家相や風水を信 じるのはほどほどに

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今から3000年前に中国で生まれた家相。
その後、日本にも伝わり、江戸時代に発達しました。
しかし正直、それに振り回されると、あまり良い事がないように感じます。

このページでは『家づくりで泣く人・笑う人』の著者、
若本修治氏がご自身のメルマガに掲載した家相についてのお話が、とても参考になると思うので紹介します。

 

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▼ 家相と住まい      ~自然と共生した祖先の知恵?~
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 家づくりをスタートした頃は、あまり意識されない「家相」や「風水」。
まずは、建築コストや建物のイメージ、使い勝手などが優先されますよね。

 間取りプランがそろそろ確定した頃、
身内や周囲から「家相は大丈夫・・・?」と声を掛けられます。

 それまで、ほとんど縁のなかった「家相」が突然、
家づくりの制約条件に追加されることも少なくありません。
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それまで住んでいた家の家相を気にしていた人はわずかなのに・・・

 今回のメルマガは家づくりに大きな影響を与える(?)
家相について考えていきます。

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家相のトラブル
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 私のところには、毎週のようにさまざまな相談メールが届きます。

 苗字だけで、どこの誰か分からない方でも、
お困りのようなので返事を出しているとついつい長文になってしまいます。

 今回、「家相のトラブル」についてメール相談がありました。
大手住宅メーカーで「家相は大丈夫!」と太鼓判を押され家を建てた方です。

 すでに引渡しを受けて入居した後に、
知人から「家相を見てあげよう」といわれたそうです。

 メーカーに太鼓判を押されていたので、
自信を持ってみてもらったところ・・・

 「良くない!」と言われたそうです。  (-_-;)

 早速メーカーの営業担当者にクレームをつけたものの、
対応が芳しくなかったため、私に相談メールが届きました。

 

 

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事情がよく分かりませんでしたので、私は下記のような返事を出しました。

 -------<↓ ここから↓>----------------------------------------

 おはようございます。
家相に関する相談ということですが、状況がよく分かりませんので下記再確
認させてください。

1.家相が良くないと言われた理由

 一般的には、「鬼門」や「裏鬼門」そして「欠け」や「張り」などが言われ
ます。その他に仏壇の位置など、それこそたくさんの要素がありますが、人
によって、宗派によって、あるいは建て主の生年月日によって変わってくる
と言われているので、それが「本当に根拠があるものか」を確認されていま
すか?

2.家相の相談をした相手の信頼性

 「あなたの家相を見てあげましょう」と来られた方は、本当に信頼おける方
でしょうか?屋根工事や床下のシロアリ、耐震補強の業者さんたちは、親切
ぶって「無料でみてあげます」と近づいてきて、「ここを見て下さい。この
まま放置していると大変なことになります」と、危機を煽ります。

 決して「お宅はまったく安心ですから良かったですね!」と引き上げること
はありません。

 足裏診断など、いかがわしい宗教団体などは、必ず「このままだとあなたは
不幸になります」と、不安を煽ります。家相を見る人、風水師なども、商売
でやっている限りは、親切心でお金にならない「何も心配はありません」と
いう助言は行ないません。

 商売でやっていないシロウトのにわか風水師であれば、なおさら指摘はあて
になりません。

3.メーカーの対応

 家相に対して、メーカー側はどのような回答をされているのでしょうか?
そもそも、完成引渡しが終わった建物で、いまさら「家相が悪いから」とい
うのは、それを容認した個人の責任となります。設計段階で専門家に家相を
見てもらい、具体的な要望を出したのにもかかわらず、無視した建物を建て
たのであれば問題ですが、施主が設計の承認を出し、建物が完成して「引渡
しを受けた」ということは、メーカー側は契約どおり履行したということに
なります。

 私は、家相や風水の専門家ではありません。
もし指摘された家相が気になるのであれば、それを解決する「風水的処理」
もあるかと思います。

 風水のメルマガを出している一級建築士で、仙波甚一さんという方がいらっ
しゃいますので、例えばそんな方にご相談されたらいかがでしょうか?
ネットで検索されると出てくるはずです。

 不十分かも知れませんが、取り急ぎ回答まで。

 -------<↑ ここまで↑>----------------------------------------

 苗字だけのメール相談なので、これ以上具体的な回答はできませんでした。
しかし数日後、この相談者から電話をいただき、少し事情が分かりました。

 お話をお聞きすると、何と5人の家相の専門家に診てもらったそうです。

 5人とも、家の中心の取り方は若干違うものの、
「これは家相が悪い」という指摘だけは一致したそうです。

 こう複数の専門家から指摘を受けると、気持ちのいいものではありません。

 メーカーの営業担当者を呼び、確かに「家相は大丈夫だといいました」との確認は取り付け、
支店長まで出てきたものの、問題解決には至っていないと いうお話でした。

 

 

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先人の知恵
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 物事を教えても分からない時、人は全く違う例えで分からせようとします。

 たとえば子供に「罰が当たるよ!」と叱る母親のようなものです。
『なまはげ』など、各地に伝わる伝説もいろいろありますよね?

 確かに、悪いことの理屈を教えるよりも、
恐怖心でしないように仕向けるほうが簡単です。

 それが、「結果として危険を避けられる」のであれば有益です。
例え事実ではなく、比喩だとしても!

 特に昔は読み書きが出来なかったので、
強烈なイメージで分からせる必要があったのでしょう。

 風水や家相も、先人の知恵から生まれました。
「統計学」だという方もいますが、そのデータも根拠も私は知りません。
占星術などの占いも統計学なのでしょうか・・・?

 建物の「欠け」などは耐震性を考えれば説明がつきます。
鬼門や裏鬼門も、湿気や風通しを考えれば、おおむね理解できます。

 風水で「部屋の中央にある階段は凶」だとも聞きました。
説明では「吹抜けや階段は『気』が不安定になるから」ということでした。

 よくよく考えてみれば、断熱性能が劣る昔の家では、
家の中心に階段や吹抜けがあれば、冬は寒くてたまりません。
また、床剛性が低くなり、耐震性能も劣ります。

 今年5月にジャワ島で大地震がありました。
耐震性能の低い建物が多く、多くの家が倒壊していました。

 トルコやインドネシアのような地震国でも
日本のような耐震技術も、厳しい耐震基準もないのでしょう。

 家相が発達した江戸時代の日本も同じでした。

 庶民が住む家に、高度な木組みの家はありません。
社寺建築や武家屋敷などの限られた建物だけです。
もちろん筋交いなどもなく、木組みや仕口、貫などで建物を固めます。

 そんな頃、地震国「日本」で大きな地震が起こった時、
倒壊するのは、バランスの悪い変形した建物が多かったと想像できます。

 それは、今でいう「欠け」のある間取りですね。

 「あの建物は、東南に欠けがあったから、地震で倒壊した!」
「家相が悪いから、あんないい人が亡くなったんだ!」

 人の不幸は噂が広がるのが早いものです。

 ちなみに「張り」のある間取りでは、倒壊の危険性はきわめて低くなります。

 (このメルマガでは「張り」や「欠け」の解説は省略します)

 また、トイレが厠(かわや)と呼ばれて、建物の外にあった時代、
当然「水洗」などはないので、家に臭いが来ない場所が望まれます。

 台所が「クド」(かまど)と呼ばれていた頃、
当然「冷蔵庫」のようなものはありませんでしたから、
食べ物にカビが生えたり、腐ったりしにくい場所が望まれます。

          ▽ ▼ ▽ 

 このように考えると、昔の人たちが家を建てるとき、
「失敗しないためのルール」を口伝えしたと考えても不思議ではありません。

 お風呂が寒いところにあると、体が冷えて脳卒中になる可能性が高まります。
湿気の多いところや日が差し込まないところは、病気になりがちです。

 台風は、ほとんど「裏鬼門」の方向から近づいてきます。
真夏に西日がきつい方向も決まっています。

 西日に向かって窓を設けるよりも、
窓のない床の間のほうが、畳の日焼けもありません。
西日の暑さを部屋に入れないことも、夏のしのぎやすさにつながります。

 自然と共生し、機械装置も技術もない時代には、
先人の知恵でルールを守り伝えていくしかなかったのではないでしょうか?

 それが、地域によりさまざまな流派を呼び、
風水や家相となって、家づくりに影響を与えてきたのだと私は思います。

 今や、建築基準法で機械換気が義務付けられ、
耐震基準も厳しくなった現代の建築で、

 「南西に欠けがあったら、子供が不良になる」

 といったことがまことしやかに言われ、
プランを左右させているケースもあるやも知れません。

 皆さんの家ではいかがでしょうか?

 まぁ、前出の方のように、あまりにも多くの専門家に「家相が悪い」と
指摘されると、本当はいい家相であっても、ネガティブになってしまいます。

 家相を信じすぎて、使い勝手の悪い間取りや
精神的にネガティブになってしまうのは、やっぱり避けたいですね!

 正月のおみくじで「凶」が出ても気にしないくらいが気楽です。
皆さんはどれほど気にされますか・・・

 

 

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以上、若本修治氏が
ご自身のメルマガで語られた「家相」についてのコメントでした。

私が工務店に勤めていたときにも、家相の話はよく出てきました。

ほぼプランが決まった段階で、
家相の専門家という人が登場してくることが何度かありました。

この、家相の専門家が出てくると100%プランをひっくり返されます。

そうなると、私もお施主さんも大変です。

不条理な制約を沢山課せられ、
家相の専門家のOKが出るまで、頭を悩まし、
何度もプランを書き換える事になります。

私の経験上、家相の専門家が出てくるとロクな事がありません。

私が何回もプランを書き換える労力は、別に構わないのですが、
間違いなく、非常にバランスの悪い家が出来上がってしまうのです。

しかも、家相の専門家がOKを出した家なのだから、
家族皆、幸せになるはずなのに‥‥‥、
入居間もなく、同居していたおじいちゃんが亡くなったところもあれば、
ご主人がガンを発病して亡くなってしまったところもあります。

むしろ、家相など気にせずに家を建てたところのほうが、
何事も無く、平穏無事に生活できているように思います。

 

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