主寝室の寸法とベッドのレイアウト

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間取りを考える際、夫婦が2人で使う主寝室の大きさをどのように決めたらいいのでしょうか?

和室に布団を敷いて・・・という事であれば、多少布団が重なってもいいですし、3畳の大きさでも、夫婦2人で寝ることは可能です。

しかし、ベッドで寝るという事であれば、まずはベッドの寸法を把握した上でレイアウトを考えながら、部屋の大きさを決める必要があります。

ベッドの高さは
マットレスの厚さにより多少変わりますが、概ね400mm前後です。

ベッドの長さは1950mm。
ヘッドボードがある場合は、デザインによりますが、概ね2100mmほどになります。

ベッドの幅の寸法については色々なサイズがあります。

ベッドの寸法

ヘッドボードとは次の図の箇所になります。

ベッドの寸法

 

 ベッドのサイズ一覧

ベッドは幅の寸法により次の一覧のように、サイズの名称が決められています。

サイズの名称 幅の寸法
シングルベッド 970mm
ワイドシングルベッド 1100mm
セミダブルベッド 1220mm
ダブルベッド 1540mm
クィーンベッド 1700mm
キングベッド 1940mm

※ベッドメーカーによって、サイズ(寸法)は多少異なります。ここに記したサイズ(寸法)は、フランスベッド株式会社のものです。

 

 

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シングルベッド2台の場合とダブルベッドの場合で、
どのような主寝室になるのか見てみましょう。

ベッドの長さは2,100mmとして、部屋の寸法は尺(303mm)単位で設計するものとします。

また、図の右側に廊下があるという設定で、ベッドのレイアウトを考えてみます。

 

主寝室は寝るだけの部屋と割り切った場合、できるだけ小さくするとしたら、どのくらいの広さになるのでしょうか?

 

 シングルベッド2台のレイアウト

次の図が、シングルベッド2台を使う場合の最小寸法の主寝室になります。

 

シングルベッド2台の主寝室の最小寸法

シングルベッド2台の主寝室の最小寸法 

 

人が通るスペースとして50センチは必要になります。
更に、ベッドを壁にピッタリと付けてしまうと、掛け布団が収まらなくなってしまうので、10センチ程度の隙間を空けるようにします。

すると部屋の幅は柱の芯で9尺(2,730mm)になります。

部屋の縦方向にはベッドの足元側に50センチのスペースを取ることで、クローゼット扉を開け閉めできて、通路としても使えるようになります。

この場合、部屋の縦方向も芯で9尺(2,730mm)になります。

ただし、部屋の出入り口のドア(開き戸)は外開きにするか、図のような片引き戸になります。(居室の開き戸は内開きにするのが一般的です)

という事で夫婦2人の主寝室は最小寸法で設計するとしたら、部屋の大きさは畳数でいうと4.5畳になります。

 

 ダブルベッドのレイアウト

ダブルベッドの場合もシングルベッド2台の場合と同様に4.5畳が最小寸法になります。
次の図が、そのレイアウトです。

 

4.5畳の主寝室にダブルベッド

4.5畳の主寝室のダブルベッド 

 

4.5畳ダブルベッドを置くと両サイドに50センチ強、ベッドの足元側に約50センチのスペースができます。

シングルベッド2台の場合よりも、出入り口付近に少し余裕があります。

 

 

  

 

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6畳の広さになると、当然ですが4.5畳よりはだいぶ余裕が出てきます。

どうしても4.5畳しか取れないという訳ではないのでしたら、主寝室はせめて6畳以上の広さがあるのが好ましいです。

 

 シングルベッド2台のレイアウト

次の図は6畳の主寝室にシングルベッド2台をレイアウトした一例です。

 

6畳の主寝室にシングルベッド2台

シングルベッド2台の6畳の主寝室 

 

他にもいくつか違うレイアウトが考えられますが、最もオーソドックスにレイアウトしてみました。

この場合、ベッドの足元には通路としての約50センチのスペースが 確保でき、ベッドのそれぞれの横には75センチのスペースができます。

75センチのスペースができると、化粧台を置く事もできますし、クローゼットの前は着替えのスペースとして利用できるようになります。

 

 ダブルベッドのレイアウト

ダブルベッドを6畳の部屋にレイアウトすると次の図のようになります。

 

6畳の主寝室にダブルベッド

6畳の主寝室でのダブルベッドのレイアウト 

 

シングルベッド2台の時と同様にベッドの足元には通路としての約50センチのスペースが 確保できています。

図の上の方を75センチ空けて化粧台を置きダブルベッドをレイアウトするとクローゼットの前に120センチの スペースができます。

シングルベッド2台の時よりも、着替えのスペースとしてしては、充分な広さが確保できました。

着替えのスペースとしてだけでなく、精神的にも余裕を感じさせるスペースとなるでしょう。

 

 

  

 

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理想を言えば、主寝室は8畳以上の広さがあると良いですね。

単に寝るだけの部屋ではなく、くつろぎの場としての役目も果たせるようになるます。

 

 シングルベッド2台のレイアウト

次の図は8畳の主寝室にシングルベッド2台をレイアウトした一例です。

 

8畳の主寝室にシングルベッド2台

8畳の主寝室にシングルベッド2台 

 

8畳の広さになると、かなり多くのレイアウトが考えられますが、
ここでは先の6畳の主寝室にシングルベッドを2台置いた例と同じレイアウトにしてあります。

ベッドの足元に140センチのスペースができました。

これだけのスペースがあると、例えばテレビを置いても充分な広さがあります。上の図では47型のテレビを置きましたが、もっと大きなテレビでも大丈夫です。

寝室としてだけの機能だけではなく、ホームシアターとしても利用できる部屋にもなります。

 

 ダブルベッドのレイアウト

次の図は8畳の部屋にダブルベッドを置いたレイアウトです。

 

8畳の主寝室にダブルベッド

8畳の主寝室のレイアウト 

 

ここでは図の上の方に120センチのスペースを取りました。

これだけのスペースがあれば小さなテーブルと椅子を置くことができるようになります。

寝る前にビデオを見ながら、軽く寝酒を飲むというのも良いかも知れませんね。

シングルベッド2台よりもダブルベッドの方がスペースに余裕ができます。

 

 

  

 

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主寝室のベッドは
シングルベッド2台にするのか?
それともダブルベッドにするのか?

どちらを選択するのかによって、間取りの作り方に影響が出てきます。
そこで、それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

 

例えば眠りが浅く、少しの刺激でも目が覚めてしまうという人はシングルベッドで別々に寝るのが良いでしょう。

ダブルベッドで夫婦が一緒に寝る場合、相手が寝返りをした時などに動きが伝わって寝にくいという事があるかも知れません。

ただ、相手のイビキがうるさい場合、ダブルベッドであれば、布団の中で足を突けば止まるかも知れませんが、シングルベッドで別々に寝ていると、そんな訳にはいかないでしょう。

もし、かなりイビキが気になるという事でしたら、寝室自体を別々にした方が良いかも知れません。

 

ダブルベッドにする場合のメリットは、省スペースです。

シングルベッド2台だとキングベッドのサイズよりも少し大きめのスペースが必要になります。

 

シングルベッド2台の場合、
シングルベッド幅970ミリ×2台に
隙間150ミリほど取ると、約2100ミリ

 

ダブルベッドの場合
幅1540ミリ

シングルベッドとダブルベッド

 

良いプランを作るためにも、シングルベッド2台にするのか?
それともダブルベッドにするのか?
あるいはクィーンベッドにするのか?

夫婦でよく話し合って決めましょう。

 

 

 

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 頭上の窓はNG

私が寝室を設計する際に必ず避けることがあります。

ベッドに寝た時、頭上に窓があると色々と不都合なことが出てきます。

冬場、どんなに断熱性能の良い窓であっても、寒さを感じます。
頭に冷気が降りてきて、非常に不快になります。

また、遮光カーテンを使ったとしても、すぐ頭の上だと、どうしても外の光が気になるでしょう。
特に、夏場は早朝から明るいので、早く目が覚めてしまい、寝不足になるかも知れませんね。

ともかく、まずはベッドのレイアウトを決めて、窓が適切な位置に来るように配置する事が重要です。

頭の上に窓はNG

 

 主寝室の出入り口は足元側に

これは、絶対そうした方が良いという訳ではありません。

できれば、主寝室の出入り口はベッドの足元側にある方がベターです。

その理由の一つは動線の長さです。

ベッドの枕元側にドア 
ベッドの足元側にドア 

枕元側に出入り口があると、ドアから遠い方に寝る人はベッドの足元の方をぐるっと回って行かなければならず、動線が長くなります。
足元側に出入り口があれば、そのような長い動線にはなりません。

また、枕元側に出入り口があると、ドアに近い方に寝る人は、相手の人が寝室を出入りするたびにドアの開け閉めが気になるでしょう。

絶対という訳ではありませんが、プランとして可能であれば、足元側に出入り口を持ってくる方がベターです。

 

 

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代表取締役 高田公雄
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