婦が一緒に寝る場合、相手が寝返りをした時などに動きが伝わって寝にくいという事があるかも知れません。

ただ、相手のイビキがうるさい場合、ダブルベッドであれば、布団の中で足を突けば止まるかも知れませんが、シングルベッドで別々に寝ていると、そんな訳にはいかないでしょう。

もし、かなりイビキが気になるという事でしたら、寝室自体を夫婦で別々にした方が良いかも知れません。

 

ダブルベッドにする場合のメリットは、省スペースです。

シングルベッド2台だとキングベッドのサイズよりも少し大きめのスペースが必要になります。

 

シングルベッド2台の場合、
シングルベッド幅970ミリ×2台に
隙間150ミリほど取ると、約2100ミリ

 

ダブルベッドの場合
幅1540ミリ

シングルベッドとダブルベッド

 

良いプランを作るためにも、シングルベッド2台にするのか?
それともダブルベッドにするのか?
あるいはクィーンベッドにするのか?

夫婦でよく話し合って決めましょう。

 

 

 

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 頭上の窓はNG

私が寝室を設計する際に必ず避けることがあります。

ベッドに寝た時、頭上に窓があると色々と不都合なことが出てきます。

冬場、どんなに断熱性能の良い窓であっても、寒さを感じます。
頭に冷気が降りてきて、非常に不快になります。

また、遮光カーテンを使ったとしても、すぐ頭の上だと、どうしても外の光が気になるでしょう。
特に、夏場は早朝から明るいので、早く目が覚めてしまい、寝不足になるかも知れませんね。

ともかく、まずはベッドのレイアウトを決めて、窓が適切な位置に来るように配置する事が重要です。

頭の上に窓はNG

 

 主寝室の出入り口は足元側に

これは、絶対そうした方が良いという訳ではありません。

できれば、主寝室の出入り口はベッドの足元側にある方がベターです。

その理由の一つは動線の長さです。

ベッドの枕元側にドア 
ベッドの足元側にドア 

枕元側に出入り口があると、ドアから遠い方に寝る人はベッドの足元の方をぐるっと回って行かなければならず、動線が長くなります。
足元側に出入り口があれば、そのような長い動線にはなりません。

また、枕元側に出入り口があると、ドアに近い方に寝る人は、相手の人が寝室を出入りするたびにドアの開け閉めが気になるでしょう。

絶対という訳ではありませんが、プランとして可能であれば、足元側に出入り口を持ってくる方がベターです。

 

 

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